I-2498、ガレージを増築(静岡県)

ユーザー shizunichi の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
静岡県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

16.51m2のガレージを増築、稲葉GRN-3152S 確認申請代行のお願いです
場所:御殿場市内 ガレージ設置予定:6/22~6/末頃
既存建物の検査済み書あり
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する
 





さまざまな角度からアドバイス、サポートするセカンドオピニオン・中川龍吾建築設計事務所 中川龍吾さん

住宅メーカーや工務店による家づくりは、どうしても造る側の論理が優先しがちで、業者が本当にあなたの立場になってくれているか、といった疑問を持たれることもあるかと思います。
 
判断がしやすいようにさまざまな角度から、利点や欠点を提示したり、改善策や別案を提示したりといったアドバイス、サポートをさせて頂くというのが、セカンドオピニオンサービスです。
 
セカンドオピニオンについて中川龍吾建築設計事務所 中川龍吾さんに伺いました。
 

お話を伺った建築家

 

ユーザー 中川龍吾建築設計事務所 中川龍吾 の写真
東京都練馬区関町南4-8-13
03-3929-7684

 

貴社がセカンドオピニオンを手がけるようになったきっかけがありましたら教えて下さい

私が独立して設計事務所を立ち上げたのが約20年前ですが、丁度インターネットが普及し始めた頃になります。
私もインターネットを始め、仕事もあまりありませんでしたので独学で事務所のHPを作ったりしました。
まだ、今日のように多くの設計事務所がHPを作り始める以前の話です。
「住まいに関するご相談はお気軽に問合せ・ご質問ください(無料)」とHPに記していたのですが、するとメールで様々な問い合わせを頂くようになりました。
 
半分近くはニックネームだけ記された建築相談などで、時間をかけて回答文を書いて返信をしても、お礼のひと言も返信がないことも少なくありませんでしたが、頑張って回答を続けていました。
実名が記された質問に関しては、最後はほぼお互いに「ありがとうございました」で終わるので、止めることができなかったとも言えます。
 
そのうちメールの使い方というかマナーが定着してくると、匿名やニックネームでの問い合わせというものは無くなりましたが、私も住宅設計者としての経験を重ねてきましたので、質問への応え方のバリエーションを増やしたり、より丁寧で広範囲、提案を含めた回答を行う事を有料で対応しようと考えたのが12年前に始めたのが、現在のセカンドオピニオンサービスというものです。
 
住宅メーカーや工務店から建て主さんに提示されるプランがあまりにも気になる点が多い事や、建て主さんがメーカーさん等に遠慮しているためか話がうまく進んでいない様子を伺ったりしている中で、何とかより積極的に建て主さんの役に立てないかという思いが強かったことも、このような企画をした意図のひとつです。
 
医療の世界でセカンドオピニオンというものが一般化されてきたのがヒントになって始めたものですが、現在はハウスメーカーの展示場等でセカンドオピニオンを謳い文句に集客をしたりしているのをみると少し複雑な思いがします。
 

レポートのみコース実例(抜粋ページ)

↑レポートのみコース実例(抜粋ページ)
 

具体的にどういうことをやっていただけるのでしょうか?

 
現在は「設計に関するセカンドオピニオン」というものと「工事に関するセカンドオピニオン」という2本立てで行っています。
 
前者は「助言コース」、「レポートのみコース」、「レポート+打合せコース」、「改善プラン提案コース」、「別案提案コース」という5種類に、後者は「助言コース」、「現場確認コース」、「検査助言コース」という3種類に分けています。
 
設計に関するセカンドオピニオンの概要としては以下のような内容です。
「助言コース」は、基本的に事前に頂いた資料を精査した上でさまざまなコメントや改善策等をお話させて頂くもの。
「レポートコース」は、お話をする代わりにレポートを作成するもので、話の内容を文書化してもらいたい人や、打合せに来ることができない遠隔地の方に対応するためのもの。
これらの両方を行うのが、「レポート+打合せコース」。
それに加えて、数案の改善プランを作成してご説明を行う「改善プラン提案コース」や、数案の別案をご提示、説明を行う「別案提案コース」という形にしています。
 
もともとは住宅メーカーや工務店で家づくりを進めている方を主な対象と考えていましたが、設計事務所で計画を進めている方からもたびたびお話を頂いています。
家づくりへのこだわりや意識が高い方々だからこそ、第3者の意見を聞きたいというお気持ちが強いのかと思います。
 
また、セカンドオピニオンの他に、家づくりをトータルにサポートするサービスも行っています。
住宅メーカーや工務店で家づくりをする建て主さんをサポートするもので、通常行っている設計・監理業務ではなく、監修業務というものです。
 

