不適格擁壁とは、検査済証が得られていない擁壁です。高さが2.0mを超えるものは工作物として確認申請が必要なのですが、住宅地などでは不動産仲介業者が言葉だけで安全ですよと言われるものがあります。見た目で判断せずにきちんと検査済証の有無を確認してください。また、擁壁が存在するというのは当該地ががけ地であることによるのですが、この崖については各自治体で詳しく説明されていて、そのようなところに建築する場合の基準が定められています。ですから、がけ地(斜面地)に建築される方は、十分に調べてから建築されるよう、お気を付けください。
味のある外観です。
昨日、いつも難題を解決してくれている、凄腕の
土地家屋調査士に紹介いただいた案件で
打ち合わせしてきました。
現地でお客様を交えてお話伺った後、
近くに喫茶店へ。
写真は、その喫茶店の外観です。
昭和を感じさせる出入り口のドアが、不思議といい感じ。
グリーンの屋根風テント素材も面白い。
なんだか古臭いと思った方もいるのでは?
実は。
この感じ。着色を変えるとビックリするくらい生まれ変わりますよ!
だって。
この玄関ドアも、同じ空気感だったんですよ!
それが、この雰囲気に変身します。
どう感じましたか??
古臭いレトロではなく、クラシカルに見えませんでしたか??
そんな視点から、いろいろ見ると、
どこに行っても、何を見ても楽しくなったりします。
建築大好きなので(笑)
午後は、とある家創りの打合せへ。
というか、まだ設計がスタートはしていません。
計画案をお持ちしたのですが、まだまだ
要望がハッキリされておらず。
なので。
雑誌などを見ながら、イメージを広げていただきました。
自分がどうしたいのか?
何となくわからなくなったら、
雑誌や画像を気分転換に見るとよいです。
気に入った画像には、ヒントが隠されているからんです。
まだまだハッキリしない感じでしたので、
年末年始を含めて、いろいろ考えていただくことになりました。
次回お会いするときは、どうなんでしょうかね。
お会いするのがたのしみです。
道路より高い土地の場合、玄関までコンクリート製の外階段で登るようなプランを提案されることがあります。コンクリート製の外階段は、ころんだ場合に怪我をする可能性も高く、小さいお子さんや高齢者のいる家庭では注意が必要です。 そこで、地下玄関を設けることで、道路より高い土地のデメリットを解決した事例として多田祐子さん・多田博さんの設計した北鎌倉の家を紹介します。
お施主さんは、文化と自然の共存した北鎌倉の情緒ある街が気に入り、エリアにこだわりを持って土地探しをなさいました。インターネットで多田さんの手掛けた家をみて、土地探しの段階からお声がけがあったそうです。
この北鎌倉の家は、傾斜地にあります。道路に面した地階に、玄関と車庫があり、土地が道路より高くなっています。 北鎌倉は海が近いので湿気が多く、虫が多いという特徴がありました。地盤は強固であり、掘削が大変だっただけではなく、こちらの家は元沼地で地下水位が高かったため掘削をした際に地下水が出てきました。 さらに、お茶碗のカケラなどが出てきて、埋蔵文化財の調査が必要になり、1ヶ月も工事が中断したそうです。土地によるリスクの認識をするだけではなく、万が一の事態に備えて、スケジュールに余裕を持つことも、重要なポイントといえます。
ご主人様大阪出身の奥様設計時小学校5年生だったお子様1人
1階玄関12畳車庫趣味部屋(ご主人のギターと本) 2階子供部屋2畳主寝室5畳和室3畳(茶室)縁側を足すと6畳位になりますダイニングキッチンにリビングダイニングは20畳 3階ロフト収納
西日本は玄関が広い家が「お屋敷」であり、玄関は自分の家の「顔」です。そのため、「玄関のしつらえにはこだわりたい」というご要望が奥様からありました。 普通は地下車庫を作る際には、地下車庫を造成し、その上に建物を建てます。しかし、地下玄関にすることで、それらにつながりを持たせ、外階段をのぼる手間を省くことができます。車庫からすぐに玄関にアクセスできるので、動線が良くなり、生活も便利になります。 ご要望のあった車庫の横に長い玄関を作ることで、単なる靴を脱ぐ場所である玄関が、階段の下に季節のしつらえを飾って暮らしを豊かにする空間になったのです。長いアプローチがあることで、来客がワクワクし、胸を躍らせる効果を演出することもできます。
