マザー牧場 まきばゲート

●設計事例の所在地: 
千葉県富津市
●面積(坪): 
95
●建物の種類(大分類): 
商業施設
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

この建物は二つの顔をがあります。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

来場客を迎える外向きの顔と、広場に向けてのサービス施設としての顔です。
場外に向けては二つの広大な駐車場からの来場者を「お迎えする形」を模索した結果、鈍角L 字型の急勾配の片流れの建物としました。
場内側は来場客向けのサービス施設(案内所、車椅子・ベビーカー貸出、救護室、ベビー室など)を直線に並べています。
大柄な建物ですが、近くに寄ると低めの下屋がヒューマンなスケールを演出しています。
一般的には鉄骨とするスケールの建物でしたが、構造の木材を見せる事により力強く同時に優しい表現ができたと思っています。
この写真は場内広場から見た所です。左側がゲート、右側庇下がサービス施設です。

その他の画像: 

広場の全景です。
左側が売店、右側がゲート他の施設です。
大屋根が折れ曲がっているのが分かるかと思います。

場外に向けてどのようにお客様をお迎えするかという事を考えました。
手前の駐車場から、そして右手にある駐車場の2 方向からいらっしゃるお客様がスムーズに違和感無くアプローチして頂く事を考えました。

低い庇の下から突然天井の高いゲートをくぐることになります。
小屋組現しの天井が良い感じにできました。

ゲートを通り抜けると、場内の広場に至ります。
ガラスの箱は、改札係が寒くないように配慮しました。
一つは事務室からのアルコーブになっています。

ある日のスナップです。
こういう楽しそうな来場風景を見るのは設計者としてもとてもうれしいものです。

狭小間口に建てた集合住宅

●設計事例の所在地: 
東京都足立区
●面積(坪): 
202
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

巾7.5m 奥行き45m という狭いに間口の敷地に建設された鉄筋コンクリート造の集合住宅です。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

4階建て11戸です。

その他の画像: 

賃貸住宅には珍しいシナベニヤを用いて柔らかな感じを出しました。

全体は長く、クジラのようです。

屋上のコーナーは隅田川の花火見るためだけに設けられました。
住民の方に喜ばれています。

テラスハウス・アールグレイ

●設計事例の所在地: 
東京都杉並区
●面積(坪): 
42
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

荻窪にちょっと変わった木造の集合住宅をつくりました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

2階建て住戸(メゾネット)を横に3戸並べたものです。
建て主は20年前に住宅の設計させて頂いた方です。
選んでいただいたシンボルツリーがアプローチの雰囲気をとても良い感じにしています。
あまり見かけないのが、玄関庇をかねた出窓状のものです。私達がインナーバルコニーと呼んでいる室内と室外の中間みたいなスペースです。
内観写真でご説明いたします。

その他の画像: 

1階平面図です。

2階平面図です。

街角にこんな感じに建っています。
無機的なサイディングが工場のようだと嫌われる方もいますが、
建て主も私達もこういうテイストが好みです。

玄関のドアの色は建て主と検討の末決定されたものです。
スチールドアを木造につけました。
内部は白に塗られています。

内装は賃貸住宅では非常に珍しい自然素材を用いた仕上げでまとめています。
シナベニヤ、ロシア白樺合板、を多用し、床は無垢のカバフローリングとしています。
階段下に洗濯機置き場があり普段は扉で隠れています。
あまり一般的ではない位置ですが、使ってみると問題はないとのことです。

正面が2階に上がる階段。段板はロシア白樺合板ポリウレタン塗装。
白い蹴込み板はポリエステル化粧板。実際にはあまり汚れない材料としています。

このような内装は、賃貸住宅にはあまりないので、
住む所を探して、不動産屋さんに連れてこられたお客は
「オオ!ここは違う」ということになるわけです。

玄関脇の寝室です。
高窓ですので、外を通る人の視線を気にすることがありません。
メゾネットで1階に寝室を持ってくる事の利点です。
引き戸を枠なしで収めましたが、どうでしょうか?

