木造|建築家の設計事例

 「スローライフの家」は久留米市内の自然豊かな土地に建ち、オーナーは自然の中で健康に暮らすことを望んだ。

計画する上で、この住宅のコンセプトの根幹にあったものは、その家で生活する人たちと、その家の周りの住人との繋がりを作る事だった。

大屋根の建築として、周辺の環境と調和するようにデザインした。
大屋根によって、周辺とのプライバシーを柔らかく確保し、大きな穴を空ける事で庭の木々や周辺の山の風景を生き生きと感じられる住宅になった。

今月6日に上棟した茨城県常陸太田市の傾斜地に建つ住宅です。
傾斜を利用して1階は子ども室、その他は全て2階にまとめて、
眺望の良さを活かしています。
2階には鉄骨で作られたバルコニーが跳ね出されます。

三叉路道路に面し、比較的まだ昔の風景の残る敷地に建つ、夫婦+猫(将来的には子供)のための住宅です。
設計に際して、建物の左右の棟の高さを抑えることにより、三叉路からの圧迫感をなくすような計画としました。

リビングに階段を取り込み、吹抜けをクッションに2階の個室との繋がりと1階全体に光を取り入れる空間を提案。
キッチンへは水回りからもアプローチでき、回遊性のある動線で家事仕事にもストレスのない間取りとしました。

 間口6m奥行18mのウナギの寝床の用地に建てる今回の計画では、町家スタイルがピッタリでした。町家・民家が大好きなお施主様は、新築で町家のイメージを出せる方法を選択しました。真壁構造で、その構造材にワビスケ(新しいベンガラ塗料)を塗って、構造をあらわしにしました。

とにかくご夫妻のお話をよくうかがいました。それに対してこちらの考えをお話させてもらい、自然の中でのコートハウスのあり方を話し合い、提案させていただきました。

木ばかりでは重く感じるため、木とそれ以外の仕上げのバランスに配慮しました。
1階と2階の気配を感じられるように、吹き抜けや視線が通る工夫をしています。
寒がりとおっしゃていましたので、断熱性能を上げたり、床暖房を設置したりしました。

以前に水に浸かった経緯のある土地ゆえに、その対策として高基礎を採用し、床を地面から1.0m以上持ち上げています。

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