建築家の設計事例

すぐ北には日本最初の運河が流れています。
この住宅には、施主の要望もあって、空調機等、余分な設備はほとんど入っておりません。
しかし、住宅の本質的な部分である、豊富な木材と、魂のこもった職人の手が入っています。

また暗くなりがちな敷地奥には中庭を設け、採光を取り込みプライバシーの守られたテラスを実現させています。
道路間口からは想像のつかない空間の広がりがとれた住宅です。

地域の集会もできる広い座敷、将来二世帯住宅としても使えるように家族の人数より大目の個室が求められた。敷地には十分な余裕があったためそれぞれの部屋を南面させながら東西に素直に伸びやかに並べていった。

建物の耐久性や地震への備えのため、ご住職は、設計当初から鉄筋コンクリート造での建築を強く希望されました。
内外部とも日本建築の様式を踏襲していますので、柱の無い壁式構造を採用してコンクリートの箱状構造体の中に本格的な木造の造作を施しています。

2階リビングのきもち良い風がぬける住宅です

地域のシンボルカラーを外壁に取り入れました。
単調になりがちなボックスタイプの建物を、大小2つのボリュームにわけることで、
全体を小さな集合体としてまとめたデザインとしました。

写真は、塀と2階のバルコニー壁をスチールのパイプを使ってデザインした外観のリフォームです。

縦格子の間隔を少し密にして、格子の天端は斜めに勾配をつけています。

縦型のポストを格子の間に埋め込み、寸法を合わせた表札をポストの上にレイアウトしました。

アウトドア、そして読書が趣味のご夫婦です。
暖かくて涼しい家が第一条件でした。

青い海原を眼下に望む高台の邸宅。景勝地の風雅な眺めを住まいに取り込み、日常離れしたリゾートテイストとくつろぎ感を日々存分に満喫したい。そんな建て主の要望にお応えしたのが今回のプランでした。 まずポイントとなるのは高台の傾斜地を最大に活かした構造躯体とレイアウト。

土壁の良さを知っていただくために実例を体験していただきましたが、それが一つの契機になっていたかもしれません。デザイン的にも居住性の面でも優れているということが理解され、方向性が固まったという感じでした。コスト面でかなり格闘しましたが、うまく射程距離範囲内に納まり、大変満足されています。

プライバシー確保

江戸後期に建てられた御母屋が朽ちて解体され、そこにこの家は建てられました。
その御母屋の記憶や思い出を残すべく「印旛の家」に、御母屋で使われていた梁や差鴨居、煤竹を再利用し、受け継いでいます。

子供も大人ものびのびと暮らせる家です。室内の壁はセルフビルドで珪藻土を塗っていただきました。調湿作用のある土塗り壁を採用し、無垢の木材をふんだんに使用しています。

林の中では地上と2階で見える景色が全く違う。1階と2階に居場所をつくることをテーマとした。冬季の使用を考え吹抜きは造らず、平屋のワンルームにLDKと水廻りを入れ、2階建ての塔を貫入させるという構成を考えた。LDKは幅7.2mのガラススクリーンで木の幹が連なる林の広がりを見る。

隣家との距離が近く、建て込んだ状況でいかに風や光の流れを取り込むかを勘案し、開口部やバルコニーの位置を工夫し、引き戸を多用することで開放的な一体感をつくり、よりその効果をあげています。

南側のリビングから北側のダイニングキッチンまでを、コボットという構造材で補強し、明るく開放的にしたリフォームです。

京都市内の3階建て長期優良住宅です。
京都市内の場合、景観条例をクリアーするために様々な検討をしております。
特に今回は外壁の色やテクスチャーを決めるのに苦労しましたが
とても雰囲気の良い外観に仕上げることが出来ました。

基本となる希望のイメージデザインをお持ちでした。予算内で希望の建物をつくるために、設計事務所独自のルートで無垢材や設備を調達し、ご希望の住まいを完成しました。

・140世帯が集まる地域の集会所の設計。利用者が重なることを考慮し、上下2室の集会室を確保しました。
・1、2階に倉庫設置し、収納空間を充実させました。
・外壁・屋根・開口部の断熱性能を確保し、省エネルギーに配慮しました。売電対応の太陽光発電を設置しました。

長崎市大浦地区に建つ木造2階建の住宅。丘陵地のふもとに位置し、1階に店舗を併設する。市の道路拡幅計画により、およそ半分の敷地が買収対象となったため、建替えが計画されました。

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