住宅密集地の場合、日当たりが悪い、隣家や道路からの視線や音に注意が必要などのデメリットがあります。五藤久佳デザインオフィス有限会社の五藤久佳さんが設計した、正明寺の家~中庭のある家~では、中庭を設けることで、そのようなデメリットをうまく克服した事例です。
住宅密集地では多くの場合、隣家からの視線(道路の面している場合は道路からも)が気になる、日当たりが悪い、話し声や生活音が聞こえ易いなどの問題点が挙げられます。しかし、これらのデメリットも建築家によるプロの発想と工夫があれば、うまく乗り越えることができる、むしろデメリットに着目することで新たなメリット・価値を生み出すこともできるのです。 今回の正明寺の家では、道路に面した住宅密集地であることに加え、限られた土地の中で、家族それぞれの個室を作りつつ、できれば3階建てでなく2階建にしたいとの希望でした。 家族構成は、母・夫妻・娘(社会人)・息子(大学生)。それぞれの個室とリビングダイニング、仏間、客間が必要であり、亡くなった父の「母に早く家を建ててやってほしい」との遺言もあったため、母の部屋と仏間を、家の中の1番よい場所にして欲しいとの希望もありました。 そこで、デメリットを解消しつつ、ご家族それぞれの要望を叶えるために取り入れたのが「中庭」です。
中庭を取り入れることで、下記のようなメリットがあります。
しかしながら、下記のようなデメリットもあります。これをできるだけマイナスに感じることのないようにするのも、建築家の役目だと考えます。
土地の形状は細長く、土地の南側に道路があり、北側は2階建のアパートが建っています。西・東側ともに隣家があり、特に西側の隣家との境はフェンスを立て、隣家からの視線を遮りたいとの希望がありました。南側には日光がしっかりと届くため、冬でも日中はあたたかく過ごせるとのこと。
家族5人それぞれに個室を用意、広さよりも(一部屋の広さは6帖ほどでよい)日当たりを重視してほしいとのご要望でした。こちらも、中庭部分を吹き抜けにすることで、全ての個室および客間に窓を設置。自然に光を取り入れることができます。客間、愛犬のレトリバーがすごすテラス、トイレ、洗面へと続く北側奥の廊下には、トップライトを設置し、明るさを補えるようにしました。↑1階平面図 ↑2階平面図 ↑3階平面図
日当たりを考慮し、また夫婦それぞれの個室と納戸から出入りできるように、2階南側にベランダを設置しました。夫婦それぞれの個室への採光はもちろん、洗濯物がしっかりと乾くように、日光と風が心地よく通る空間を保ちつつも、道路や隣家からの視線を遮るために、ルーバーを採用しました。これにより、外から開口部が気にならなくなります。洗濯物なども外からの視線を気にすることなく干せるよう配慮した工夫です。
敷地の3方向に隣家がある住宅密集地では、どうしても閉塞感が出てしまいます。狭い土地(今回の場合53坪)であっても、できるだけきゅうくつに感じることなく過ごせるようにするにはどうしたらいいか?これは住宅密集地ならではの課題でしょう。 また、今回の場合、特に西側の隣家との境界線をはっきりとさせたい・視線を遮りたいとのご要望がありましたが、東西の隣家との間に、あえて「壁」は作りませんでした。そのため、まず、隣家からの視線や音が気にならないようにするため、建物の東西側には大きな窓を作らず、建物自体の壁面と、隣家の壁を活用することにしました。まさに、中庭&吹き抜けからの採光がじゅうぶんのあるからこそのプランかもしれません。
今回の住宅の場合、当初、家族5人それぞれの個室を作るとなると2階建では難しいのではないか?とのご相談がありました。生活動線や予算のことを考えると2階建にしたい、でもそれぞれに日当たりのよい部屋が欲しい。 この要望を叶えるために、2階に配置した夫婦・子どもたちの個室は6~8帖ほどの細長い部屋となりました。部屋に横幅がないので、大型テレビを置くことはできませんが、テレビはリビングで観るということにしていただきました。このように優先順位をクリアにすることで、ご要望が叶えられたのです。
また、建築家はいろいろな条件・問題を抱える土地に合わせた住宅を日々設計しています。そのため、ご家族だけでは思いつかないような解決策を持っています。どんな家が建てたいのか?優先順位を明らかにすることは、理想の家に近づく一歩です。ぜひ、専門家にご相談ください。
昨晩、事務所へ戻ってきてから、
パソコンに向かい合っていました。
内容は。。
とある家づくりのプレゼン資料の作成です。
プレゼン資料って?
