先日から、土地探しの中で大事なこととして
前面道路についてお話しました。
昨日は、前面道路に歩道がある場合について
いいところと気になるところをお話しました。
事前にチェックした方がよいこともあるので、
気になる方は戻ってご覧ください。
今日は、同じ道路でも少し違うお話です。
いきなりなんですけど。
道路って、誰のものだと思いますか?
そんなの当たり前で、市町村でしょう。
なんて声が聞こえてきます。
その通りです。
なので、道路で何らかメンテナンスが必要
となった場合、市町村が対応します。
なんで、そんな話?って思ったかもしれませんが、
もう少しお付き合いください。
この当たり前の感覚があるおかげなのか、
道路って、公共のものという印象があります。
でも。。
見た目は同じ道路なのですが、公共ではない
というケースも、レアではありません。
土地探しをしていると、相場より安い土地の中に、
前面道路が公共ではない、私道のことがあります。
私道だからといって、家が建たないの?
そんな疑問がわいてくると思いますが。。
道路幅が4m以上あって、役所で認められていれば、
建物を建てることのできる道路として扱うことが
できます。
だったら問題ないじゃん。
そう思うかもしれませんが、少し待ってください。
私道でよくある形は、行き止まりの道路があって
その道路に向かっていくつかの土地が接してる。
そんなイメージです。
行き止まりになってると、奥はかなり使いにくいし、
道路幅が、5m以上ないと駐車も大変です。
仮に。
その辺をクリアしていても、気になる点があります。
私道って、その道路に接してる土地の所有者みなで
所有する土地なんですよね。
なので。
道路に補修が必要になったりすると、市町村でなく、
その所有者みなの費用負担で工事が必要です。
もし、所有者の中で補修必要ないでしょう。
って話が出たりすると、当然ですけど補修できません。
補修が必要になるような扱い方をしていると、
近隣でももめ事にもなりがちです。
共有の所有物なので、気を遣わないといけませんね。
それともう一つ。
登記上一筆の道路をみなで所有してるケースと、
所有者で分筆して所有しているケースがあります。
後者の場合、気を遣うことが減る一方で、
通行やインフラの引き込みを拒否されたると、
そもそも住めないですから。。
なので。
私道の場合は、その辺踏まえた上で意思決定する
ということをお勧めします。