建築家の設計事例

外壁は内部と外部を分けるシェルターの役目だけでなく、自然の光・風や風景も含めて、住まいの快適な環境を創りだすものだと思う。

時々3人の娘の家族や友人が訪ねてきて泊まるので、そのための杉の無垢板敷きのおおらかな2階部屋があります。 敷地になじませるために、扇形平面を二つ並べたかたちをとり、さらに曲面屋根に近いイメージを、コストダウンするために集成材を使わずに、むくの直線材と金物を駆使して実現しています。

 一階は段差を無くし空間をひと続きにしたバリアフリー仕様の安全で快適に暮らせる空間にしました。
玄関に入ると正面には幼い頃をボストンで過ごしたお子様達の肖像画がお客様をお迎えします。

2世帯住宅は建物が大きくなる傾向があるため、将来負担になってくるメンテナンスに対応するため外壁や屋根には維持管理のしやすい建築材料を選びました。2世帯住宅は設計が特に難しい分野で、同居することが家族の幸福につながることが大前提となります。

住宅密集地での建て替えで、近隣への日当りの影響を特に気にされていましたので、四方へ屋根を流す形状としました。また風の流れの特徴があると聞いておりましたので、そのアドバイスに従って開口部の設置位置については慎重に配慮し、夏の暑さを軽減できる計画としました。

札幌市郊外に建つ、小さな住宅。
4間x4間のシンプルな平面プランに、半階ずつ床の高さを変えた豊かな空間を組み込みました。
ウエイトトレーニングが趣味のご主人、ウエイトマシン・ランニングマシンから音や振動が出るためそこを考慮した建物としたいとのご要望。

全て国産材を利用した高台に建つ住宅です。

1階を店舗及び住宅のエントランスとし、2・3階を左右分離型の2世帯として計画しました。規模の大きさ、部屋数の多さから各部屋に明りが届くように建物中央にライトコートを配置しました。

ご家族のライフスタイルを読み解きつつ
毎日の暮らしに程よい特別感をデザインしました。

地域的に奈良県でも冬場寒いところなので
吹き抜け空間のあるLDKへ薪ストーブを提案。

築50年位のアパートのリノベーションです。外階段形式で各階2戸計4戸でしたが、1戸当たりの面積を広げるため、外階段を取りやめ、上下2戸を室内階段で繋いで1戸としました。

建物内部は、自然素材を使いながらできるだけシンプルに、そしてすっきりと。陰を意識し、明るいだけではない照明の「灯り」に、夜の室内には安らぎの空気が流れます。

京都の木造長屋、または昔の木造校舎の雰囲気の落ち着く施設で各部屋からお庭の見える自分のお家に居るような施設としたいという要望がありコンペで優勝して完成した施設です。

温泉を引く事。ご主人の為にバリヤフリーで平屋建てにし、空間を仕切らず開放感のある家に。

奈良県天川村の木を使用。天川村へ同行して、伐採祈願祭を行い、実際に木を伐採体験してもらった。もちろん、その木は使われている。
 

この小屋を支えている、うねるような地松の梁の存在感は、この建物を存続させるための大きな鍵となりました。

まず、林の中の雰囲気を醸しだすために、北の玄関ポーチの前にシマトネリコの大木を植えて、吹き抜けの大開口越しに見える樹木と南の庭との間に挟まれたご主人の書斎空間を作りました。

都内世田谷区に計画したステンドグラス工房を持つ木造3階建て住宅です。

シラス壁の表情を活かすように天空からの光を這わせるように空間を演出しました。

自然素材の家を望まれていたので、壁は漆喰による左官のコテで白と藍色で仕上げています。
青、白、赤のトリコロールカラーを基本色にしたシンプルで洗練されたデザインです。

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