昨日は、とある家のリノベーション(+増築)の打合せと現地調査をしてきました。
まずは、打合せ。
間取りがずいぶん決まってきたので、内装仕上げのイメージを共有したり、増築部の外壁や屋根の仕上げについてお話してきました。
ナチュラルな雰囲気に、和のテイストを取り入れるようなスタイルになりそう。
いずれにしても、ここちよい空気に包まれそうです。
午後には、現地調査のためご自宅へ伺いました。
30年ほど経過するのですが、きちんとメンテナンスをしていることもあって、とってもきれいです。
外部はきちんとメンテナンスしておくと、こんな風に、なるんだなと思うほど、いい状態でしたよ。
中もひと通り拝見。天井裏も。
その中でもひときわ目を惹いたのが、こちら。
ご主人の趣味とのことでしたが、とても大きな水槽!!
これでもずいぶん減らしたそうです!!
この大きな水槽を、玄関先に設置して来客に見ていただくような感じです。
いらした方も、ビックリするでしょうね。でも、こんな水槽と熱帯魚に迎えられるのもいいですうよね!
水槽だけではありませんが、いろんな意味で、とってもユニークな家になりそうで、愉しみです!
戸建店舗併用住宅のパティスリーです。外壁、ウィンドボードなど、経年劣化をていねいに表現しています。玄関のガラス庇のフレームも、アイアンで製作しました。
「フランスから本物を持って来るまでのことはできない。」「本物感は、どうすれば出せるのか」
特殊な技術とその知識、そしてなによりも、難しい要望に対する 「けっしてあきらめない姿勢」を買っていただいたように思います。
経年劣化を表現するためには、エイジング加工は不可欠。しかし、ディズニーランドとは主旨が違うので、見るからに作り物では、景観にも馴染まない。そのため、クライアントと共に納得のゆくまで、サンプル製作を重ねました。アイアンは、町工場でのハンドメイドです。
「ずっと以前から、そこにあったような建物」を求めていたクライアント。一見して”作り物”と分かってしまうようなものが多い中、「本物が分かる設計士に出会えたことが大きな収穫だった。」 と言っていただくことができました。
硝子の庇と扉が印象的な、店舗入り口。
陳列棚もフレンチアンティークの家具をモチーフとして、製作しています。
カラーとディティールの工夫で、お子様も楽しめる空間になっています。
本物のジャンクやアンティークも、目を楽しませてくれます。こういったものの調達も、弊社が行っています。
最近歯科医院は、都市部の駅前に集中してきています。医院の数が、コンビニと比較するぐらい増えて、過当競争になっています。歯科医院の開業には、設備費用がかなりかかります。また、レントゲン設備等が必要なことから、被爆対策も必要です。以前は住宅と併用の歯科医院が、多くありました。しかし、歯科医療もより専門性を要求されるようになり、設備も多様化しています。インプラントの治療も増えて来ました。歯科医院をビルに開業する場合は、バキューム等のコンプレッサーによる騒音や、振動の対策を取らなければなりません。また、レントゲンを使用するために、施設の安全性をはかるために、部屋の配置や動線に注意が必要です。狭いスペースに、設備を詰め込む計画は避けるべきです。医療機器も日々進化していますので、配線、配管スペースに余裕を持つ設計に配慮すべきです。写真の歯科医院は、住宅併用です。地下に、コンプレッサーを設けています。デザインは外観を、歯の形をイメージしています。
≪依頼したい仕事≫住宅を店舗兼住宅に改装 ≪物件住所≫福井県 福井市郊外 ≪依頼内容≫100坪以上の住宅の1階部分の一部(約30坪)をカフェスペースに改装したいと思っています。賃貸物件ですが、改装は自由、商用利用可能な物件で駐車スペースは5、6台あり。 ローコストで抑えたい為、自分達でできるところはやりたいと考えています。 ご協力頂ける建築家の方がいらっしゃいましたらご連絡お待ちしております。よろしくお願い致します。 建築家の所在地について:同じ都道府県・近県の建築家を希望する
昨日の午後は、めずらしく、プライベートなひと時。
半年前にチケットを購入していた、こちらのチェロリサイタル!!
大好きなチェリストの一人、ミッシャマイスキーとあって、とっても愉しみにしていました。
面白いですよね。
半年くらい先の予定なので、なんとなく忘れかけているのですが、ふと予定が近づいて、思い出すと、何だかプレゼントされたような感じです。
結構、いい席を陣取ったおかげで、とってもいい音色を聴くことができました!!
