昨日、とある家のリノベーションの現場へ行ってきました。
お客様と一緒に工事の進行状況の確認です。
広さ感や、LDKの見え方等、
図面よりもゆったりとした感じがするとのこと。
ほっとした部分もありつつ、嬉しいコメントですよね。
工事の方は、解体が完了して、大工さんの工事が順次進んできています。
写真を見ると、何だか、壁が爽やかなな色になってます。
きれいな色ですが、とっても大事なモノ。
そうなんです。
断熱材なんです。
こちらの家は、全く断熱がされていませんでした。
冬の寒さ、夏の暑さを軽減したいですので、
断熱は絶対に必要です。
ただし。
既存の土壁を残しながらということもあって、
断熱材は、より薄くしないと、部屋が狭くなってしまいます。
なので、性能のいい断熱材を採用して、
壁が出っ張ってこないように計画しています。
見た目はもちろん大事なのですが、
それ以上に、「快適さ」は大事ですよね。
リノベーションの場合は、きちんと意図して伝えないと、
それなりの性能で工事がなされてしまいます。
そういった知識と経験のある会社に
工事をお願することをお勧めします。
その後、場所を移動して、
各部位の色や素材を最終確認。
ブラック。
ベージュ。
グレー。
ウォルナット。
全体的に、落ち着いた、シックな色合い。
ただし、おとなしくなりすぎないよう、
お客様がお好きな、キラキラした雰囲気も取り入れています。
とっても、ユニークで、
カッコよくて、素敵な家に仕上がりそうです。
快適さをベースにしながらも
それだけでなく、
お客様らしくてカッコいい。
そんな家創りをしています。
木造3階建て。4台分の駐車場を確保するため2階を最大限オーバーハングさせ、上部にLDKを持ってきました。南に面したバルコニーには緑化カーテンを付け、障子のようにスライドして日影を自由に作れるようにしました。
南に面したバルコニーには緑化カーテンを付け、障子のようにスライドして日影を自由に作れるようにしました。
RC造3階建の集合住宅です。壁式構造で柱のないすっきりとした間取りを実現。メゾネット住戸も併設し、階高を3.2m取っているため、面積以上の広さを感じさせます。
建材には和歌山産の間伐材集成材を一部使用し、山林を活性させるエコにも取り組みました。
テラスより錦江湾を望む
夫婦二人の終の棲家を建てたい。錦江湾の反対側にある開聞岳を見て過ごしたい。
過去の住宅写真を見て決定されました。
平屋の建物ですが、回遊性を持たせたり、屋根裏部屋をつくったりしてプランが単調にならないようにしました。
アプローチ
リビングよりキッチンを見る
リビング。左の窓から錦江湾を望む
キッチンより錦江湾を望む
和室。和室の窓からは桜島が見える。
ダイニング。明るく景色のよい場所。
このあいだ竣工した「旗竿地のコートハウス」のアプローチ奥の玄関軒下には、溶融亜鉛メッキ仕上げにされたアルファベットの「A」に似たスチール製のパイプを鉄工所で製作してもらい設置しました。
ちなみに太いスチールパイプ部分は、厚さ2.3ミリ、60.5φで、細い部分は、厚さ2.3ミリ、32φです。
これは、ご主人が所有されているバイクの盗難防止用ポールで、専用キーでロックします。
ベースプレートとアンカーボルトは、土間コンクリートの中に埋め込まれているためとても強固で頑丈です。また、スチールは錆びにくい溶融亜鉛メッキ仕上げになっています。
こういう建て主さんからのご要望に応えられるのは、設計事務所ならではないでしょうか。
西側道路より望む
道路に囲まれた土地ですので、多くの方は外からの視線を気にされると思うのですが、敢えて外に開くことで、近所の方や通行人の方と良好な関係が築けるだろうし、側道は幸いにも車は通らないので、そこを庭として建物に取り入れることでこの狭い土地で豊かな暮らしが実現できるはずだと考え、今のカタチになりました。ただ、室内からの景色は道路や高速道路しか見えず、景色から自然を感じることは無いので、室内の仕上げを節のある構造用合板をそのまま用いたり、浴室を板張りにしたり、トップライトで空だけを感じたりすることで、それを解決していこうと考えました。物干場は外部だと排気ガスが気になったため、バルコニーも設けず、脱衣室を珪藻土で仕上げ、物干場として使えるようにしています。
公園側から望む
道路より1m高い敷地は西側に公園があり、空を含めた最高の景色が望めます。クライアントがこの敷地で望んだのは、プライバシーが守られながらもその景色を大事にした家でした。土間、木、石など和の素材を好まれ、真四角のハコではなく、下屋や軒が深い家を強く希望されました。 1mの高低差をコンクリートの擁壁で処理するのではなく法面のままとし、そこにウッドデッキとルーバーを設けることで公園とゆるくつながりながらもプライバシーを保てるように解決しました。杉板貼りの深い軒からつながるリビングの勾配天井越しに見える空や、リビングに鎮座するムロの大黒柱、無垢の素材感を大事にした杉のフローリング、サワラ板貼の浴室、御影石貼の土間など和のテイストを随所に散りばめられた公園との距離感が程良いおおらかな住宅となりました。下屋と屋根との勾配を変えることで、大地に力強く根付く印象を与え、公園側から見るとより大きな印象になるよう工夫しています。
2階LDK
南側に3階建住宅が建つ、前面道路の狭い敷地でクライアントが望んだのは開放的で明るいガレージ付の住まい。南側は庭などのために空間を設けるのが定石ですが、この住宅では建蔽率のメリットを生かし、目一杯に寄せています。1階の採光は平面的には望めないため、各所に「光の筒」を挿入することで、空間に立体的な明るさを求めました。また、それと同時に1間(1820mm)2階部分を跳ね出すことで、狭い北側をすこしでも広く使いながら、2階の空間を確保しています。広がった建物は「光の筒」により光が降り注ぐと共に、視線が様々な場所で交わることで、家族の気配を感じ、筒を自然と見上げてしまうことで、開放感を得られるように考えました。
メインファサード
道路斜線制限によりあまり高い建物に出来ないため、1階を半分地下に下げることで、タテの空間を確保できるようにし、その半地下部分により生まれた段差をリビングとダイニングにも活用することで空間を柔らかく仕切っています。コンクリート打放しの壁や造作のキッチン、浴室、各所に散りばめられたタイルなど、クライアントの個性がたくさん詰まった、空間変化に富んだオウチとなりました。
LDKのスキップフロア
東側に6階建のRCマンション、南側には2階建の母屋がある敷地に対し、できる限りの日当たりを求めるため、南北に分断させた5層からなるスキップフロアを採用しました。さらには、ロフトやくら収納などのボーナスフロアを最大限に活用することで、コストを抑えながら3階建に近い床面積を確保することを可能にしています。家族の一員である猫の遊び場にもなる吹抜はマンションと母屋のわずかな隙間からの光を、西側に向けたバルコニーからは風を取りこめるよう配置。クライアントのこだわりでもあった自然素材をふんだんに使いながら、けっして広くない敷地にスキップフロアによる豊かな空間が広がったのではないかと感じています。
家作りに役立つ情報をお送りします。ぜひご登録ください。