自然素材で高い防水性のそとん壁・設計室en 小野和良さん

音がつなぐ家

そとん壁はデザイン性が高く、自然素材で高い防水性の外壁材です。
 
そとん壁について設計室en 小野和良さんに伺いました。
 

お話を伺った建築家

 

ユーザー 設計室en 小野和良 の写真
飯能市岩渕197-6
0429819080
音がつなぐ家

そとん壁とはなんですか

 
そとん壁とはシラス台地(鹿児島、宮崎県南部)のシラスから出来ている外壁材です。
 
シラスは2万5千年前の巨大な火山噴火のマグマが冷やされ、火砕流となり堆積したものです
 
シラスの主成分は珪酸で、除湿剤の主原料でもあるので調湿性に優れ、無数にある空洞がニオイや化学物質も吸着してくれます。
 
人工物ではない、自然素材でできた左官材料となります。
 

貴社がそとん壁を採用するようになったきっかけがあれば教えて下さい

 
そとん壁の事は独立前から知っていました。
 
独立後、仕事を一緒にするようになった工務店からの進めで採用したのが最初です。
 
その仕上がりがシラス独特の風合いで質感がよく、性能面もよいので引き続き採用しています。
 
今は、弊社の標準仕様でお客さんに勧めさせてもらっております。
 

菜園のある家

そとん壁の価格はサイディングなどと比べて高いのでしょうか

 
サイディングに比べると、初期費用はかかります。
 
ただ、サイディングのようにコーキングは使用しませんし、色も天然の岩を砕いたものを顔料として使っていることもあり色の退色が起こりにくいです。
20、30年と考えるとメンテナンスコストがかからないため、トータルで考えると高くない外壁材だと思います。
 

そとん壁の色は選べるのでしょうか

 
色は10色、仕上げテクスチャーは7種類があります。
 

菜園のある家

そとん壁のメリット・デメリットを教えて下さい

メリット

  1. デザイン性が高い。
    人工物では得られないシラス独特の風合いと質感でデザイン性の高い仕上がりが期待できます。
    また、継ぎ目のない仕上がりで外観が美しく仕上がります。
  2. 自然素材で高い防水性。
    下塗り材と上塗り材の2層構造になっていて、下塗り材は超微細なシラス粒子、上塗り材はそれより大きいシラス粒子で構成されています。この下塗り材の粒子が水蒸気は通して、雨水の大きな粒子を通しません。
    また、シラス壁だけの防水のしくみ(くの字現象)で浸み込んだ雨水は、隙間が細かい下塗り材にほとんど浸み込むことなく、上塗り材の表面へ流れていきます。
  3. 断熱効果がある。
    多孔質のシラス粒子内部に空気を取り込んでくれるため、他の塗り壁に比べて、外気の温度を建物内部に伝えにくく、冷暖房の効率をアップさせてくれます。

デメリット

  1. ひび割れのリスク
    左官塗りで仕上げられるため、地震などでひび割れが起こるリスクがあります。
    下地処理を行っているので、可能性は低いですがひび割れが起こる可能性がある事は、理解して採用した方がいいかと思います。
  2. 他の材料と比べるとコストがかかる
    他の仕上げ材に比べると、初期費用がかかります。
    ただ、メンテナンスのコストがそれほどかからないため、トータルで考えると高くない素材かと思います。