と思われる方もいそうなので、補足説明しておきます。
HP等を経由して、お問合せいただいた方とは、
お会いして、どんな家づくりをしたいのかをヒアリングします。
(一回目は、面談+雑談のみですが)
その内容と敷地の状況を踏まえて
計画案を考案、作成します。
その計画内容を、プレゼン資料として作成して、
お会いした際に、プレゼンをさせていただくんです。
プレゼン資料といっても、図面でしょう?
いやいや。
図面もありますが、それだけではありません。
どんな考え方で、何を考えて、
相手にとって、何が一番最善なのか、
どんな風になれるのかを、わかりやすく示します。
せっかくいい提案でも、理解してもらえなければ、
何も伝わらず、ダメ案になってしまいますので。
少したとえてみると。。
「ラブレター」でしょうね。
私からお客様への。
私と一緒に家づくりさせていただくと、
こんな家づくりになって、こんな気持ちになれるんですよって。
それを、いろんな資料を駆使して
お伝えする感じでしょうか。
なので、書き込む文章も、しっかりと考えます。
もちろんですが、プレゼン資料に記載の文章は、
同じ内容は、ほとんどありません。
当たり前ですよね。
人によって、求めるものや視点が違うんですから。
あっという間に時間が過ぎてしまったのですが、
想いはしっかりと書ききれたと思います。
喜んでいただけるといいなと思います。
そんな丁寧な家づくりをさせていただいてます。
建築の用途変更を依頼したいと思っております。現在別の用途となっている建物を老人ホームに変更したい案件があります。老人ホームのご経験がある方がいらっしゃいましたらご連絡いただきましたら詳細ご相談申し上げたいと思います。よろしくお願いいたします。 建築家の所在地について:同じ都道府県・近県の建築家を希望する
お世話になります。当社は株式会社******と申します。岐阜県多治見市に本社がございます。事業としては、小売電力業・電気工事業となります。参考HP******:https://************:https://******ご依頼の内容は下記アドレスリンクにある「太陽光発電パネル付4台カーポート」です。既に16案件が契約済みで、早急に確認申請を出したいと思います。カーポートはメーカーの構造計算書があり、設置先の土地の条件により業務ボリュームに変更があるとは思います。カーポート募集動画:https://******
すごい迫力です!
とある家づくりの現場なんですが、
こちらは、道路からすると奥の方なんですよね。
なので。
普段、こういったアングルでは、よほど見ないので、
とっても刺激的でした。
しかし。
すごいカタチしてます。
どこがって??
屋根ですね。
波打ったような感じです。
ただ、このカタチ。
見た目のためのデザインではないんです。
光を取り入れたりするためなんです。
結果、とってもユニークになってます。
実は、2階建てなんですけど、
3階建てと同じくらいの高さになってます(笑)
この高さのおかげで、家の中は、
面白い空間が展開する予定です。
楽しみ!
何だか古めかしい建物の外観ですよね。
もちろん、現場ではありません(笑)
昨日、ちょうど、近くを通りかかったので、
1時間ほど、有松に立ち寄ってきたんです。
有松?
愛知県の方はご存じと思いますが、
古い町並みが残っている地区なんですよ。
目的は、その古い町屋達。
ノスタルジーではありません!
