住宅|建築家の設計事例

建築はその人の個性から生まれるもの、この別荘は依頼者の考え方や夢が建物の見え方に大きな影響を与えています。デザインに対する考え方もしっかりお持ちであり、私の提案にも大変理解を示していただきました。暮らしやすさとデザインの両立。

住み慣れた土地で終の棲家をと クライアントと生活起居を丹念に追い 設計しました。
住居の中であっても 広がる空間性 を実現することで
日々の生活や季節の移り変わりに 少なからず彩りを添えることができます。
できる限り自然素材を採用しました。

外部・内部共に木をふんだんに取り入れた仕上げとなっている為、重厚感もありつつ温かみのある住宅になっています。

周囲の緑や空間の借景

中庭を取り囲むように計画された3つのリビングは、「和モダン」から「ヨーロピアンエレガンス」まで、それぞれに異なる趣きを表現しています。
廊下を無くし、吹抜部分をを有効に利用することで、光あふれる開放的な室内空間を実現しています。

はじめて現地を訪れた際、現状のポテンシャルの高さに特に何もする必要がないと感じました。
私たちが作為的にやったことはただ1つ。小さく暗い印象だった玄関とその先につづく無駄に長い廊下を統合し、タイル貼の広めの玄関土間としたこと、これくらいです。

関とリビングに大きな吹抜を持つお宅。玄関吹抜は実はあまり広くはない玄関を広々とした空間に変貌させ、リビング吹抜は1階から2階から各廊下・ホールを通して各戸につながります。

昭和40年代に建てられた団地を住宅兼アトリエに改装。暮らしと仕事の場が違和感なく同居できるようにしつらえました。

敷地はよくある分譲宅地で、これから建て込んで来るであろう周辺の建物に対し閉じて暮らすのではなく、適度な透明性を持って生活が出来る様に計画をした方が良いな、というのが第一印象でした。

古い住まいの建て替えです。思い出を残したいということで、庭の大きな椎(しい)の木をシンボルツリーとしてアプローチに取り込んでいます。また、ご先祖さまから引き継いだ荷物が多いことから、収納をたっぷり確保しています。

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