木製雨戸を設計したのは、独立する前なので30年以上のことになると思う。
一筋レールの無双付き、サル落しの締りです。
一筋は米檜、鴨居、雨戸は米杉、サル落しは建具屋さんが操作性、耐久性を考えタモにしてくれた。
雨戸はシャッターにとって替り、ガラスの防犯性が高くなりシャッターも付けない場合が多い。
ご希望されたのはこの2世帯住宅の子世帯です。
防犯と日除けと通風が必用で、防火窓にしなくてはならないため、防火サッシ(網のない耐熱ガラス仕様)+ブラインドシャッターを付けたのは親世帯。
色々相談した結果は、もともとこの敷地にあって長く使われた木製雨戸とおなじになったお話。
経年や建付はながく使っていたのでご了解済み。
日除けの具合も承知の上。
一筋、無双、サル落しは解体前打合せで開け閉めしながらしっかりと見させていただきました。
アルミなどの既製品がお嫌いな訳でなく、シャッターが好きではない。
シンプルな引くタイプが良いのですが好みの性能やかたちが無いという個性的な理由。
木製の厄介さを考えると潔いといえば潔い。
老婆心ながら、全てがビスで取外し交換できるように設計した。
多少防犯性に劣るところはご勘弁。
雨戸を閉め、無双を開く
雨戸を開ける
サル落しの締りです
10月末に住宅を引渡し完成写真を撮る。
まだ不具合箇所もあるし未了箇所も少しある。
行政の完了検査時に未了箇所があったために、検査済証もまだ。(書いている今は受理されました。)
景観や風致の完了届け手続きもまだある。
登記をご自分でおやりになるために図面づくり。
(CADフォーマットが役にたちました。)
地震保険のための、性能保証は取れるかなどのあれやこれや・・・
まだすこし仕事が残っていてすっきり感はないし、
仕事が終わる寂しさはいつものことである。
晴れてbon voyageとはなかなかいかないものだ。
今回、既存の敷石や塀の大谷石を再利用しましたがなかなか良い感じが出ています。
敷石は敷位置を調整し目地部にクライアントさんが草を入れます。
2階廊下より、吹抜け、ホームステーションへとつながり、吹抜けの窓からは木の揺らぎを感じながら暮らして頂けます。
「近隣の方からの視線、沢山の虫」を気にされていました。その反面、名古屋市から1時間ほどに位置している閑静な住宅街であり、それぞれの方が庭を所有され緑の多い区域でもありました。その景観を崩すことの無い住宅を希望されておられました。
住宅雑誌やホームページをご覧いただき、「ホームページの中の家が好きで」決めて頂きました。
現在のの庭を残し眺めたいとの希望で、建物の位置がおおよそ決まっていました。またお子様はお嬢様ばかりの3人姉妹でご家族もとても仲が良く、全員がリビングで過ごせるようにプランニングしています。洗濯物は、虫が多い季節には、スキップフロアの中2階に設けたデッキ下に虫よけとともに洗濯物を干すことが出来ます。デッキや配置を工夫することで視線を気にせず暮らして頂くことが出来ます。
「ホームページを見た時の印象通りの伸びやかな住宅が出来上がりました。リビングを中止としていますが、和室やホームステーションなど居場所がたくさんあり同じ空間に居ながら一人の時間も楽しむことが出来気持ちよく暮らしています。」
外観
キッチンから庭とリビングを望み、スキップフロアへとつながります。左手には、扉を開けるとワンルームともなる和室、その奥にはスキップフロアを利用した地下倉庫への階段がみえます。」
スキップフロアの階段は、時には読書コーナー、時にはホームシアターへと使い勝手が拡がっています。スキップフロアの階段下は半地下倉庫となっています。
リビングから繋がる和室は玄関横の中庭も望むことが出来ます。
2階の子供室廊下には、大容量の本棚があり、本好きなご家族の沢山の本を収納することが出来ます。
ホームステーションの吹抜けの窓から、木々の揺らぎを感じることが出来ます。
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建築家の行うオープンハウスはハウスメーカーのモデルハウスとは違い、実際に住むために建てられた住宅です。建築家の設計力・工夫が随所に感じられると思います。また、オープンハウス当日は建築家もいることが多いので、建築家と直接、話すことができる場合もあります。 家を建てたいと思っている方はぜひ、建築家住宅を見学してみることをオススメします。
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依頼事項 100㎡以上のテナントの用途を「保育所」に変更する場合の用途変更費用について、見積をお願いしたく思います。エリアは東京になります。よろしくお願いします。 建築家の所在地について:同じ都道府県・近県の建築家を希望する
目黒区******(近隣商業と第2種住宅専用にまたがってます)地域の鉄骨3階建てアパートを民泊用として簡易宿泊所に用途変更したいです。検査済み証はなく、築年30年です。床面積は各階、1F=93.609、2F=89.55、3F=74.50㎡です。仕事の内容は、1)用途変更に必要な申請をする、2)1)の概算見積もり、3)建築家に依頼したいのは、専門家の立場で申請して、3か月後のB室の原状回復のとき同時に用途変更工事を実施たいからです。 建築家の所在地について:同じ都道府県・近県の建築家を希望する
何度かご紹介している、山吹色の壁の家。
昨日、家を先行して、引き渡しとなりました。(外構は、まだ工事が進行中)
外壁の色は、何度見ても鮮やかで、とってもきれいです。
ただ、それだけでなくて。。写真を撮り忘れてしまったのですが、オレンジの洋風瓦の表情も、とてもいいんです。
よく見かけるこういった類の瓦屋根っていうと、濃い目から淡い色まで、3色をミックスして表情を創ることが多いです。
ただ、そのムラが、わざとらしい感じと感じていました。なので、こちらの家では、艶の有無で、色の見え方を変えるようにして自然な感じの色あいで見せています。
ちょっとした違いのようですが、実は、結構違ったりするんです。
2階のホールにある、手洗い。
洗面台は、パナソニックの既製品ですが、それに、モザイクタイルを張ってみたり、ネットで購入されたタオル掛けを採用してみたり、お客様がもともとお持ちだった鏡を付けて見たり。
いろいろ組み合わせて、素敵な手洗いスペースに仕上がっていました。
清潔感がありますよね。
こちらは、トイレ内部の壁!!エメラルドグリーンなんですよ!
