建築家の設計事例
物の形を周辺の住宅のスケールに合わせた形状としながら、地元千葉県産のサンブスギを外壁材として採用しており、地域の材料を使いながら周辺環境を捉えた建築としました。杉板や松などの木材は内部空間でも積極的に採用して、医院に必要な清潔さと患者の居心地の良さが共存した診療空間をつくりました。 |
純和風の続き間を開放感のある空間にする為、耐震的に必要な壁は残しその壁が存在意義がある様に、希望されていた暖炉の配置を計画しました。開放感のある空間にする為、2.5mの引き違いの掃出し窓を撤去し、両側の壁の外側にサッシが納まり、2.5mの大きな空間になるサッシを取付けました。 |
今回はご希望と予算と性能を考慮し、木造耐火構造という仕様、木造で高性能・品質が確保できるSE構法に挑戦しました。クライアントと長い時間を共有し、施工者と共につくり上げる楽しさを実感した住まいです。 |
本物件は設計だけでも1年以上かかりました。基本設計も固まり、実施設計にかかっていたものの、依頼者の都合による大幅な計画変更にも都合を察し、常に依頼者と同じ視線で悩み考え模索してきました。 |
南側道路であるため、リビングを道路側に配するとお隣様から展望される事となりプライバシーの確保が難しくなります。そこで坪庭を配しリビングのプライバシーと通風を確保しました。「夏場、一度もクーラーを使用しませんでした。」とお褒めのお言葉を頂きました。 |
依頼者の希望である南面からの日当たりを確保するために、南面を大開口としました。構造強度を補うために壁ではなくステンレス製の線状の筋交いを設けています。 |
玄関に入ると土間のギャラリ-室がお客様をお迎えします。突き当たりの地窓からは中庭のや |
敷地が急斜面だったため、構造計算やプラン、 現場では基礎を作るまでに、岩盤をけずるなど 窓からの景色想像以上になりました。 |
起伏の多いエリアの傾斜地であり、前面道路と裏道路には5mの高低差がありました。 |
単純な骨組み・無駄の無い構成・簡素な仕上げでコストダウンを徹底しつつ、アトリエの土間床から家中を暖める温水床暖房を採用しています。建主とご友人の作家さん共作のステンドグラスは、建物の象徴的な存在となりました。 |