ヴァイオリンも大好きなのですが、チェロの深みも聴いていると、心地よい。
面白かったのは、アンコールが、なんと5回以上!!
何だか、とっても得した気分になれました。
過去の自分からのプレゼントに束の間でしたが、とってもゆったりとした、素晴らしい時間を過ごすことができました。
たまには、こういった感性を磨くような時間も持ちたいなと思いました。
昨日上記のイベント以外は、家創りの打合せでした。
窓の開き勝手や設置高さの話をしたり、敷地を測量した結果を踏まえて、間取りの変更を相談したり。
いろんな家創りが進行中。
毎日、家創りに関わることができて、ほんと幸せです。感謝の気持ちを家創りに還元していきます!
テーマは、アラビックと上品なイタリアンの融合。一見して日本人の住まいとの判断に難しくないこの環境で、いかに違和感なく、あたかも昔からそこに存在していたような。そんな佇まいを追求しました。
「大地や森林と共存しているような建物。」「人は、自然に逆らうことはできない。」これが、クライアントの口癖、ポリシー。そのため、OMソーラーと薪ストーブを採用している。
キルフェボンを始めとする私の作品、作風に興味を持っていただき、直接お会いして、空間についての想いを聞いていただき、共感していただきました。
前述のテーマ「アラビックと上品なイタリアンの融合」も、クライアントと共に追求させていただいた結果辿り着いたものです。トルキッシュプラスターが入手できず、漆喰でしあげたのですが、基礎の凍結深度同様、漆喰の凍結&破裂が懸念され、新たな工法を導入しました。 工法は秘密です。
「私が派手好みだったら、すぐにでも雑誌に掲載させていただろうが、申し訳ないね。」 というのが、クライアントのコトバでした。「OMソーラーと薪ストーブも、とても効率よく機能している。」と喜んでいただいています。控えめと、奥ゆかしさが、私とクライアントの共通のポリシーだったので、この山荘は、ひっそりと八ヶ岳の麓にたたずんでいます。
裏口のように見えて、実はここが玄関・・・の手前の門。門の内側には、パティオが広がっている。
門を中心とした全景を道路から遠巻きに見る。県有林払い下げの森林をくぐると、その向こうに、門が。
玄関ホール自然光と影、人口光と影を併用。照明は、イタリアンアンティーク。壁、天井は、本漆喰調色ラフ仕上げ。
直径6.3m、天井高5.0mの円形リビング。座卓は、直径1.8mのアンティーク。人工照明は、間接照明とフロアライトのみ。
キッチン。メンテナンスを重要とされていたので、一部システムキッチンを採用。その他は、アンティークウッドによる製作。 ニッチェは、漆喰塗り込み。照明は、イタリアンアンティーク。
ゲストルーム。建具と床タイルが、きわだってコンセプトを反映している。天井照明は、月のクレーターをイメージ。
ゲストルームから寝室、茶室方向への廊下。曲線、局面は、「アラビック」には欠かせない。
主寝室。ジュータンと建具でアラビックを反映。
茶室。天然素材のみの室床仕様で、新しい和室のスタイルを試みました。
キルフェボン 設計標準化前の最終作品。個々の地域性を重要視した最後の店舗。フォルム、マテリアル、オペレーションにおいて、集大成とよべる作品。
流動客数が尋常ではないので、「ウェイティングの導線&システム、キャッシャーの導線&システムについては、今までとは違った、新たなアイデアを求められた。
キルフェボンは、私とオーナーが、ずっと二人三脚で創ってきたブランドなので、ゆるがぬ信頼関係のもとに仕事をさせていただきました。
相鉄ジョイナスの1階の中心。これだけの流動客に対応するのは初めてなので、接客のクオリティーをさげることのないオペレーションが不可欠。デザインや施工レベルはもちろんのこと、さらに、デリバリー計画も含め機能性に特化した店づくりに注力しました。
いつも同じですが、「今回も地域に喜んでいただける店ができたね。」と、言っていただきました。
入口より、ショウケース・焼き菓子コーナーを見る。
正面 全景インショップならではの構え。
正面にレジカウンターを見る。オペレーションと客導線を重要として、カウンター前は、他店よりも余裕をもたせている。
スタッフ側通路。バック壁面のクランクによって、スタッフ導線の確保を図っている。
弊社の代表作である「キルフェボン」の 仙台店です。
「東北の地で、キルフェボンのテイストを形にできる業者は見つかるのだろうか?」これがクライアントの唯一の不安でした。何度も面談と作品視察を重ね、安心して依頼できる業者に出会うことができました。
