出来るだけ既存の形は変えずにペンキを可愛く塗ってコストを抑えています。
工場本体に関しては、プレハブのパターンに合わせながら可能なことを引き出すやり方とし、ランドスケープに関しては地元造園業者と協議を重ねながら手作りで自然感を出す、という対照的な2チャンネル方式を同時並行的に行ないました。この方向性はクライアントの意図と合致していたと思います。
周囲の自然に溶け込むよう、建物の高さを抑え、屋根形状を背景の山の傾斜に合うように設定し、色もシンプルなものとしています。隣接した公園の眺望を室内に取り込めるよう、南側に大開口を設けています。
大好きなお酒を飲みながら、ゆっくりと趣味のDVDを見れる空間。以前の建物の建具を上手く再利用して懐かしさを保つ事。来客が多いので居間・客間の充実。広い玄関。
古民家の解体情報の収集。規模がニーズに合わなかったり、構造材の状態の判定など材の選定に依頼者さんと共に悩みました。内装はすべて、やわらかさ、暖かさの感じられる左官仕上げとしましたが、予算の関係もあり私も含めご家族と一緒に作業させて頂きました。
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