レポート+打合せコース実例(抜粋ページ)

↑レポート+打合せコース実例(抜粋ページ)
 

料金はどれくらいでしょうか

 
HPにコースごとの詳しい内容や金額を記載していますが、基本的には「設計に関するセカンドオピニオン」に関しては2.5~30万円(税別)、「工事に関するセカンドオピニオン」に関しては1.5~4.5万円/回(税別)として設定させて頂いています。
こちらでの作業に関わる時間や労力に応じて金額を設定させて頂いているものです。
 

改善案提案コース実例(抜粋1案)

↑改善案提案コース実例(抜粋1案)
 

全国に対応していただけるのでしょうか?

 
全国からのご依頼に対応させて頂いています。
 
まずは「設計に関するセカンドオピニオン」に関してですが、遠方の方については、打合せを含めたコースは対応が難しい為、その他のコースをメールにて対応しています。
これまでの経験としては、長野県や静岡県あたりからは事務所にお越しになって打合せをさせて頂いたケースはあります。
 
別案提案コースに関しては、本来、敷地を見た上で案の作成を行うべきものと思っているのですが、遠方の方からのご依頼の場合はグーグルアースやストリートビューを活用したり、建て主さんから周辺の写真や動画等を見せて頂いて周辺環境を理解した上で案を作成することでご理解を頂いています。
 
「工事に関するセカンドオピニオン」の場合は、気になる点の写真などを見せて頂ければ遠方の方からのご依頼を受けることは可能だとは思っているのですが、実際には、遠方の方からこのサービスへのお申込みは頂いていないのが実状です。
 

別案提案コース実例(抜粋1案)

↑別案提案コース実例(抜粋1案)
 

メールのやり取りだけで間取りを作ってもらうこともできますか?

 
先にお答えしました通り、遠方の方に関してはメールのやり取りにより対応をさせて頂いています。
 
遠方の方でも、案に関する説明や打合せをしたいという方は多いので、できるだけ案に説明文を加えたり、電話等でも説明や打合せをする等のフォローをさせて頂いています。
 

間取り以外の相談にものっていただけるのでしょうか?

 
もちろんです。
 
「設計に関するセカンドオピニオンコース」の場合、間取りに関して疑問や不安をお持ちの方が多い一方で、
「明るい家になるだろうか」
「窓や吹き抜けの設け方はどうしたらよいだろう」
「照明計画を見てほしい」
「設計図全般に関しての所見を聞きたい」等々、
さまざまなご要望があります。
 
これら設計全般の事柄に関してもフォローをさせて頂く、というのがこのサービスの目的でもあります。
 

セカンドオピニオンを行うにあたって意識しているや、こだわっていることはありますか?

 
「セカンドオピニオン」というのは第3者の視点からの所見の事を言いますが、私がそれを行うのにあたっては、一般的と言いますか、いわゆる標準的な回答を提示させて頂くと共に、私独自の設計のプロとしての見解も提示させて頂くようにしています。
 
もちろんそれが一致する場合もあれば、異なるものである場合もあります。
できれば、いろいろな視点からの見解やメリットやデメリットをお話することで、考えられる全ての可能性や選択肢の中から建て主さんが検討した上で、最終決断をしてもらいたい、と考えているものです。
 
家の設計は本来、信頼できる設計士と打合せを重ねながらつくり上げていくものですが、
「依頼をしている住宅メーカーや工務店には直接相談しにくい」
「相談の仕方がわからない、他に相談できる人もいない」
「依頼している所の担当者は本当にその道の専門家なのだろうか?」
「あまり要求を言うと相手が気を悪くするのでは?」
といったことで、直接聞いたり頼んだりできないことがよくあるようです。
 
住宅メーカーや工務店による家づくりは、どうしても造る側の論理が優先しがちで、業者が本当にあなたの立場になってくれているか、といった疑問を持たれることもあるかと思います。
もちろん非常に良心的な業者さんもおられるでしょうが、だからといって
「建て主の立場を優先しているか」
「業者側に都合の良い計画ではないか」
「設計の能力や意欲は高いか」
ということとは別問題です。
 
設計者は、設計のプロとして建て主の方の立場で適切な提案、アドバイスをすることが重要な役割のひとつです。
また第3者の立場だからこそ気兼ねなく発言ができるものでもあります。
もちろん最終判断をされるのは建て主さん自身です。
 
判断がしやすいようにさまざまな角度から、利点や欠点を提示したり、改善策や別案を提示したりといったアドバイス、サポートをさせて頂くというのが、こちらが手がけるセカンドオピニオンサービスです。
 
「敷地を充分にいかしたプランか?」
「予算に合っているプランか?」
「もっと機能的で合理的な家」
「もっと明るく風通しの良い家にできるのでは?」
「デザインの良さや遊び心もそなえた家」、
そして何よりも
「建て主の方が満足できる家にするためには」
という視点でセカンドオピニオンを行うようにしています。
 

現場のチェックをしてもらうこともできますか?

