住宅|建築家の設計事例

土地からの購入で建物にかけられる潤沢な予算がなかったということもあり、住宅では最も一般的な在来軸組工法で、特殊な工法や特徴的なプランニング、大開口を設けなくとも快適で魅力的な住宅ができるというコンセプトで建てた住宅です。

土地探しの段階からお手伝いさせて頂いた物件で最終的に周囲に畑の残るこの下保谷の住宅地で決定となりました。当初からデッキに連なる2階リビングやガルバリウムの外壁といったイメージが明確にあり、プランニングの方向性はあまりぶれずに進められました。

集合住宅は1LDKを主体とし、オーナー邸はオーナー様の趣味のアンティークの家具が生える様な
空間に設えてあります。

敷地形状より南東にプローチを兼ねる前庭を作り、それを囲むようにそれぞれの部屋を直列に配置しました。そして第一の要望である育児や家事の時間短縮が可能な動線を実現しています。

東西に細長い敷地と施主の希望のボリュームから敷地いっぱいに建物を建てる計画となった。
そこでそれぞれの空間が明るく開放的になるように、小さなコート(庭)を点在させ、立体の高さを操作し実用的な広さと、感覚的な広がりを獲得する事を目指した。

敷地に高低差がある為、南側から見ると平家になっており建ぺい率が30%の敷地に対してバランス良く計画されています。

メインに使っている素材は杉という素朴な材木ですが、壁は薄白く塗装するなどして、あまり山小屋風にならないように気を配りました。
愛犬のトイレコーナー、足を洗う場所など、よく規模を伺って適所を検討しています。

お施主さんからの希望は、「景色を愉しむ」というテーマでした。いわゆる外の景色を魅力的にすることはもちろんですが、日常生活の中の家族の様子も景色としてみえるように、ということがもうひとつの大きなお題でした。このテーマのために考えたことは、

鎌倉にて
4つの住まいが横並びに繋がった
長屋形式という建築手法で計画した
住まいです。

設計監理はビオフォムル環境デザイン室との協働
photo by 角悠一郎

土地を購入した当初から、この地に個性のある家を建てたいとのご希望でした。廻りはホワイト系が多いので、外壁は黒!これは決まっていました。シンプルである事、採光を十分取り、明るく暖かい家。奥様のお仕事のネイルサロンを併設しますが、プライベートとは完全に分ける事。これが条件でした。

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