そとん壁のメンテナンスはどのようにすればいいのでしょうか

 
シラスは、マグマの超高温で焼成された高純度無機質セラミック物質で『マグマセラミック』と呼ばれています。
 
無機質の天然セラミック素材のため、紫外線、雨、風による退色や劣化がおきにくく、汚れも付きにくい素材で、防水性も劣化しにくいです。
 
経年変化で風合いに多少の変化は見られますが、基本的にはメンテナンスフリーの素材です。
 

そとん壁は寒冷地でも使用可能でしょうか

 
施工時、硬化中の凍結に気をつければ寒冷地でも使用可能かと思います。
 

そとん壁は準防火地域でも使用できますか

 
下塗り材の塗厚を標準の10㎜から12㎜として、上塗り材と合わせた仕上げが20mm以上とすれば、使用可能かと思います。
 

音がつなぐ家

『音がつなぐ家』について教えて下さい

 
ピアノ室のある『音がつなぐ家』
家らしい形の外観が希望という事で、切妻屋根のシンプルな外観を提案させていただきました。
 
内外共に自然素材にこだわり、外壁はシラスそとん壁と板張り。
(板の塗装はお客さんによる塗装です)
内部の床と天井は杉板、壁は漆喰で仕上げました
 

『菜園のある家』について教えてください

 
土地探しからお手伝いをさせていただいた菜園のある家
構造材には、地元の材木、天然乾燥の西川材を使い、地産地消の家となりました。
広い敷地の中に建つ、24坪ほどの小さな家で、庭には家庭菜園とお子さんが遊ぶためのスペース。
土間に置かれた薪ストーブや大きな窓からの借景が、豊かな暮らしを生んでくれています。
外壁は、高千穂シラスのそとん壁、内部は杉の無垢材と、漆喰塗り、栗の造作キッチンに、米のり、にかわを使って造った建具など自然素材で仕上げ、身体にも優しい造りとなっています。
 
風の流れとお日様の恩恵をたっぷりと享受できる住宅に仕上がりました。
 

設計室en 小野和良さんのそとん壁・設計事例

  

画像 建物の名称 紹介文
『きなりの家』

内、外共に基本的に、手に触れる所は自然素材であり、職人さんが造ったと感じるような仕上げで提案させていただいています。

『大屋根の家』

床面積26坪とけして大きくない住宅ですが、視線の抜けを意識し、面積以上に広く感じられる空間となりました。
仕上げ材については、外部は左官仕上げ(そとん壁)と板張り、内部も床が無垢フローリング、壁が漆喰塗り、天井が板張りと自然素材を使っています。

大人の秘密基地プロジェクト

山梨県大月市の高台につくられた大人の秘密基地プロジェクト。
定年を迎え、これからの第2の人生を有意義に、楽しく、豊かに、暮らしていくための空間づくりでした。

キャンティレバーの家

町田市小川の住宅街での計画。
元々敷地には、古屋が建っており、解体後その敷地を3分割して販売していた1区画での計画となります。

音がつなぐ家

ピアノ室のある『音がつなぐ家』
家らしい形の外観が希望という事で、切妻屋根のシンプルな外観を提案させていただきました。

 

I-3257、建築確認申請をして頂ける建築士様(茨城県)

ユーザー ミヤシン の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
茨城県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

建築確認申請をして頂ける建築士様を探しています。
50坪の更地の土地を購入し、50平米弱のガレージ(イナバガレージ)を建てる予定です。
建設地は茨城県神栖市になります。
予算は10万~20万です。
よろしくお願いします。
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない
 





ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

足場の隙間から見えている外壁。

仕上げの工程が完了して、仕上がってきています。

お客様こだわりの色合い。

とてもクールですよね。

足場があって、まだ全容が見えていませんが、

来週には、いよいよ足場を解体予定。

ついに。。

外観があらわになります。

すごく楽しみです!

内部では、大工さんの工事が、着々と進行中。

そんな中で、現場に登場した、ギザギザのノコギリ(笑)

なんとなく、想像つきますよね。

そうです。

階段の踏み板を支える桁という部材です。

ギザギザ部分に、踏み板を載せます。

写真だと、その大きさが伝わらないかもしれませんが、

それなりに大きくて、堅くて、重量があります。

階段を支えるわけですから、そうあってほしいですよね。

少し持ち上げてみようと試みてみましたが、

ビクともしませんでした(笑)

実は。

昨日、この階段周りの納まりについて、確認したいことがあります!

