SLANT

●設計事例の所在地: 
東京都
●面積(坪): 
60坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

ライトアップされた夜の外観。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

敷地前の川の眺望を最大限に活かしたい。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

敷地前が大きな河という絶好のロケーションなので河を望む方向は全面開口としました。壁/床はスリットにより切り離し、直線的な要素のみで建物を構成することにより、RC打放しにありがちな量塊的な重さを、軽やかな表現へと変換しています。将来的な柔軟性を確保するために、建物を2棟の構成にし、上部でこの2棟を連結しています。川側を目一杯の窓にするために各棟の入口は川側へ設けず、棟間を離して路地状スペースを作り2棟共通のアプローチ空間になっています。休日は河原を散策する人が多く、2階のバルコニーは景観を楽しみながらくつろぐ空間というよりは、室内への緩衝帯的な意味合いが強い空間なので、視線を気にせずにゆったりと景観を楽しめる屋上庭園を設けています。

その他の画像: 

広々とした玄関に入ると、正面のガラスドアを通してINNER GARDENが見えるようになっています。ホールには間接照明を仕込んだ約3Mもの下足箱がありますので、収納力はたっぷりです。

階段の吹抜けを通して、たっぷりと光が入るように、北側にはガラスブロックの壁を設けました。タペ処理(磨りガラス状にすること)したGBから入る光は拡散され、柔らかく空間を包み込みます。

道路から距離を置いた、一番奥の落ちついた場所に寝室を計画しました。一部にガラスの壁があり、光を取り込むと共に、下階のINNER GARDENをも楽しめるようになっています。

南側の全てを大きな開口にすることにより、バルコニーと一体となった気持ちの良い大空間です。透明ガラスで仕切ることにより、仕切を感じさせない、まるで外にいるかのような解放感を感じさせてくれるでしょう。LDKのどこにいても川の眺望が楽しめる空間です。バルコニーの上部は屋根の張り出しが一種の庇となり、日除け/雨除けの効果を生み出します。

キッチンはアイランド、広いからこそできる贅沢です。キッチンの後には大きな収納があり、巾3.5m高さ2.5mと食器/食品をしまうには充分すぎる収納なので、リビングの小物収納も兼ねています。キッチンの天板は人口大理石の欠片をランダムに埋め込んだ個性的なものにしました。

片面が前面スリガラスとなった光あふれるトイレ空間です。

屋上庭園

設計者

ユーザー アトリエ・エッジ一級建築士事務所 伏見 勇一 の写真
オフライン
Last seen: 7年 4ヶ月 前
登録日: 2012-07-24 10:11

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