最上階の部屋のLDKです。最上階の特性を利用して、天井高を確保しています。
建物の両側ともに景観が優れている場所でしたので、どちらの景色も有効に活かせるよう、台形の平面としています。そのおかげで、結果的に予期しなかったパースの効いた空間になっています。仕上げは白を基調とし、タイルや無垢の床材を用いています。
メゾネットタイプの住戸です。
西立面図外観のアクセントになっている板塀は、冬の浜松の風物詩とも言える強い西風と外部の視線を遮り、同時に内部の主庭の背景になります。
建物の四方(東西南北)に庭のある住宅です。間取りと連動した架構はデザイン面と構造面を両立させ、2つの吹抜けの立体的な空間となっています。
南立面図夏の日差しの入射を遮るよう長めに出した1階の庇は、デザイン面でも落ち着いた雰囲気を演出しています。
配置・1階平面図玄関までのアプローチにある「前庭」、南側の「主庭」、和室からの「坪庭」、食堂北の「裏庭」 ―それぞれの庭は、建物の随所から眺められるよう配置。いつも自然を趣を感じられる空間となっています。
2階平面図二つの吹抜けは居間と食堂の上部にあり、それぞれの部屋へ明るさと開放感を運んでくれます。
吹抜のあるLDK,カウンターのニッチにはタイルを貼りました。丸っこくて白いテーブルは飛騨家具。無垢材を多用し山小屋のような雰囲気を目指しました。
私の自邸です。私はプロですが、夫にとっては初めての家づくり。お客様の要望をお聞きするのと違い、家族ゆえに自分の意見を通したくもなりましたが、夫の不安や希望、要望を丁寧に聞き取るよう、いつも以上に努力しました。
お互いに登山好きで山で知り合った私たちの山道具は膨大な量でした。玄関脇に夢の山道具部屋を設けました!柱は桧、梁は米松、床や天井、一部の壁には杉板を貼りました。
外観 濃紺の金属サイディング
山道具部屋 玄関から続き土間です。登山靴やギアを洗えるシンクも設けました。
壁を合板にすることで、どこにでもビスや金物を設置することが出来ます。ガチャやピッケルは壁に収納
キッチンは天板のみ新潟の会社に発注し、脚は造作でタイルを貼りました。私は身長が高いので、奥行を深くし天板の位置も90センチにしています。
キッチンの背面収納棚は大工さんに作って貰い、引出替わりに無印良品のカゴを納めました。中にプラスチックのトレーを入れればカトラリーなども仕舞えます。自分の使い勝手で好きに変えられるので便利です。
洗面化粧台サンワカンパニーの深さのあるシンクにタイルを合わせました。
リビングと階段室の間の通りの間リビングが散らからないよう細々した物を収納できる棚を設けました。こちらも無印良品のカゴや布ケースを納めてます。
二階の廊下階段との間の手すり壁の厚さを利用して文庫本が収まる本棚にしました。
リビングの吹抜を見上げる。吹抜の東側はすべて掃き出し窓で明るいです。カーテンを開け閉めするためのキャットウォークがあります。
ダンススタジオが通りに面している場合、交通音を遮断する必要があります。
ダンススタジオについて湯村泰成建築設計事務所 湯村泰成さんに伺いました。
その通りです。少し特殊な案件で、空手道場としても利用するとのことでした。
まず音環境を意識しました。通りに面しているため、外部からの交通音をある程度遮断できる材料を選びました。デザイン面ではアンプのイコライザーをイメージして、軽やかな感じを出しました。
通常は音楽をかけるため、フラッターエコー(耳障りな多重反射音)にならないように吸音したり、音の拡散を考慮した少し凸凹の内装にする場合もあります。表面を木製にすることが多いです。今回は木造で単独建築、かつ超ローコストの依頼のため、多くの部分を木下地の表しにしました。
まず防音工事(内装側の縁を切る工事)の必要性を考えます。他用途との複合建築でないか、周辺環境はどうか、実際の使い方などを考慮します。防音工事となると当然かなりのコストがかがりますので、本当に必要か判断します。
今回は周辺環境(住宅密集地でない)を考慮した上で、単独建築であり夜の利用もないため、防音工事はしておりません。超ローコスト予算でもありました。ただし体育館のように室内側で音が太鼓のように響くことを避けるため、近隣に配慮して少し硬めの床を考え、床下空間を吸音することで響かない設計としました。
ミラー、準備運動用手摺、スピーカーの設置、AV置場など。必要に応じ、特殊な照明設備、簡易的なステージ、水廻り。
住宅用ではなく、体育館や武道場用のフローリングを使用しています。床下は吸音材を充填しています。
計画地域、時勢、構造規模や必要な設備により一概に言えませんが、建物単体で最低コストを考えると坪50万円代からできるかもしれません。防音工事が入ると当然高くなります。
もちろん可能です。どんな用途との複合でも可能です。