と現場監督から連絡があり、急遽定例打ち合わせを移動することに。

事前に、監督と大工で、いろいろ考えたようで、

監督が作成した図面も含めて話始めました。

詳細図面はあるのですが。

いろんな寸法が抑えていたので、どの寸法が優先なのか、

立体的に、どういった見え方をしてほしいのか、

イメージがしっかり共有できていませんでした。

ということで、原寸の寸法を出したり、スケッチを描いたり、

参考の画像を見せたりしながら、しっかりすり合わせしてきました。

方向性が共有できたら、監督も大工も、スッキリした表情に

変化していきました。

事前に、しっかりと検討した上で、調整ができたので、

スムーズにすり合わせができたと思います。

ありがたいですね。

昨日は、こんな感じで、曇り空。

そのせいか、気温が上がらず、肌寒かったです。

現場の方々には、ほんと頭が下がりますね。

午後は、とある家づくりの打ち合わせへ。

実は。

一年ほど間取りのお話をさせていただいてきました。

今までに、いろんなプランを検討してきました。

その瞬間では、御要望にはフィットしていましたよ。

ただ、御要望が変化されてきたので、

それにリンクして、間取りも変化をしてきたんです。

それが、昨日、もう変更はありません。

という一言をいただきました。

突然で、逆にビックリしましたが(笑)

これから、外観のデザイン等をした後、概算にはなりますが、

見積もりをとって、次回御提示する流れとなりました。

理想の間取りになっているようでしたので、

何とかご予算とのバランスが取れるといいなと思います。

ドキドキとワクワクが共存している感じです。

ユーザー 三浦尚人建築設計工房 三浦尚人 の写真

吹き抜けは上下階を繋ぐだけでなく、上部に設けた開口部により、採光と風通しを確保するといった役割とともに空間的な豊かさを得られます。 

したがって、吹き抜けのある空間の天井高さは当然ながら高くなります。 

住宅の場合、吹き抜けのある場所はリビング・ダイニングがほとんどではないでしょうか?
(ちなみに、玄関ホールが吹き抜けになっている住宅もありますが、私はこのような設計はほとんどしたことがありません。) 

家族が最も長い時間を過ごすリビング・ダイニングに吹き抜けを設けることは効果的ですが、その際に考慮しなければいけないことは寒さ対策です。 

暖かい空気は上昇するため、エアコンから出る温風は吹き抜けの天井へ昇って行ってしまい、暖かさを感じにくくなります。 

そのため、上へ行った暖かい空気が下へ戻るように吹き抜け天井にシーリングファンを設置することをおススメします。 

しかし、吹き抜けのある空間では、冬の時期はエアコンを使うより床暖房をはじめとする輻射熱による暖房機器を採用されたほうが効果的だと思います。 

エアコンはあくまで夏の時期に冷房として使うほうが良いでしょう。

ユーザー TAM建築設計室 新井敏洋 の写真

わが家にはブラシが沢山あります。

家族が花粉症なので玄関に服ブラシと靴ブラシ(土落し、埃落としの2本)、掃除ブラシ、玄関帚。(ブラシたては子供の工作です。)