2階 のリビング・ダイニング・キッチンです。
キッチンは部屋に置かれた箱のように見せています。
天井を大きく見せ、空間の広がりを損なわないようにしました。
左側に見えるのがインナーバルコニーです。

これが、建物外部に出窓状に張り出しているインナーバルコニーです。

内側の建具で外気を切るので、インナーバルコニーの温度は室内に影響しません。
また外側の窓はルーバーサッシなので、雨の日でもあけておけます。
使用用途としては、グリーンを育てるというようなことも考えられますが、
やはり洗濯物干場としての機能が一番でしょうか。
内側にカーテン・ブラインドをつければ室内からも見られませんし、
外側は曇りガラスになっているので、外からも見られません。
インナーバルコニーは、これから普及すべきものだと思います。

道路脇足もとです。
左上が正方形が表札、右は制作したゴミ箱です。

こういう所もキチンとデザインすることが大切だと思います。

共同住宅形式とした2世帯住宅

●設計事例の所在地: 
東京都杉並区
●面積(坪): 
71
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

2世帯住宅を建てる時には、誰もがそう遠くない将来のことを考えています。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

親世帯は親が亡くなったら貸すのでそのように設計して欲しい事でした。
建物の名前もマンションの様なものがご希望でした。
こういう割り切った考え方が都市住宅と言うものを成立させるのだなと、その時再認識しました。

その他の画像: 

街角にうまくはめ込めることができました。

階段は建て主の希望で木製にしました。
斜めの天井に頭がぶつからないように階段は斜めにかけています。

写真ではわかりにくいですが、部屋は台形です。
その角度に合わせて、家具も設計してました。

I-0314、セルフビルドをサポートして欲しい(岐阜県)

ユーザー ビックフォレスト の写真
現住所‐都道府県: 
岐阜県
現住所‐郡市区町村: 
多治見市
依頼内容: 

■依頼したい仕事;;セルフビルドをサポートして欲しい
 
■建設予定地;;岐阜県多治見市
 
■土地;;63坪 60%200% 南向き 県道沿い 計画道路あり
 
■建物についての希望;;基礎工事、躯体工事、電気工事
 
■予算;;まず目明日が知りたい
 
■希望する地域;;愛知、岐阜、三重
 
■建築家に依頼したいと思った理由;;100平米以上とか~確認申請~検査あり、とか昔とずいぶんシバリが変わったんですね。
当方、20歳代25年前に、建坪20坪ほどのハンドカットログハウスを自山の杉、ヒノキの切り出し~運搬~皮むき~チェーンソーワーク、基礎工事、屋根板金工事、建具、内装~セルフビルド経験あり。
実にしんどく危険だった、しかし実に楽しく充実した4年間が過ごせました。怪我ゼロ。まさに一生ものの経験。
元の本業は、上下水道設備業資格あり、ユンボ資格もあり。土木施工管理技師の資格あり。
ただ週末のみのログ建築は時間がかかりすぎたかも。立地もけっこうな田舎で、山あり川ありで環境は良かったんですが、、。ログ完成後、広い畑に無農薬の玉ねぎを大量に作り、カフェ・カレー屋を10年ほど営業していました。
テレビでも何回も出ました。
現在ログは売却し、新しい方に大切に住んでもらっています。
今年に入り次の目標ができ、再度自ら家を建てたい衝動が沸いてきております。
現在、15年ほど前に起業したビジネスが小当たりし、今時間は自由に操れます。時間はたっぷりとれます。
当方、いろいろ作る職人です。大切なのは、話すこと。コミュニケーションですね。
建築家の方や、依頼する工事業者の方には野暮なことは言わないようにしたい。
サクット進めて、パット気持ちの良い建物を建てるのみ。
営業後、来てくださるお客さんに、幸せをお持ち帰りしていただけるような店舗ができたら良いなと思います。
当方、40歳でセミリタイヤ達成後、以前からの夢、楽器製作工房を3年前から始めています。副業。
楽器には特許を取得しています。
50代に入り知恵・知識はついたが体力は半減、昔やった超ハードはハンドカットログハウスは無理、希望しません。
まず基礎工事、プレカット躯体工事、電気工事は依頼したいです。もちろん確認申請から当方で出来ないことも依頼したい。
木造軸組み在来工法にて。屋根工事は当社でできます。
駐車場をとりつつ、1階に小さいカフェ、小さい楽器工房、2階に本業に事務所1室、3人家族の住居2LDKを建てたい。コツコツとお金を産むコンパクトな建物を建てたい。自分でできる工事は自分でしたい。
覚悟はありますか?なんてことは言わないでくださいね。家を建てるのは楽しいものです。
自分でフリーハンドの図面書いてますが、昨今の店舗はどんな感じ?ここは専門家に聞いてみたい。
建物の形はシンプル、屋根は切り妻を希望。2階は1メートル?の張り出しがしたい。
こんなによく出来たサイトがあるとは知りませんでした。
今日見つけてラッキーです。
アクセスお待ちしてます。
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する
 