気兼ねなくお尋ね下さい。工務店ではなく必ず経験のある設計事務所で設計されることを推奨します。防音工事の場合、経験がないと難しいかもしれません。
車の通行が多い道路に面し、交差点から望める立地。そこにダンススタジオとして存在感があり、道場としての内装をもつ建物を計画。コストを鑑み、木造とした。斜めの敷地に目一杯配置して、正面は道路に平行な外観とし、角度のあるフレームで正面性を高めた。
軽井沢の別荘計画です。都内で暮らす御夫妻のためのセカンドハウスとして建てられました。ワンルームで完結できる10m角のスクエアな平面。将来の移住も想定した生活機能を充実するとともに、別荘としてのおおらかさと使用人数にあわせた可変性、柔軟性にも配慮したものとなりました。建物の4周には深い軒下空間と縁側を配置し、360度森の風景と室内が連動できるようになっています。この緩衝空間は冬の雪から建物や生活を守り、建物の内部環境や外壁の痛みを減らすなどメンテナンスにも効果を発揮しています。
建築家に依頼することは決めていたが、自分の夢や思いを正しく理解してくれる建築家に出会うことがなかなかできず、依頼先を探すことにとても苦労した。別荘は非日常のデザインがふさわしいし、建築家が一番力が発揮できるものだと思う。しかしデザイン優先で機能や室内の温熱環境が維持できないようなものには住みたいとは思わない。そのバランスがとても重要だと感じていた。
斬新なデザインではないが、すべてにおいてバランスを重視している。こちらの意図をよく理解し、パートナーとしての立場に徹してくれたこと。
建築はその人の個性から生まれるもの、この別荘は依頼者の考え方や夢が建物の見え方に大きな影響を与えています。デザインに対する考え方もしっかりお持ちであり、私の提案にも大変理解を示していただきました。暮らしやすさとデザインの両立。機能が優れているのは表に出ることではなく、当たり前で正しくつくられていることに価値があるのだろうと感じています。将来にわたりその価値がかわらないもの、この建物でそれが実践できたように思います。
静岡市を拠点に設計活動をしています。 今回は、「ロフトを設置することで、おしゃれな空間を創造し、収納力を増加させる」について、弊社設計事例をご紹介しながら解説していきます。-------------------------------------------------------------------------------------------------------平成12年の建設省告示第1351号、「小屋裏物置等の取扱い」により、これまでの天井高1.4m以下は変わらず、「ロフトの床面積がその階の1/2未満までは階とみなされない。(床面積に算入しない。)」(これまでは1/8未満だった。)という大きな変更がありました。早々、大手住宅メーカーの「蔵のある家」と言う商品が大ヒットし、その頃から「ロフト」が流行し現在に至っています。
弊社では、ロフトを単なる小屋裏収納とは考えず、「おしゃれで、楽しい空間を創造する。」ためのアイテムの一つとして考えています。また、どんな部屋の上部(または下部)にロフトを設置するかで、収納以外の用途が違ってきます。今回は弊社の作品事例により、様々なっ使い勝手のロフトを紹介します。
1⃣ LDKの上部に設置したロフト-1
① LDKから上部ロフトを見る。
② ロフトは書斎スペースとして利用しています。ご主人が寝ころがったりもしているそうです。ロフトの奥の入口は収納専用のロフト。
2⃣⃣ LDKの上部に設置したロフト-2
① LDKから上部ロフトを見る
② ロフトは書斎スペース。プロジェクターによる大画面をここから見下ろすこともできます。奥はペントハウス(塔屋の階段室)、右側は収納専用のロフト。
3⃣⃣⃣ 2室の子供室の上部に設置したロフト
①子供室から上部ロフトを見る。
② 広さ9帖のロフトは子供が小さい頃は遊び場兼おもちゃ置場。将来は収納専用のロフトに。カーテン用にレールを取付。奥はペントハウス(塔屋の階段室)なので使用勝手も良好。
4⃣ 子供室の上部に設置したロフト
① 子供室から上部ロフトを見る。子供室が狭いので、ロフトをベッドスペース+物置として利用しています。
②子供室を見る。
5⃣⃣ ウォークインクローゼットの上部に設置したロフト
①ウォークインクローゼットから上部ロフトを見る
②お施主様がかなりの衣装持ちでしたので、「2階建てのクローゼット」になりました
6⃣⃣ ビルトインガレージの上部に設置したロフト
① ビルトインガレージの室内を見る。中央奥の扉の向こうが玄関。
② ハシゴを登るとロフト。右が玄関、左がビルトインガレージ。
③ 広さ20帖のロフト。寝室側はクローゼット、その他は物置スペースとして利用しています。
④ 寝室から見たロフトの扉。寝室床との段差は80cm。寝室側はクローゼットとして利用。
