−まちのすきま− 大屋根の架かる平屋の家
[北側・玄関アプローチ]
ぐんまのいえ山の裾野をイメージした大きな屋根は、信濃石を敷いた飛び石の庇となり、冬の赤城おろしを和らげ逃してくれます。
◎「2023ぐんまの家」設計・建設コンクール受賞
◎第13回太田市景観賞受賞
30代前半のご夫婦(ご依頼時)
「伸び伸びとした平屋を希望」
「生まれてくる子どものために独立した隠れ家のようなロフトが欲しい」
「旗竿敷地なのでどんな家になるか」
「大きな窓が欲しい」
「敷地探しからプランを相談できた」
「第一候補の敷地プランがこちらの想いをこちらの想いを汲み取ってくれていることが伝わり、とても気に入っていたので…。第二候補の敷地(旗竿)でも最高のプランを!と、お任せできた」
奥まった土地ではありましたが、旗竿敷地のデメリットを活かせば、南に開けた良いプランができると直感。北側アプローチの“静”と、南側の庭に開かれる“動”が交響する、2つの顔を持つ平屋の家となりました。
ご要望にあった「大きな窓」を設けても、プライバシーの配慮が足りない設計だと、締め切ってしまう事になります。土地の形状や道路、隣家との位置関係を充分に捉えれば、太陽の明るさや開放感、心地良い風通しや、庭との一体性など、様々な自然の恩恵を受けられます。
屋根は北側から見ると本当に山の裾野のようです。南側から見る外観と全く別の雰囲気で、プレゼンの時からユニークだなと思っていました。
家に帰ってくると、自然とカーテンをバーっと開けたくなります。昼間はデッキとの繋がりで、リビングが一層広く感じられます。夜は夜で、子どもが寝静まった後、ゆっくりとテーブルに腰掛けて休んでいると、家に優しく包まれているように感じます。ダイニングチェアに腰掛けて外の庭の緑を見ていると、目線の高さが丁度良くて、いつまでも座っていたくなります。杉板の床は香りもいいですし柔らかいから、娘が素足で走り回っても安心です。
キッチンに立って料理しながら、隣の脱衣室で洗濯機が回せて、5歩位で物干しができ、乾いた後は隣のクローゼットへ、と一連の流れが、すごくスッキリしていて気持ち良いです。キッチン裏のパントリーと勝手口が繋がっているのも、買い物帰りに車から直行できて便利だしゴミ出しも楽。日常の家事がとてもしやすいです。
北側のエントランスも、家族お気に入りの場所です。出掛ける時も帰ってくる時も、玄関から続く杉板の壁と天井、飛び石のアプローチを歩くと、気分が上がります。
[南側・芝生の庭と植栽]
キッチンの下り天井がアクセントに
ウッドデッキにて
ご主人様の趣味部屋
夜は天井の間接照明でやさしい光が広がる
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