シンプルモダン|建築家の設計事例

年老いて体が弱くなった両親のところに、離れて住んでいた娘さん夫婦が同居するためのリフォームです。
1階玄関、階段を新しく設け、2世帯は完全分離型としました。

最大高低差12mという急斜面地に建てるにあたり、掘削工事を減らしてコストを抑えつつ、敷地の持つ高低差がそのまま空間に活かせるようなプランづくりをしています。
こちらもご覧ください→https://kentikusi.jp/dr/book/yasui/kskip

コンクリートにしたかったのですが、ご希望の広さをかなえると予算があわず、鉄骨造でコンクリートの質感に近く、シンプルな中に表情のある材料を選びました。

建ぺい率を目一杯使い切り、2階賃貸住居を1フロアで4室確保
ピロティ貫通廊下などを用いて法規制もクリアした。
このことにより、店舗、賃貸住居、オーナー住居がそれぞれ別のエントランスを持ち、
複合ビルでありながら動線の交錯がない建物とした

出来るだけ既存の形は変えずにペンキを可愛く塗ってコストを抑えています。

木造密集地の一角、トタンの外壁で断熱も入って居らず、また、家族の生活にも合っていない家でした。
少しでも広がりの感じられるように視線を外へずらしたり、光を取り込んだり、玄関も段差はあるが、乗り越えられるようなプランニングとしています。

建物のデザインには 施主がはっきりとしたご希望をお持ちでした。施主こだわりの外観です。
北の道路面は閉鎖 南の大きな開口からはリビングの吹き抜けを通し良く陽が入ります。

ガルバリウム鋼板、アルミルーバー、FRP格子などメンテのかからないフルメタルな素材を選択

敷地は東南の角地ですが,南側は商店街に面している道路の為,広くはない道ですが近隣店舗への人の往来が多く,車通りも多い場所です.

間取りを変えるにあたっても、構造材は最大限残すようにしながらプランしました。新築を選択しないでのせっかくのリノベーション…思い出も残した再利用の研ぎ出しカウンターは新しくなった家でも活躍してます^_^

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