 





中庭と水盤のある家|BREATH

●設計事例の所在地: 
三重県桑名市
●面積(坪): 
25
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

平屋の大屋根を支えているのは古材です.外からは見えない魅力的な家です.
水盤には平屋の大屋根の雨水が壁を伝って水盤へ落ちます.

全体のスペースを取りまとめているのが中庭のある家で,平屋建ての余裕のある空間にゆっくりとした時が流れます.
夕暮れ時,L時型の木製ガラス扉を全て開ける事で内と外との境界は無くなり, 平屋建での余裕のスペースは開放感を演出することが出来る中庭のある家です.
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建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

2007年 に,一通のメールが届きました.

『はじめまして。
三重県桑名市で自宅併設美容室を営んでおります。5年目の成長とこれからをお客様に喜んでいただき、期待していただくために 増床を考えております。 貴所とは、遠方のためうつわづくりに協力していただくことが可能かどうか、相談申し上げます。

小さな店ですが、思いをこめた環境作りにイメージをふくらませておりますが、プロの方のよりさらなるまとめ仕上げ磨いていただいて、
今秋にはリニューアルスタートをきぼうしております。

ホームページを拝見し、五感をいかせる生活ができるワードとフォト、視点、フィーリングに嬉しくなりました。 
中庭が全体をまとめ・調和させてくれることをイメージしておりましたので・・・
いろいろ相談にのっていただけましたら幸せに存じます』
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依頼者があなたに依頼した決め手: 

中庭というキーワードで検索されて,私の事務所のホームページに行き着いたそうです.

『ホームページを拝見し、五感をいかせる生活ができる ワード と フォト 視点 フィーリングに嬉しくなりました  
中庭が全体をまとめ・調和させてくれることをイメージしておりましたので・・・』
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●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

閑静な住宅地の中で,美容室を一階に設けた既設の家へ,新たに中庭を中心とした諸室を平屋で設ける増築計画でした.
余裕の部分を平屋で贅沢に増床する中庭のある家で,既存の家のプライベートな場所としても活用されことも重要なポイントでした.

家の中心となるテーマは.大木,巨石,古材,水盤,平屋,中庭など五感を活かした生活のある家作りで,ホール,待ち合いスペース,和室,ポーチなど,中庭のある平屋が全体をまとめ調和のある家のイメージでした.

施主さんと一緒に,大きな石や,岩を探し,また魅力的な楠の大木を見つけたりしながら,楽しく工事が進行して行きました.
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依頼者の声: 

『初めてお会いした時から話しがはずみ、その場でスケッチして頂いた間取りがそのまま建ってしまった事には驚きです。
完成して感じたことは、予想以上の出来ばえに感動しております!
これからも末永くお付き合い、よろしくお願いします。』
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その他の画像: 

夕暮れどきには,内と外との境界がなくなり,内と外が一体化します.
木製ガラス扉を全て開けると,この中庭のスペースはもっとも開放的になります.

外壁は杉板貼リと,ポーチの内部は左官仕上げとのシンプルな構成です.

