●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
狭小敷地+前面道路に傾斜があり、更に角地だったため、低い方の道路高さで天空率を利用する悪条件となり、斜線クリアが厳しい敷地でした。「家族の気配を感じる家、明るいけれど外からのプライバシーは守りたい」というご希望を叶えるため、2階はほぼワンルームの中に造作家具で緩く空間を仕切り、窓の位置などにも配慮しました。斜線が厳しく「できればロフトが欲しい」というご希望には、狭小住宅の中にあえて吹抜けを設け、階高を低く設定した3階へ階段とはしご(お子さんのご希望により、縄はしごを設置)を利用してロフト感を出しています。
また、準耐火構造ではありますが木造の良さも感じていただきたく、木材の一部は「燃えしろ計算」を行い、柱材などを表しています。