道路より高い土地でも造成工事を少なくして高低差や傾斜に逆らわない・アトリエルクス一級建築士事務所 宇佐見 寛さん
道路より高い土地は、必然的にプライバシーの確保された空間をつくり出しやすく、高低差が生む空間的な魅力のある建築になります。
道路面より上がっていることによって、防犯面でも有利になります。
道路より高い土地についてアトリエルクス一級建築士事務所 宇佐見 寛さんに伺いました
道路より高い土地のメリットを教えて下さい
敷地に高低差があることにより、必然的にプライバシーの確保された空間をつくり出しやすく、高低差が生む空間的な魅力のある建築になります。
道路面より上がっていることによって、防犯面でも有利になります。
周囲より高い位置に居室をつくると、ロケーションを一望でき、水平へ無限に広がる空間を得ることができて、周囲の建築の影響を受けにくいので風とおしも良く、太陽により近いので、明るさも確保しやすい建築を実現できます。
道路より高い土地のデメリットを教えて下さい
計画の仕方によっては造成工事に費用がかかる可能性があります。
上下の動線ができるので、将来的な動線確保を計画しておく必要があります。
上がった位置に建築物を建てるので、建築物全体が見えてしまうので、4方向ないし、3方向からの視線、建築フォルムを検討して計画する必要があります。
道路より高い土地に建物を設計する際に注意しているポイントを教えてください。
出来る限り、造成工事を少なくして、高低差や、傾斜に逆らわない計画を目指しています。
高低差があると、ともすれば、土地、土、とかい離した生活空間となってしまいがちなところを、傾斜、敷地、土と面して生活などをしていくことを強く意識して計画して、つくっています。
まどにわの場合、道路との高低差はどれくらいですか?
まどにわの道路との高低差は、約3.5mほどあります。
がけ条例で擁壁をつくる必要はなかったのでしょうか?
がけ条例は、土の安息角の30度以下をクリアーしているため、擁壁はつくりませんでした。
※安息角:土(岩石片や砂など)や粉体(石炭粉など)を積み上げたときに自発的に崩れることなく安定を保つ斜面の最大角度を「安息角」と呼ぶ。
どのようにしてがけ条例をクリアしたのでしょうか?
土の安息角を確保してクリアーをしています。
土地を購入する前の相談にも乗っていただけますか?
もちろんです。
むしろ、高低差のある敷地購入される場合は、出来る限り早いタイミングでご相談をいただいて、様々な角度から検討した計画をご案内いたします。
道路より高い土地に家を建てたい方になにかアドバイスがありましたらお願いします
まどにわのクライアントからのご依頼は、まず、傾斜を生かして建築できないかということと、擁壁などを作らず建築をすることができないかといったご要望から始まりました。
もちろん、コスト的に有利な方法を模索しながら、より魅力的な空間をつくるべく計画をしました。
この建築が成立したのは、クライアントの固定概念にとらわれない柔軟なお考えがあったからこそ完成できたと思います。
傾斜地でご検討されている方にお伝えしたいのは、固定概念にとらわれることなく自由な発想で検討されて、それに答えてくれる建築家と住宅、建築づくりを成功させていただきたいと思います。
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