斜面に建つ家に地下玄関を作るメリットは何といっても眺望の良さです。目の前が空くので、眺望が良く日当たりが良いのは嬉しいですね。また、玄関が地下なので夏は涼しく冬は暖かいです。そのうえ、地下は気温が一定なので、地下室を作れば収納や食糧庫にピッタリですし、音を遮蔽できるので、外への音漏れが気になる楽器の演奏などにも向いています。 さらに、地下は容積率に入らないので、狭小地の場合お金があれば、地下を掘って広さを確保することができます。
地下玄関を作るためには、コストが掛かってしまいます。地下玄関は構造体がRC限定になってしまい、木造の2~3倍の建築コストになります。また、構造的に重いので、地盤補強もしっかりとする必要があります。 更に、地下水が酷い場合には、二重壁にして水をよけることもあり、その分お金もかかります。 そして、地下は地下水に囲まれているようなものなので住んでからの湿気対策も必要です。住み始めて2~3年は、コンクリートの性質上特に湿気が多く、乾燥機を掛けておくケースが多くあります。
日本の国土は山が多く、そこを切り開いていくため、傾斜地や道路より高い・低い土地が多いという特徴があります。これらの土地は、平地より安く販売されているケースが多くあり、魅力的に感じます。しかし、既存の擁壁がある土地を購入する場合、「擁壁が使えるか」ということは、コスト面や工期面を考えた際に非常に大切なポイントです。2メートル以上の擁壁は確認申請が必要になりますので、安全を証明する書類がある土地を選ぶことが重要です。
鎌倉は、「つま」のない入母屋屋根が多く見られます。四方に軒ができるため、建物(壁)を保護するだけではなく、雨を遮ったり、日光の調整を行ったりすることができます。入母屋屋根はこのように、機能的に優れている形状で趣があるデザインが特徴です。北鎌倉の家も、四方に軒のある入母屋屋根を採用しています。地下玄関・車庫はRC造ですが、住居部は木造です。混構造の建物の調和を図るために藤棚を設けてあります。
美しい眺望を活かし、地下玄関・車庫を作るというご要望の他に、茶室や家事動線についてのご要望がありました。そのため、部屋数は多いですが、子供部屋は2畳、和室(茶室)は3畳と、各部屋はコンパクトになっています。その代わり勉強コーナーとして活用できるワークスペースをリビングに設け、個人の部屋は寝るだけにしてあります。 また、IHを埋込んであるダイニングテーブルは、多田さんのデザインだそうです。料理をしながら家族の様子を確認することができるだけではなく、広々としたスペースで料理を楽しむことができます。
多田祐子さんの手掛ける家は、作品性のある家が多く、いずれも「和の趣」を大切にしています。「風土に合ったものをいかに美しく作っていくか」ということにこだわり、ピクチャーウインドウを活用し、部屋の中に緑を取り入れ、「自然との共生」を考えながら、空間をデザインしていきます。 しかし、建築基準法や自治体の条例の兼ね合いで、防火地域や準防火地域に指定されていると、軒を出すのに制限が掛かってしまいます。また、軒を出すと敷地の面積が広くないと、居住部分の面積が狭くなってしまいます。そのため、都心部や傾斜地では、「日本なのに日本的な家を建てるのが難しい」という問題にぶつかってしまうケースもあるそうです。 「和の趣を取り入れた家を建てたい」「安い土地に家を建てたい」とお考えの方は、土地選びの段階から建築家に相談してみましょう。道路より高い土地や傾斜地を上手に利用して、理想の住まいを建てるためには、建築家・不動産屋など専門的な知識を持ったチームが一丸となって協力することが大切です。
