●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
昭和初期 川越に洋風の風は確実に吹いていた
川越の大工による洋風五軒長屋
重要伝統的建物群保存地区の南寄りに位置する当建物は、昭和5年築の洋風五軒長屋である。川越には、建築家(保岡勝也など)による洋館、大工の手による擬洋風建築などが数多く残っています。長い年月の中増改築を繰り返されてきた一軒を、オリジナルの残る柱・梁を頼りに復原します。
昭和初期の大工の手による洋風町屋として評価され伝統的建造物として指定を受け平成25~26年に復原工事を行っています。
外壁は、人造石洗い出し仕上げ、掻き落とし仕上げ、ドイツ壁とモルタル系の左官仕上げのオンパレードです。