キルフェボンは、私とオーナーが、ずっと二人三脚で創ってきたブランドです。ゆるがぬ信頼関係のもとで、仕事をさせていただきました。
キルフェボンの設計では、いつも地域性を考えていました。京都店は京都らしく、銀座店は銀座らしく。実は壁の漆喰の色も各店で変えています。仙台店は、宮城の県民性、仙台の市民性をリサーチして、方向性をオーナーと共有した上で設計させていただきました。
いつもと同じですが、オーナーからは、「今回も地域に喜んでいただける店ができたね。」と、言っていただきました。
仙台はキルフェボンで唯一テラス&池を備えています。ナチュラル感を損ないたくないので、私とオーナーでレンガを積んで造りました。
焼き菓子のコーナー。いくつもの楕円形の組み合わせで、正円では表現できない奥行き感を出しています。
曲線、曲面が、もっとも際立つアングルがこれ。県民性、市民性を考えた時、このライン、フォルムに行き着きました。
店内カフェ客席。アンティークが馴染む心和む空間と、心和む空間に馴染むアンティークを同時に考えた結果、このような空間になっています。
キルフェボン仙台の外観です。素朴な植栽とさりげないジャンクで覆われています。ここでいうジャンクは、決して廃物ではなく、かといってアンティークとも違った表情のものをチョイスしています。
お客様に、洋菓子と夢を与えられる建物。外観の変則な形状は、すべて機能とリンクしており、店内にいても不自然さを感じさせないよう計画しました。
「複雑なゾーニングを理解してくれる設計士は、いるのだろうか?」「イメージ通りの材料や施工方法を知っている設計士は、いるのだろうか?」そこから先に進む術が見つけられずにいらっしゃったようです。
キルフェボンなどの設計実績をご覧いただき、商業施設の設計のあり方についての考えかた、損益分岐点を含めた経営戦略と店創りの関係についてお話させていただいたところ、共感していただけました。
「頭の中にイメージはあるものの、それを具体的に説明できない。」それがクライアントの一番の悩みでした。そこで、予測されるものを最大限吟味し、3点に絞って提案させていただきました。その際、結実が可能であるための、材料、工法についても、同時に提案させていただきました。そこで、現実味を感じていただけたようです。材量、工法については・・・秘密です。
「一時は、もうできないかと思っていた。」「不可能を可能にしてもらった気分だ。」と、言っていただきました。設計士がたゆまない努力をすれば、不可能のハードルは、いくらでも下がるものだと思っています。
ファサードを見上げたアングル。実際にお客様が見上げる角度です。入店直前に、期待感を膨らませてくれるヴィジュアルです。
店内の吹抜空間。構造体をヴィジュアルに反映したデザイン。ピンチをチャンスに変えるデザインと呼ばせていただいて、弊社の真骨頂です。
販売スペース全景。スクエアが一つも無い、柔らかな空間。
贈答用の特注ショーケース。家具もまた、もちろん弊社のデザインです。
日本に、ありそうで無い、フランス独特のレッドとブルーグリーンを調色し基調色としました。パリでの3物件の設計の経験を生かすことができました。
「本物のパリを知っている設計士が、はたして静岡にいるのだろうか?」それがクライアントの不安の全てでした。しかしそれは、私と出会うことで解消されました。
「パリにあるパン屋さんをそのままに」の要望に対して、実際10数回渡仏している経験から、本物のカラー、ディティールを提案させていただけたことが決め手になったと思います。
クライアント自身も3度の渡仏経験があり、カラー&ディティールについては、早い時期に共有できました。エレメント等についても、フレンチアンティークを探したり、アイアンで特注製作をしたりと、こだわりました。安価な商品探し、安価な業者探しには、特に時間をかけました。カフェチェアは、伝統のTORIX A-Chair です。
「この空間で過ごす時間が、私にとって最高の時間」と言っていただいています。買い物のお客様も、30分~1時間滞在されることも稀ではないそうです。
ブルーグリーンの柱、イエロー系のステイニッシュカウンター、床はライムストーン、アイアンのエレメント、トリックス A-チェアフランス人が来店した際に、違和感を感じさせない空間。
ショーケースは、1アイテム1ロウで省スペース化を図り、空間と商品で勝ち負けの判断がつかないバランスを考えました。
家作りに役立つ情報をお送りします。ぜひご登録ください。
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