 
可能です。
これは、先程「工事に関するセカンドオピニオン」に関してお話をさせて頂いた通りです。
 
またセカンドオピニオンからは少し外れますが、出来上がった住宅に関するトラブルやクレームに関して家のチェックやヒアリングを行い、是正事項やその方法等をお話したりする事も行っています。
 

どの様な方法でサービスを受ける事が出来るでしょうか?

 
基本的には下記のHP内にある「セカンドオピニオンサービス」のページをご覧頂き、そこから必要な事項をメールにてお送り頂くか、或いは電話で問い合わせを頂ければ、適宜、対応をさせて頂きます。
 
中川龍吾建築設計事務所
 

ユーザー 桑原建築設計室 桑原 廣 の写真

土地の良し悪しは、言い出したらきりがないと言えます。
ケチを付けていたら、ほとんどの土地は、買えません。
出来るだけリスクを避けるにはどうすれば良いでしょうか?
最初に検討するのは、自治体が出しているハザードマップに
記載されている地域の土地です。風水害は、建築対応では
限界があります。次に、境界が曖昧な土地、道路が確定して
いない土地です。近隣の関係が問題がある土地は、
住んでからも様々なトラブルが予想されます。また、
水ハケの悪い土地も、買わない方が良いと思います。
周囲の水の流れが、(排水の状態)スムーズに行われて
いないと、その後、多くの費用が掛かります。
つまり、谷の行き止まりのような場所です。これらの他、
地盤、土地形状等色々ありますが、建築的工夫で対処できれば
問題はありません。土地の見分け方は難しいのに、
ほとんどの方は、不動産屋や御自分で判断しています。
専門家のセカンドオピニオンを受けるべきだと思います。

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

現在工事中の家づくりのワンショット。

そう。

外壁ですね。

ガルバニウム鋼板を使っているのですが、

横に葺いたタイプなんです。

ラインもスッキリ通っているし、

表面もきれいに仕上がってました。

ガルバニウム鋼板の外壁っていうと、

こんなイメージですよね。

リブ状に、縦ラインが入ってる感じ。

これはこれで、クールな感じでかっこいいんですが、

よく見かけるタイプ。

せっかくなので、少し違う雰囲気にしたいということで、

今回のような葺き方もいいかもしれません。

でも。

こちらをご覧ください。

よく見てください。

なんだか様子が違います。

色が違う?

確かに違いますが(笑)、そこがポイントではありません。

ポイントは、表面の波打ち具合。

ガルバニウム鋼板って、屋根や外壁に使う場合、

その厚みは、0.35-0.40mmになります。

しかも。いわゆる鋼板なので、

太陽が当たるところは、熱の関係で、収縮します。

なので。

平たい鋼板を使うと、三枚目の写真のように

波打つんですよね。

それがいけないということではないんですよ。

ただ。

波打つことを知らずに採用して、

それが気になるようでしたら、よくありません。

こういった使い方をすると、表面は波打つんです。

そういった性質を持つ素材なのですが、

二枚目の縦ラインは、波打って見えません。

細かく折ってあるからです。

??と思われたかも(笑)

A4の紙を想像してください。

そのままですとペラペラで、腰がありません。

でも。それを一方向に何度も折っていくと、

横に向けても折れ曲がらないほど強くなります。

それと同じ原理です。

なので。

外壁に使うガルバニウム鋼板は、縦ラインが多いんです。

あれ?

では。一枚目を見返してみてください。

波打ってましたか??

実は、それが、ほとんど気にならないくらいになるんですよね。

(ゼロではないですよ)

理由は???

