建築家の設計事例

吹き抜けを突き抜ける大きな行灯の照明が家全体をほのかに照らすしかけです。下の書斎から見上げると、上昇感のあるその行灯のまわりを階段が囲んでいます。家族の間に壁も扉もなく、身を寄せ合う感じを表現した家です。総工費は1550万です。

①木造準耐火構造にて不燃化
②省エネ法をにらみ断熱化と屋上からの熱対策でダブル床構造
③ルーフバルコニーの雨漏れ防止の為に、実績のある保証も充実した業者の採用
(全国展開をしている防水専門会社)

隣地建物がせまっている為、南面と東面からの採光が難しい敷地の短所を補うよう、建物のまんなかに設けた吹抜を軸に大きなワンルームのような簡潔で自由な空間を提案をしました。直射日光が苦手という住人の意向を考慮し、この吹抜はできるだけ天空光や反射光で明るくするよう工夫を施しています。

東からの風を取り込み、
室内の奥まで光が届く、
隣家のリビングと視線がかさならないような
窓の配置になっています。

朝日が廊下の奥まで届き、
気持ちの良い朝がむかえられます。

従来ならば建物以外は駐車場だらけになってしまう民間デベロッパー型分譲マンションですが、
部分的に高密度化することによって中庭を設け、通り抜け路地を設けることができました。
通り抜けは上下に波打つような形状としたので、子供たちがいつも遊んでいます。

施主は小学生・幼稚園児2人の子供を持つ若夫婦。未来あふれる家族にとってもっとも長い時間を過ごす我が家を設計するに当たり、コの字型の外形の中央に室内と同じレベルでアクセスできるデッキテラスを計画しました。

南に開けた高台の傾斜地に計画中の建物です。
周囲の視線を気にすることなく生活できる恵まれた立地です。

南側のすばらしい眺望をいかすため、リビングの南面は両端の出入り口を除き、全てFIXガラスとしました。
テラスの手すりもガラス手すりです。

古い建物であったため、お施主様は断熱性能やバリアフリー性能に大きな不満を抱えているようでした。
浴室には特に力を入れられ、段差の解消・手すりの設置・ジェットバス付高断熱浴槽・春には桜の見える方角に窓を設ける等、奥様のこだわりが詰まっています。

間取りについては、風通の良いものを。そして、湿気対策は、調湿建材の使用で、問題解決。
構造については、当事務所で問題点、方向性も決められるので、後は、意匠面の強化で、様々な意匠についても提案しました。

テナントビルのファサードとエントランスラウンジのリノベーションです。

老朽化したアパートの建替え。
地下鉄駅前の好立地なので、テナントビルに建替え。

依頼者のご夫妻は、今まで慣れ親しんだ畳の生活を好まれました。またそれが一番の要望でした。
そして今まで通りに簡素で落ち着きのある生活を望まれていました。

現代の茶室
株式会社七葉は「抹茶」という切り口から、「新しい日本のカタチ」を世界に発信している会社である。
09年10月現在で27店舗を展開する”和カフェ”である。
良質の抹茶を、抹茶ラテなど現代的にアレンジしたメニューで提供している。

2世帯の54坪、3階建ての住宅
大きなボリュームをできるだけ感じさせないように、前面道路からセットバックして建物を配置し
3階部分はできるだけ道路から奥になるようにし、高さを感じさせないプランにしました

計画地は北関東郊外でおおらかな土地に広い庭を構えた低層屋敷の点在する立地です。
建主からの要望は、おおらかであるがゆえに希薄になりがちなセキュリティに配慮すること、堅固な構造と家のどこにいても快適な環境の確保とバリアフリーでした。

戸建型の賃貸住宅を連ね、住宅の基本性能である光と風が入りプライバシーを守り緑に囲まれながら、各住宅がコミュニティーが取れるようにしました。

お施主様からのデザインの要望は、「赤毛のかわいらしい女の子が飛び出してくるような家。」それだけでした。そこで試行錯誤を繰り返しながら、煙突や風見鶏の付いた赤い屋根瓦と、真っ白な漆喰の壁が特徴的なこのスタイルの家をご提案させて頂きました。

敷地の外の気持ち良さを取り込む、室内空間の豊かさを目指しました。
コンクリート内に断熱材を打ち込み、断熱性の確保された内外ともにコンクリート打ち放しの技術を採用しました。
3D設計・施工の技術を用いて特殊な螺旋階段を設けました。

外観は7年の年月を刻み、風合いを持つようになって、街並みに溶け込んでいます。
時の経過に助けてもらいながら、美しく齢を重ねる建物の設計を、心掛けたいものです。

「他にはない、地域に開かれたデイサービスにしたい!」という事で、何回も会議を開き、お施主さんと一緒に悩み、計画から建設まで3年という年月がかかりました。

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