静岡県の富士山麓の美しい森に隣接した住宅です。ご家族4人が暮らす家であり、陶芸家のご主人とイラストレーターの奥様の創作活動の場でもあります。
ご家族は隣接する美しい森をとても愛し、この森を取り込んだ家を造りたいとの要望でした。ご夫婦共、黒い火山礫スコリアと、降り積もる雪などからインスピレーションをを受ける作品を造っています。計画では常に森を意識し、森との距離や見え方を幾通りも検討し決定しました。1階床はムラのある黒とし、森につながる黒いスコリアと一体になる様にしています。建物は当初よりご希望の2階建てですが、森に寄り添うようにするため高さをできるだけ低く抑えました。2階は、生活に支障がない程度のロフトの様な高さで計画し、ひっそり森に佇んでいます。
31600mの八ケ岳にこの敷地があります。冬は-20℃になることもある厳しい気候条件にあるがゆえ、美しい環境がこの地にあります。建主は、この景色を愛し、自然を楽しみ、東京での創作活動の補佐として別荘を計画しました。この厳しい環境から建物を守る為、また、この美しい環境にとけ込む様に深い軒の寄棟屋根の建物を選択しました。
ここでは自然の中での生活のため、汚れたり、ぬれたりし、物や道具の出し入れも多い為、これらの行動に対応しやすい計画の要望がありました。洗う、乾かす、物や道具を出し入れする行動は、季節ごとに数種類あることから、さまざまなパターンを検討した結果、収納などのコアを回遊するような計画でこれらの動線に対応しました。また、この回遊する部位内にある建具を開閉することで、冬季の風除室としたり、来客専用の動線を確保しました。
芦ノ湖の近くにて、別荘用の土地を購入予定です。下記に詳細を記載しますので、傾斜地を上手く活用しつつ、西側と南側の景観をのぞめる別荘の建築をお願いしたいです。広さ:約720平米(24Mx30M)西側に人工物が一切ない抜けの富士山南側に三島湾傾斜地(30Mの間に約12M上昇)西側が頂点になっており、西側より10M程度は比較的なだらかな角度極力コストを抑えつつ、景観を活かした設計をお願いできればと思います。
建築家の所在地について:建築家の所在地にはこだわらない
昨日、とある家づくりの打ち合わせでした。
雑談をしたのち、
打ち合わせが始まったら、ご主人から、
「駐車場を2台分屋根をかけて、シャッターを付けたいんです」
とのこと。
もちろん、私はOKなんですが、面白かったのは、
奥さまは、初めて聞く話だそうでした(笑)
「聞いてないよぉ」と言いながらも、
内容を理解されて、受け入れている姿を拝見して、
お互いを信頼しているご夫婦なんだなって思いました。
でも。
お付き合いさせていただくご夫婦のほとんどは、
お二人で、しっかり検討されてから、その結果を
伺う機会が多かったので、珍しくて、興味深々でしたが(笑)
そうそう。
打ち合わせの中心は、内装仕上げ。
床の仕上げからスタート。
もともと決めていた無垢のフローリングはOK。
その他の仕上げですね。
水回りは、フローリングではなくてビニル系。
その他、タイルやモルタル等いろいろです。
次に壁や天井仕上げ。
ご主人は、相当なこだわりのある方なので、
いろんな素材や仕上げになると思っていたのですが。。
意外にも、大人し目(笑)
あまりたくさんの種類を使うと、将来のメンテが大変というのが
理由だったようです。
(もっともな考え方ですね)
最終的には、木チップの混ざった紙の壁紙に、漆喰を塗る。
という仕上げを基本にしました。
空気のきれいな家になりそうですね。
やはり、天然素材は、それ相応の良さがあるんですよ。
体に優しいですしね。
夕方からは、とある改修の現場へ。
実は。
お客様にも現場へ来ていただきました。
工事の打ち合わせで出てきた確認事項を
現場を見ていただきながら確認、決定していただいたんですよね。
ちょっとしたことでも、気になることはしっかり確認します。
納得のカタチにしていただきたいですので。
もちろん、お任せで。
なんてこともあるのですが、お任せにするのかどうかは
確認しておきたいですからね。
ちょっと堅苦しく感じるかもしれませんが、
そういったプロセスは、とっても大事にしています。
こちらの改修ですが。
とっても大人っぽい、素敵なインテリアになる予定です。
仕上がったら、こちらでまた紹介しますからね。
毎日、いろいろと関わることができて、ありがたいです。
家作りに役立つ情報をお送りします。ぜひご登録ください。
この度は大変お世話になり、ありがとうございました、おかげさまで、2社と取引をする事が出来ました。今後も各方面で支店開設の折にはお世話になりたいと考えておりますので...
お仕事を依頼した建築家: FIVE COLOR[S] INK...
土地で迷って、こちらに登録させて頂きました。結果的に最終的なサービスまで利用することはありませんでしたが、我々のような不動産の素人がいきなりプロと出会う場もなく困っていたので、...