実は。
今家づくりをご一緒させていただいてる方の中に、
和な外観をご希望されてる方がいます。
和といっても、いろいろ種類はあるのですが、
こちらの方は、いわゆる町屋がお好み。
ということで、ふと思いついて、立ち寄った次第です。
ちなみに。
私は大学院で、近代和風建築を研究していたので、
いろんな和風建築を見てきたのですが。。
今回は、その時とは違う視点で見ることができました。
二つの意味で。
一つは、目的があること。
漠然と見るのと、目的もって見るのとは大違い!
見ながら、寸法測りながら、写真撮りながら。
しっかり研究できました。
もう一つは。
実務の経験をしてきていること。
これまで、いろんな家づくりをさせていただいて、
結構な経験をさせていただいているので、
なぜ、その作り方をしているのかがわかったりします。
なるほど。そう来たか!
なんて思いながら、見てました。
いかにすごい手間暇かけて、丁寧につくられてるのか。
感覚的にも理解できるようになっていました。
結果。
ちょっとした時間でしたが、とっても参考になりました。
ほんと。
建築って面白い!!!
と思った瞬間でもありました。
私は、検事を職とする方の住宅を設計したことがあります。100人以上の住宅窃盗犯を取り調べ、その一人ひとりと相対してきたこの方から、窃盗犯の特徴をお聞きすることができました。個別の積み重ねから生まれた総合としてのリアルな犯人像が際立った特徴をもつことに驚きました。 この方によると、住宅窃盗犯は完全に2極分離しているといいます。一つの極はいわゆる空き巣で、何よりも捕まることを恐れ、ひたすら「安全」に「確実」に「容易」に盗めることを最優先します。そのため事前に住人の生活パターンを調査し、十分な不在確認の上犯行におよびます。犯行方法は専門分化しており、自分の専門技能以外は使いません。また専門分化が特殊技能を生み、マンションの12階まで排水管を伝って上るとか、バルコニーを懸垂の姿勢から上るなどの超絶技巧も存在します。一方、パソコンを持ち込み必要情報を盗み出すという知能犯もいます。概して職人気質であり、頭脳と技を使い計画性を重んじる専門職です。また大金のために危険を冒すよりも、少しの金でも確実に盗める方を選ぶローリスク・ローリターン指向です。性格は繊細・小心で、犯行時は極度に緊張し神経が高ぶるため、突然の音や光に異常に反応してしまいます。センサーライトやダミーのカメラでも、十分役に立つとのことです。(つづく)
何だか分厚い書類。
ですよね。
しかも。
付箋だらけ!
実は、昨日、とある家づくりの入札がありました。
複数社に見積り作成をお願いして、
それを提出していただいたんです。
見積を提出していただいて、
そのまま頭の金額を比較する。
そんな流れであれば、シンプルなのですが。。。
受領した見積書のすべての項目について
細かく確認していくんです。
一番大事にしているのは、
見積の落ちがないかどうかです。
以前勤めていた会社では、
図面に記載があって、見積もりを落とすのは、
見積した側に責任があるからということで、
そういったチェックはしませんでした。
それもある意味正論なんですが。。
せっかく時間を使って見積もりを作成していただいたるので、
同じ土俵で、しっかりと比較をさせていただきたい。
それには、落ちがないかは、とても重要ですよね。
金額の大きな工事が落ちていると、
それだけで、結構な差額になってしまいます。
実際、その工事を足してみたら、別の工務店の方が
下回っていたというのも、不公平です。
なので、私はすべてを細かく見るようにしています。
それと。
単価や数量が大きく逸脱していないかも見ていきます。
ただし、その辺は、得手不得手があったり、
数量の出し方で多少はちがっているのは当たり前なので、
「大きく」逸脱していることだけをチェックします。
写真に写っている付箋。
見積内で、気になっているところなんです。