金属板の裏に、裏打ちをしているからです。

金属板の裏に、発泡スチロールのような素材で、

補強しているんです。

よくできた素材だなって思います。

だから。

最近は、こちらの素材をよく使います。

でも。

パーフェクトということでもないので。

デメリットもないことはないです。

長くなりそうなので、それはまた今度にします。

外壁材って、いろいろあります。

それぞれに、いいところとよくないところがあって、

一長一短なんですよ。

何を求めるのかで、それぞれ最善が違ってきます。

その辺、しっかりと聞きとりながら、

その方にとって最適な外壁材をご提案しています。

ユーザー TAM建築設計室 新井敏洋 の写真

住まいの中の時計は、実用とともに部屋の雰囲気をつくるものでありお気に入りのもの、部屋に合ったものを選びたい。

我が家の時計をご紹介します。

仕事部屋の時計です。

床壁天井、机などすべて木。

時計の赤い印はシエスタです。

ストレスなし、スローワーク・・・がイイネ

仕事場の隣、打合せ室の時計

竣工のお祝いに送ることがあるものの一つです。

フレームは銅で出来ています。

リビングの時計です。

リビングも床壁天井はすべて木です。

木のなかのイタリアンデザイン。

遊び心、色がとても好きです。

これもイタリアンデザイン。

横から見ると千と千尋のカオナシです。

イケアで衝動買いをしてしましました。

住まいの時計は高額ではありません。

安いからと言って衝動買いせずに、じっくり楽しみながらお部屋づくりをして下さい。

ユーザー ❨株❩アトリエ Y&R 栗城裕一 の写真

見付けとか見込みという言葉は、建築現場でよく使います。
見付けは36mmで、とか、見込み12mmにして、などと大工さんや設計事務所などが言っているのを聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
図のように、見込みはその部材の奥行きの寸法で、見付けはその部材の正面の寸法のことです。
これらは意匠に大きく影響を与える寸法なので、設計者はとても気を使います。たとえば、幅木という部材についても高さを何mmにするかとか、壁からの出幅を何mmにしたらよいかなどについて、吟味します。

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

とある家づくりの現場。

昨日、こちらの現場へ定例の打ち合わせへ行ってきました。

いくつかの内容について打ち合わせはあったのですが、

通常に比べると、質疑も少なく、控えめ。

とても順調に進んでいる現場だからでしょうかね。

現場監督が、早めにいろいろ検討してくれていたこともありそうです。

というわけで。

現場の状況を、いつも以上に丹念に見る時間ができました(笑)

現在、外壁を工事している途中なので、

その施工状況を見てきました。

パッと見ると、なんでもないシンプルな外壁ですよね。

実は、こちらの製品。初めて採用します。

素材は、窯業系サイディングで、

いわゆる「サイディング」になります。

サイディングというと、レンガ模様や木目柄、タイル風といった

表情のあるタイプが多いんですが、そんな中でも、

敢えて、スッキリとしたタイプにしてます。

シャープでモダンな雰囲気に仕上がります。

さらに「四方あいじゃくり」という特殊な仕様になっていて、

メンテナンスにもしっかり配慮しているものだったりします。

(目地はありますが、コーキングではないんですよね)

予算もかけていただいたのですが、

こちらのお客様には最適な外壁になったと思います。

早く全面張れないか。。

なんて、とっても楽しみですね。

いきなり部分のアップですが(笑)

こちら。

壁と床の取り合いに設置する巾木なんです。

アルミのアングル+タモの集成材。

ちょっと不思議な形状、素材ですよね。

実は。

基礎の内側に断熱した場合、玄関土間周りは、

うまくやらないと、断熱が欠損してしまいます。

それを回避するための、工夫の集積の結果が、

この拡大した部分になります。

なぜ、下まで木部がいかないのか。

木部が凸凹した形状なのはなぜか。

上が丸くなってるのはなぜか。

全てに理由があるんです。

こちらの家のお客様は、断熱+気密に

とってもこだわりがある方なので、

基礎の断熱が欠損してるなんていけませんから。

実は、全体からすれば、わずかなので、計算上も関係ないんですが、

お客様の強いこだわりだからこそ、細かなところまで、

しっかりと突き詰めて工事しているんです。

こちらの家。

断熱+気密もすごくて、全館空調も入れてる。。

最強に快適な家になりそうです。

かっこよくて、快適に暮らせる家。

うらやましいですね。

ユーザー 大島功市建築研究所 一級建築士事務所 大島功市 の写真

買わない方がいい土地…なかなか答えに困る難しいお題です(笑)(≧∇≦)
今回は土地の形が三角形のフタコアパートメントを例に挙げてちょっと話します。
http://ohkokk.boo.jp/hutako.html
最終的にこの土地を決めたクライアントは周りの人から買わない方がいいと言われてたみたいです…三角形ということでうまく計画できるか…相場より安いけど何かあるのではないか…等々(^◇^;)
しかし…諸々調査して建築家、設計者としてプロの立場から最終的にはお薦めしました!
プランは如何様にもなり…できる限りの最大限のボリュームプランを提案して完成させ10年以上経た今も満室が続いてます(^ ^)
買わない方がいい土地がある人にとっては買った方がいい土地に生まれ変わるのです(^^)/~~~