ラーチ合板というお題を頂戴しました。 まず、合板とはなにかというお話から始めましょう。合板という言葉は、皆様よくお聞きになると思います。東急ハンズのようなDIYのお店でも売られていますよね。主にラワン合板が多いですけれど。 合板は、木をちょうど大根のかつら剥きのように薄くスライスして、それを繊維方向が直交するように何枚か貼り合わせて厚い板にしたものです。直交にするのは反りなどの防止のためですが、LVLと呼ばれる合板は繊維方向を同じにして作ります。用途は柱のような軸方向に力が加わるようなところでの使い方になります。 で、ラーチ合板とは何ぞやですが、使われる木がラーチという針葉樹であるということで、このように呼ばれます。木は皆さまよくご存じのように針葉樹と広葉樹とがありますが、一般的に建材としては針葉樹が多いです。針葉樹はまっすぐに直立して育ち、また生育も広葉樹に比べて早いので、人工的な植林にも向いています。幹がまっすぐということは、建築材料としてはとてもありがたい長所です。(昔の電柱にも使われました) ラーチという木は主に北米やヨーロッパで生育するもので、日本でいえばアカマツ、カラマツなどがそれにあたるでしょう。この針葉樹で作られた合板は一定の基準に適合したものが構造用合板として使われています。木造住宅の壁の外側に貼って耐力壁として使ったり、床の仕上げ材の下地として使ったりします。これらは、表面的にはあまり美しい仕上がりにはなっていませんので、造作材として使う場合は工夫が必要です。(最近は内装用としても使われるものが生産されています)先に述べましたラワン合板は広葉樹の合板ということになります。このほかに天然木化粧合板と呼ばれるものがあり、これらは造作や家具に使います。米松、なら、せん、バーチなどいろいろあります。これらは木目を生かして建具や造作に使うと効果的です。また、コンクリートの型枠用として使われる所謂コンパネというものがあります。 日本ではラーチ合板は構造合板と同義語として使われています。
地下2階、地上5階建てのビルの用途変更をお願いしたい現在の用途は、事務所店舗なのですが、飲食業も行える様、雑居ビルなどに変更をしなくてはなりません。地下、1F、2Fのフロアを飲食業(カフェ)兼雑貨店に賃貸契約が決まっており来春あたりには用途変更したいと考えております。特に知り合いの建築士もおりませんでしたので調べていたらこちらにたどり着きました。経費を出来るだけかけずに、用途変更したいと考えておりますので出来れば地元の設計士様にお願いしたいと考えておりますがご協力いただける方いらっしゃいましたら相談に乗っていただけると幸いです。 建築家の所在地について:同じ都道府県・近県の建築家を希望する
現在設計施工を一手に引き受けている建築士に新築の依頼をしています。契約前に見せてもらった図面と確認申請に提出した図面で断りなく変わった箇所がありました。こういうことは良くあることなのかお尋ねしたく投稿しました。変わった箇所とは屋根の角度と建物全体の高さです。屋根は片流れで3寸→2.5寸に。これは事後報告を受けました。3寸でも道路斜線制限には掛からないのだけどぎギリギリだそうです。ただし緩和措置で測れば余裕があります。(ちなみに始めの話し合いでは3.5寸でしたがいつの間にか3寸になっていました)建物の高さについては17センチ低くなっていました。こちらは何の説明も受けていません。部屋の高さは変わらず、どうも屋根下の厚みが減ったようです。建築士の方にはこの事について聞いてみますが まず「何の問題もない」と返答するだろうと思います。こちらの方が細かすぎるのかも気になっています。第3者の方のご意見をお聞かせいただきたく存じます。よろしくお願いいたします
昨日、とある家創りの引き渡しでした。
是正工事の確認からスタートして、
残工事の確認、そして鍵の引き渡し。
一通り済んだのち、各種機器の取り扱い説明。
あっという間に数時間経過していました。
写真は、ちょうど、昼に近くなったころのワンショット。
外部から見ると、家の南側はふさがってるのですが
LDKには、これだけの光が入ります。
ちなみに。
奥に見えてるのは、目隠し格子ではありません。
外部に取り付ける、電動のブラインドなんです。
ブラインドというと、内側につけるイメージと思いますが。
そうそう。
このブラインドは、電動で開閉できて、
しかも、羽(ルーバー)の角度を変えることができます。
目隠しとしてもよし、日よけのしてもよし。
状況に応じて、いろんな使い方ができるんです。
気になる方は、「ヴァレーマ」で検索してみてくださいね。
素敵な家創りに関わることができて、
ほんと感謝です!