大きな溶岩石がある平屋の中庭のあるスペースは,大きな回転扉によって開放的です.

雨水利用の水盤.
平屋の大屋根に降り注いだ雨水がこの水盤に流れ込んできます.

和室からエントランスホールを見る.
床は暖かみのある珪藻土の三和土仕上げです.

道路側にある水盤に反射された光りの「ゆらぎ」が,土壁にあたってゆっくりとうごめきます.
中庭と対比した光りの効果が演出されます.

土間仕上げに使った石は、ごく普通のグリ石で安価な物です.一つ々丁寧にレベルを合わせながら敷き並べています.

ホールからエントランスドアを見る.
水盤からの照り返しが土壁にあたり豊かな表情が演出されます.

深さは約5cm と浅いものですが,水盤の水は綺麗に循環します.

左手が中庭で,ポーチとエントランスを貫く梁は古材を再利用したものです.
10mの梁が大屋根を支えていて,梁と梁との間のスリットはガラスがはまっています.

ユーザー 桑原建築設計室 桑原 廣 の写真

住宅の要望は、多く複雑です。特に構造に関する要望と室内の快適性の要望は、時に矛盾します。
近年、耐震に注視する建築主が多くなりました。このため構造を鉄筋コンクリート(RC)にしたいと求められます。しかし、居間等は出来るだけ広く開放して欲しいとの希望もあります。  
RCは大きな空間をつくるには不向きなため、
構造的には、鉄骨造が向いてます。2つの欲求に答えるため、混構造の考え方が出て来ました。 
1~2階はRC、最上階は鉄骨造にして、快適な住宅を創ることが出来ます。 
ただ、2つの構造にするには、複雑な構造計算が必要です。また、 
コンクリートと鉄骨の接点の施工方法も注意が必要です。 
その他、音、断熱、防火等など検討項目が多くあります。専門家と細かく打ち合わせが必要です。

コンクリートと鉄骨の構造の状態

混構造の居間、外部に開放されている

I-0313、長屋(連棟式)の実家を2世帯住宅に建替え(東京都)

ユーザー YA の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
東京都
現住所‐郡市区町村: 
目黒区
依頼内容: 

現在、実家を2世帯住宅に建替える検討をしております。
ただ、かなりの狭小住宅で隣家と長屋(連棟式)になっていて壁が繋がっています。
 
隣人は別世帯です。そこを切離しての建て替えは可能か?
(もちろん費用はこちら負担になると思っております)
 
また、現在は2階建てですが、3階建てが可能かどうかも気になるところです。
 
概要
第一種高度地区、準防火地域、建蔽率60%、容積率150%、北側前道路4m
38.31㎡(11.59坪)
間口(門)から各世帯玄関までが、共有地(12.29㎡)となっております。
現在:築30年、木造2階建て
 
このような問題がありますが、建築可能ならばお願いしたいと思っております。
よろしくお願いいたします。
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する
 





ユーザー 建もの探訪ファン の写真
建もの探訪ファン
感想: 

つるし雛と親王飾り。
小さな和室から我が家の奮闘ぶりは見守られている。
 
            ◇ ◇ ◇
 
今回の建ものは「家の中が家型になった家」。
http://www.tv-asahi.co.jp/tatemono/backnumber/#!/2015/4
素敵な時間が流れる建ものだ。
 
            ◇ ◇ ◇
 
カフェか、お店か。
散歩中にこのお家をみつけたら、そう考えて入りたくなると思う。
中に入って、玄関ホールを兼ねたギャラリーをゆっくりと通り抜け、
突き当たりの窓からの景色に感嘆してから、窓辺べの席に腰掛けて、
カフェラテをひとつ、お願いします、と言いたい。
たっぷりのカフェラテと焼きたてのパン。
ホッと空腹を満たす、考え事をする、読書をする、ぐっと集中して勉強する、、、。
人を待つ、とめどなくおしゃべりをする、ぽつりぽつりと感想を交わす、、、、。
気に入ったカフェで過ごすような一場面。
このお家での、そんな丁寧に過ごす時間のことを、
どんどん思い浮かべることができる。
そういう空間だった。
 