全て、質疑として工務店へ投げかけて、回答を
もらうようにしています。
その上で、最終の金額を出していただきます。
公平に、フラットな状態で、比較検討して
工事をお願いする会社を、お客様と決めていきます。
見積の比較検討は、一般の方では、なかなか難しい。
(プロでも経験少ない方はわからないかも)
プロにしっかりサポートしてもらいながら、
工務店を絞り込んでいくことをおススメします。
外観
自然、家族が中庭によりつながる中庭を中心としたロ+1中庭を中心にLDK、寝室等を配し、視線が通り家族の気配を常に感じれるように計画している。
キッチン
LDK
中庭
作業スペース
玄関
千葉県松戸市にある一棟の建物の用途を事務所から学校に変更したいです。 建築家の所在地について:建築家の所在地にはこだわらない
とってもきれいな青空です。
昨日、この辺りは、とってもいい天気でした。
クルマの中だと、クーラーをつけたくなるほど
暖かかったです。
そんな中、ドライブ気分で外出してきました。
(昨日のデスクワークの反動かも(笑))
一枚目の写真。
とある家づくりの敷地なんですよ。
郊外にあって、奥へと視線が抜けていきます。
遮るものがないこともあって、日当たりや風通しは
この上でなくよくて、壮快な気持ちにさせてくれます。
実は、こちらの家づくり。
数年前に事情があって、ストップしていたのですが、
昨日、連絡があって、いざ再開となったんです。
お客様にお会いする前に、
敷地を再確認しておこうと思って、立ち寄ってきました。
これから、以前の設計内容も確認します。
以前、何にこだわっていたのか。
しっかりと思い出しておきます。
数年も間があくと、こだわりが変わっていると思うので、
その変化が楽しみです!!
先ほどに比べると、周囲に住宅が密集していますね。
正面の空地。
これから設計をする、とある家づくりに敷地なんです。
名古屋市内で、地下鉄の駅から徒歩圏内。
なのに、戸建て住宅が並んでいます。
この地域。
名古屋市内で駅近いのに、
法的に、とても厳しい規制がかかっているので
あまり高い建物を建てることができません。
敷地の半分以上は空地にしないといけないので、
せせこましい感じはありません。
一枚目ほどのゆったり感はありませんが、
閑静な住宅街が敷地というのは、いいですね。
そうそう。
ここに、真っ白でハコ型のモダンな家が誕生予定。
こちらも楽しみです。
こちらは、ビルや住宅が隣接して立っています。
写真には写っていないのですが(笑)
この近くに、とある家づくりの敷地があるんです。
二枚目と同様に、名古屋市内なんですが、
ずいぶんと騒がしい印象ですよね。
実際、車が走っている道路は、主要道路でもないのですが、
結構交通量が多いです。
玄関をこの道路に面してつくってしまうと、
危ないですし、落ち着かないかもしれません。
なので、玄関は、しっかり考えたいですね。
そして。
他の敷地とは違って、こちらは敷地が小さい。
狭小の敷地ですが、角地という好条件を
生かした計画で、ユニークな家にする予定です。
ということで。
これからスタートする家づくりの敷地を連チャンで
視察してきました。
同じ日に、複数見ると、
その敷地の個性を強く感じれるので、
とってもいい機会になりました。
これから、いろいろ家づくりを考えます。
すんごい楽しみです。
家作りに役立つ情報をお送りします。ぜひご登録ください。
申し訳ありませんが、現在、先にご連絡頂いた方とお話しをしてと考えており、ご了承のほどよろしくお願いいたします。
初めてで何から手をつけたらいい状況の中、わざわざ遠方から相談だけのために駆けつけて頂きました。結果的にはリフォームはせず、住み替えという選択肢を選びましたが、...
違うサイトで知り合った建築家さんに、このサイトを紹介して頂き、良い方に出会いました。この度、契約が成立して、いよいよスタートです。...