午後は、外壁に使う大判の石、もしくはタイルを探しに
アドヴァンのショールームへ。
スケールの大きな家ということもあって、
あまり細かな割り付けが合わないため、
大判を探しています。
大判といっても、どの程度が適正なのかを体感して
決める意味も含めて、ショールームへ行った感じです。
タイルであれば、長手1200くらいまでは
余裕であるので、有力な候補になります。
でも。
天然石と比べてみると、やはり、質感や風合いは落ちます。
自然な石目がなんともいいんですよね。
天然石は、風合いはよいのですが、
大判にすると、重量がすごいことになるので、
施工性がよくありません。
しかも。
外壁に使える天然石ですと、ある程度限定されます。
きれいな石目のある大理石やトラバーチンなんかは、
採用できないのは痛いですね。。
劣化してもいけないですからね。
やはり、想定する大きさと、重量、石目等含めても、
タイルの方が、選択肢も多く、可能性が見いだせますね。
ということで、今回は、天然石ではなく、
大判のタイルを採用することで進めます。
ただ漠然と見るより、具体的な家創りに採用する目的で
眺めると、ほんと楽しいです。
毎日、刺激的で楽しませてもらえてありがたいです。
静かに佇む20坪弱の平屋。
本サイトで監理を依頼されたセルフビルドの物件。ヒノキを多用しているため、香りが楽しめる。1LDK+事務所。
ラーチ合板の基本的な使い方は
家の屋根、外壁、床などの下地材として使用します。
基本は下地材です!!
仕上げ材ではありません。
ですが、最近の流行りでもあるのですが
そういった下地材を
うまく加工し、仕上げ材として使う事例も多く見られます。
ラーチ合板は、
金額も非常に安く、どこでも手に入る材料で、大きさ・厚み等色々な種類があり、
使い勝手はとても良いです。
※後で書きますが、下地材なので、使用する際に注意した方が良い点もあります。
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1枚目の写真は、下地材であるラーチ合板を
玄関脇のシューズクローク(下足室)の壁仕上げに使用した例です。
ラーチ合板の特徴は、
木目が粗く、主張が強すぎる印象を私自信持っていますが
こうした、小さな部屋や収納がメインの部屋であれば
コスト削減も含め、使用する価値は高いと考えています。
2枚目の写真は、下地材であるラーチ合板を
飾り棚の棚板に使用した例です。
幅や奥行き、厚みの大きな板を
無垢板や集成材で作成する場合
結構コストが上がりますが、
ラーチ合板は価格が非常に安いうえに、幅・奥行共
大きな板として使う事が可能です。
注意点としては、
表面がザラザラしているので↑↑↑↑もととも下地材ですからね・・・
そのザラザラをヤスリ等で滑らかにしてあげた方が
使い勝手が良いかと思います。
(また、ラーチ合板だけでなく、OSB合板も同じような使い方ができるので参考まで。)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━タイラ ヤスヒロ建築設計事務所 平 泰博blog⇒http://www.taira-arch.com/blogweb site⇒http://www.taira-arch.com/━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
施工は当社でおこない、設計管理をお願いしたい。間取りなどの構想はできている。土地は当社保有地。 建築家の所在地について:同じ都道府県・近県の建築家を希望する
家作りに役立つ情報をお送りします。ぜひご登録ください。
・お仕事を依頼した建築家:井水建築設計 井水 通明 ・建築家相談依頼サービスに投稿する前にどんなことで悩んでいましたか?:...
契約した建築家名・事務所名を教えて下さい鈴木淳史建築設計事務所...
メッセージ受信後、メールのやり取りをした後、電話する約束をしましたが、電話をした際、なんの話?位の状態で、塩対応でした。
2度と頼みません。