カフェか、お店か。
この雰囲気はなんだろう?
あれこれ考えてみたけれど、心地よい緊張感ということではないだろうか。
美しくあろう、楽しくあろう、きちんとした時間を過ごす空間であろう、
という思いや気配りが、静かに、そしてしっかりと張り巡らされているのだ。
気取ったり、張りつめるような緊張感ではなくて、
家族に、お客さまに、食事に、道具に、丁寧に向き合おうとする緊張感。
肩の力を抜いて、ゆったり深呼吸して気持ちがいいと感じられるような凛とした空気。
そういうものがすごく感じられる建もの、そしてご家族の暮らしぶりだと感じた。
 
            ◇ ◇ ◇
 
この建ものの雰囲気の秘密をさぐるべく、番組の後、
設計を担当した西村幸希建築設計のWebページをも楽しんだ。
西村氏のお仕事、そしてページで私たちに伝えようと選ばれた言葉は、
とても真摯で、そして今回の建ものに対して感じたような
心地よい緊張感をまとっていた。
美しい写真に簡潔で気持ちのよい文が添えられたブログも、
西村氏の感性がぎゅっと押込められたようで、とても素敵だと思った。
http://www.nishimura.co/nishimurayuki/Blog/Blog.html
 
”、、、それは、「よい建築」というより、「よい時間」を提供する感覚です。”
西村氏の言葉は、この建ものからよく感じ取れる。
 
             ◇ ◇ ◇
 
この建ものは、眺望がとても印象的だった。
窓から広がる緑、緑、緑!
家型の窓から見渡せる緑、緑、緑!
 
やっぱり、窓からの眺めがいいところに住みたいね、
と、一緒にみていた夫と感嘆した。

鎌倉城廻の家

●設計事例の所在地: 
神奈川県鎌倉市
●面積(坪): 
26
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

蔵のイメージの白い切り妻の外観
ごちゃごちゃしたHMの住宅に囲まれるので極力シンプルに

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

小さいお子さんが3人の若い夫婦の新居
依然のアパートは換気が悪くお子さんが喘息気味ということで、清潔感のある自然素材の空間を望まれた
また、大学の先生のご主人の書斎とリビングでの子供の勉強コーナー、多量の本棚等も

依頼者があなたに依頼した決め手: 

土地探しの段階からお手伝いをし、その都度その土地にあったイメージのプランを作成しアドバイスしたことが信頼につながったのでは

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

鎌倉の城廻という昔の城跡に位置する。
擁壁に囲まれた高低差のある造成地が多い地域であるが、北側に広い屋敷が残り東には緑あふれる林を望む比較的平坦で整形な土地である。

東の道路側に2台分の駐車スペースを確保、建ぺい率が40%と低いことから建物はコンパクトで凹凸のない形状とし西側に寄せ配置した。
隣地が迫る南側ではなく竹林を望む2階東側に大きく開口を確保したシンプルな切妻屋根が特徴だ。

1階は南側の玄関を兼ねた縁側上のスペースのまわりに寝室と3人の子供たちの個室、水廻りを配置、2階にリビングダイニングとキッチン、和室、北側の緑を望む落ち着く位置には書斎を確保した。東側の大きな開口はバルコニーでもあり、キッチンと連続する。
2階は天井高3.8mの屋根形状そのままに表した大きな空間で、和室と書斎上部は山小屋のようなロフトスペースである。

自然素材を用いたいとの要望から、壁はラワン合板とドイツ漆喰、床は無垢の栗フローリングや大判タイルとした。

ご主人が学者であることから多くの蔵書を収容する本棚を望まれた。
蔵のようなイメージの家である。

その他の画像: 

自然林に向いて開いた東側の気持ちのいいテラス

西側夕景、1階の子供部屋の窓が連続

天井高さ4mの2階リビング、中央の大きいテーブルと子供の勉強スペースが特徴

1階の小さい浴室

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