建築家の設計事例
◇公園に隣接するという敷地の個性を再発見して提案してもらったこと。 |
海岸沿いであるため、地盤調査を綿密に行い基礎を決定しています。このため、東北大震災の際、高台の小学校に非難命令が出された地域にもかかわらず、幸い建物自体にはまったく被害はなく、お施主様にも大変喜んで頂きました。 |
・断熱改修 |
山裾の、田園風景の中の平屋の木造住宅です。 |
築35年3LDKを1LDKのワンルームに減築。無垢の桐材を床に使用し、冬暖かく夏さらりとした心地良さ。空気を浄化する100パーセント自然左官材仕上げの壁と共に贅沢な素材をデザインと工夫で身近なものへと近づけました。合わせて机・テーブルなどの家具もオリジナルデザインの厚い桐無垢板で仕上げました。 |
プランの依頼を頂いてから、完成まで、足掛け5年! |
古い木造校舎のようなイメージをお持ちでしたので、外壁は既製品ではない下見板張りとし、その上に灰汁塗りを施し(施主施工。私もお手伝いしました)経年変化を楽しむ仕上げとしました。 |
強い西日を遮るために、正面西側の壁は、縦格子を設置しました。縦格子は細かく曲線を描き、陽の光を柔らかく遮る働きをします。それが、らあめんのちじれ麺のようでもあり、お店のイメージとなるようにしました。 |
依頼者の希望である南面からの日当たりを確保するために、南面を大開口としました。構造強度を補うために壁ではなくステンレス製の線状の筋交いを設けています。 |
お隣と一体で施工されていた地下駐車場を安全に切り離してから撤去する必要がありましたが、当時の資料が殆ど残っていなかったため事前に既存駐車場の鉄筋調査を行って構造安全性の検討をした上で解体工事を進めなければなりませんでした。 |
患者さんがクリニックにアクセスしやすくオープンな外観デザインとしました。 |
計画地一体は周囲をすり鉢状にぐるりと建ち並ぶ谷地にあり、朝陽が東側傾斜地の、夕陽が西側傾斜地の家陰となり、光の差す時間が制限されます。ここでは2階に設けたハイサイドライトから吹抜けを介して落ちてくる反射光を室内に取込み、ここで営まれる生活に光の濃淡を与えることを考えました。 |