エアコン、換気扇、空気清浄機、除湿器のフィルター、扇風機清掃は掃除機の吸引と細かな埃を取り除くブラッシングです。

フィルターの清掃方法はどれも水洗いしてとなっていますが、半乾きだと菌が発生し臭いも出てきます。

乾かすのに時間もかかるし、高機能エアコンの自動お掃除は埃除去だけ。

フィルター取外し時に夏場ならささっと結露の出やすい本体吹出部も除菌清掃します。

掃除機フィルターのブラシでの埃取も欠かせません。

階下は玄関で、階上はバルコニーでの清掃です。

分散配置が便利です。

階段は床が目線に入るため埃がとても気になります。

完全に埃が払えるのはブラシ清掃です。

気になった時すぐに清掃できる専用品です。

キッチンにも卓上ブラシは欠かせません。

コーヒーの豆ひきくず、パンのスライスくずなどをささっと取除きます。

ブラシは使い勝手の良いところに置いています。

ユーザー 三浦尚人建築設計工房 三浦尚人 の写真

パントリーとは、ストックしておく食料品や飲料品などを収納、保管しておくスペースのことで、最近このスペースを要望される建て主さんが増えてきています。 

これは、新型コロナウイルス感染が長期化していることも大きな理由のひとつかも知れません。 

ただ、このスペースは、共働きのご夫婦の住まいや二世帯住宅、家族の多い住宅では以前から要望としてありました。 

パントリーとひと口に言っても、家族構成、生活スタイルや要望などにより必要なパントリースペースの広さはそれぞれ異なります。 

パントリースペースの場合、大きく二つのタイプに分かれ、ひとつはウォークインの個室型、もうひとつは壁面収納型のタイプです。 

さらにウォークインの個室型は、扉の無いオープンタイプと扉のあるクローズタイプがあります。 

広さとしては、ウォークイン型のほうがたくさんのものが収納、保管が出来て便利ですが、中を人が通るスペースが必要で、このスペースには物が置けないいわゆるデッドスペースとなってしまいます。 

一方、壁面収納型は、造り付け収納家具のように壁面に設けるため、無駄なスペースが無くていい反面、スペース的には限られてしまうケースが出てきます。 

いずれにしても動線を考慮すると、キッチンに隣接して設けることがほとんどで、収納部分は、様々な大きさのものを効率よく収納出来るように、棚板は固定式よりも可動式にしたほうが良いでしょう。

I-3256、地下(防音)、猫(との暮らし)が得意な方(神奈川県)

ユーザー ちゃむに の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
神奈川県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

下記の内容が予算的にできるのか相談です。
音楽家です。
 
横浜市**
土地:検討中
建物予算:2000~2500万円(諸経費込み)
 
第1希望
擁壁を直す予定の土地で、それを活かし、地下にRCで1部屋(10畳ほど)。
上に木造で二階建て。
 
第2希望
地上三階建て。この場合木造。
1部屋(10畳)は防音仕様。
 
土地の大きさは112.89m2 建ぺい率は80の200。
 
地下(防音)、猫(との暮らし)が得意な方を希望します。
 
第2希望のほうが可能性高いのは分かりますが、第1希望でどこまで出来るか可能性を探りたいです。
 
よろしくお願いいたします。
 
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する
 





I-3255、確認申請業務依頼(埼玉県)

ユーザー ヨシユキ の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
埼玉県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

戸田市在住設計者・確認申請業務依頼
建築地・**駅周辺・土地面積65m2・商業80、600・道路幅6メートル・4階建てWRC198m2
事務所ビル
基本ボリュームプラン・断面・立面完了・構造計算当方負担・基本デティール集有り
 
依頼項目
確認申請業務・最低申請用設備図・10メートル越えの中高層事前申請説明会
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する
 





I-3254、価格を抑えて建設できる提案があれば(静岡県)

ユーザー 傾斜地 の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
静岡県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

伊豆や熱海の別荘地内に土地を複数所有しています。
急傾斜地も多く、建物を建てる際に基礎代が高額になります。
 
そこで、ここに掲載されている傾斜地の参考事例も確認したのですが、なるべく価格を抑えて建設できる提案があればと思い、ご相談させていただきます。
 
こういった事例を載せていいのか不明ですが、
https://www.designboom.com/architecture/heinz-legler-v-houses-mexico-04-...
こちらは基礎部分がほんとに小さく、傾斜も活かされています。
 
ここまで大胆なものでなくてもいいのですが、高級というよりは、価格を抑えて、土地の有効活用ができるようになればと考えています。
 
可能であれば、建築後は宿泊施設等にして貸し出しをしたいと考えていますが、自己使用や二拠点居住先など、様々な利用用途で使用できればと思います。
 
タイニーハウスを検討していたのですが、傾斜地が活用できればタイニーハウスに限定する必要もないかと思い、こちらで相談してみようと思いました。
 
どうぞよろしくお願いいたします。
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない
 





ページ

建築家紹介センター RSS を購読