ユーザー 三浦尚人建築設計工房 三浦尚人 の写真

自分たちの希望する一戸建ての住まいづくりを考えるうえで、まず必要なのが家を建設するための土地です。 

しかし、その土地を探してから決定するまでが、実はとても大変でかつ重要です。 

もちろん、土地を探すには不動産会社へ行き、希望するエリアをはじめ予算、広さなどを伝えると思いますが、ちょっと待ってください。 

不動産会社へ行く前に、あらかじめ土地を探す際に注意すべき点、言い換えると「買わない方がいい土地」を念頭に置いておくべき点を確認しておくことがとても大切です。 

不動産会社は土地売買を仲介する会社であって、住まいづくりの専門家では決してないことも合わせて念頭に置いてください。 

では、どういう土地が買わないほうがいいかというと、もっとも重要な項目だけでも下記があります。

□敷地境界点に杭が無く、境界が不明確な土地
□地目が宅地となっていない土地
□所有権と売主が一致していない土地
□抵当権や借地権、あるいは仮登記、差押えなどが設定されている土地
□市街化調整区域内の土地
□敷地が建築基準法上の道路に2メートル以上接していない土地
□敷地の前面道路に上下水道、ガス等のインフラが通っていない土地
□隣地との高低差が大きく、擁壁の構造図面などの書類一式が行政機関に無い土地
□盛り土をした造成地
□私道、都市計画道路が敷地面積に含まれている土地
□前面道路が私道で、所有権(持ち分)が無い土地
□防火地域に指定されている土地(木造住宅を希望している場合)
□周辺の相場と比べてだいぶ価格が安い土地

意外とたくさんあるんです。細かく言うとさらにあります。

上記の項目は、少なくとも検討している土地について不動産会社に確認することをお勧めします。 

それでもし、不動産会社から明確な回答文書が無い場合には、その土地は購入しないほうが賢明です。

ユーザー 南俊治建築研究所 南俊治 の写真

■以下は「悪い土地」の特徴としてあげられます。どこに目を瞑り、どこまで妥協できるかは人それぞれですが参照ください。

• 地盤が丈夫
家を建てる前提で土地を探している場合、これは絶対に譲れない条件です。前述した通り、地盤が脆弱だと追加工事が必要となります。また、過去に地盤沈下や液状化現象を起こした土地は、できるだけ避けた方がいいでしょう。ただし木造だと柱状改良で比較的に安くできる方法もありますので購入前に信頼できる建築士に相談いただければと思います。

• 災害に強い土地を選ぶ
天災の多い日本だからこそ、その土地が災害に強い土地であるかどうかのチェックが必要です。国土交通省のハザードマップポータルサイトでは、現在の日本全国における自治体が発したハザードマップがすぐに確認できますので確認しておきましょう。
○国土交通省ハザードマップポータルサイト
http://disaportal.gsi.go.jp/hazardmap/

• 境界線がはっきりしている
土地のトラブルで最も多いのが境界線の問題です。相続問題で隣地フェンス間の土地は1筆なのに複数の相続地権者が要る場合があります。「境界標」が図面通りに打ち込まれていればいいのですが、現場の状況により難しいケースがあります。

• 角地だけど道路に接していない
住宅建築に際して、住宅はどこか一面が4メートル幅の道路に接するよう規定が設けられています。道路に接していない場合は2メートルの道路を用意する必要があります。角地でありながら道路に接していない場合、この道路を用意しなければならない可能性があるため、実際の土地面積より小さな家になってしまうのです。

• 目の前の道路に消火栓が置かれている
一見、「なんの問題が?」と思うかもしれませんが、こういった土地の場合、車庫を作ることができません。

• 土地の形がいびつ
土地の形が極端に長細かったり、狭小地、あるいは道路との高低差がある傾斜地だった場合、後々売ろうとしても買い手がつかない場合もあります。販売する時にも価値の下がらない土地を選びましょう。三角の土地でも以前三角形の教会堂を設計することで解決した事例がありますので、何が何でもダメということではありません。

• 土地が周囲より低い位置にある
周囲より低い土地の場合、雨が流れ込んでくることが考えられます。地下水なども自分の土地に流れてくることが予想され、そうすると湿気がある土地ということになります。またポンプアップして排水しなければならないことにもなりランニングコストが高くつきます。

• 抵当権が入っている
「もう全部払い終えているから、あとは抵当権を消すだけだから大丈夫だよ」という売主の言葉を信じて代金を払ったのに、いつまで経っても抵当権が消えず、土地を手に入れることができないというトラブルは後を絶ちません。こういったことのないよう、抵当権が消えるまで絶対に代金を支払わないようにしましょう。

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