トイレということもあって、エコカラットを採用してます。
消臭を期待していますが、どこまで効果があるのかは。。。
暖色系の外観とは裏腹に、内部が寒色系だったり。
お客様ご自身もお好きなのですが、色の決定に際して、頼りにされていたのは、「風水」でした。
風水にもいろいろあると思いますが、読み取り方では、こんな風に表情豊かな家が出来上がるんですよ!
これから、御家族で、愉しい毎日を過ごしていってほしいと思います!
また、遊びに伺います!!
照明の第4回として、今回は壁付き(ブラケットライト)の照明器具について書きます。この器具は、壁に取り付けて主に演出照明として使われます。所謂ベース照明としてではなく、補助的あるいは空間演出のために使うことが多いです。もちろん、ベース照明として使うこともありますが、それは照明効果を狙った演出を伴う使い方が多くなります。 上の写真は、取り付け高さをご紹介するために載せました。床から1500mmの高さに取り付けてあります。多くは1800mmとか人の背の高さを考慮してぶつからないようにという発想で取り付け高さを決められることが多いですが、公共空間とは違って住宅の場合は少し低く取り付けると親密さと住宅らしい雰囲気が出てきます。人の目の高さくらいにすると、ぶつかることもありませんし、この写真の器具のように上下に明かりが出ていく器具の場合には、光源が目に入らずにとても感じの良いものになります。 下の写真は、何台かまとめて取り付けることで一味違った独自の照明器具のような感じが出てきて、これも使い方としてご紹介したいものです。これは、次回のスポットライトのところでも複数台まとめて取り付ける効果をご紹介したいと思っています。
はじめまして。三重県北部在住の50代の夫婦です。60坪ほどの土地に新築で家を建てる計画があり設計を依頼したく申し込みました。敷地は北面道路(接地幅11m強)で高低差があります。具体的には南が北より1.5mほど高くなっています。又、南面には家が立つ予定で、日当たりに不安があります。なので、出来るだけ建物を北に寄せたいと思い、北側の1階をRCのガレージにしてそのうえに家を建てたいと考えています。素人ですので、構造計算とか、高さの制限とかまったくわかりませんそういった点をアドバイスしていただける方がいらっしゃればと思っています。 建築家の所在地について:同じ都道府県・近県の建築家を希望する
従来日本の木造建築は、大工さんが、自分の加工場で、墨付けにより、木材を加工していました。しかし、墨付けの加工には、かなりの経験年数が必要です。熟練の大工さんが、年々すくなくなり、コストや費用が掛かるようになりました。このような状況を改善するためにプレカットが普及するようになりました。プレカットは、あらかじめ加工図面を、コンピューターで作成して、切断や、加工をデーター化して、全ての作業を機械化しています。そのため、工期の短縮、費用が大幅に下がり、加工精度も良くなりました。20年前は、継ぎ手がぐらぐらすることもありました。現在は木材の乾燥状態も一定で、継ぎ手もしっかりしています。また、加工による廃材も大幅に軽減するようにになりました。さらに、構造計算もすることもできるようになりました。材料も、集成材の使用も出来るようになり、強度を一定にすることが出来るようになりました。しかし、プレカットは、木材の質をなるべく均質になるようにしています。伝統工法のように、木材の個性を生かす、工法ではありません。民家の柱、梁をデザイン的に見せて、木の生命を感じることは出来ません。木は、一本ごと全て違います。どちらの工法が良いかは、求めるものの違いで、決められません。
上棟1階部分
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お仕事を依頼した建築家: 鈴木将記建築設計事務所 鈴木将記さん ...
早々に10名の建築家の方々からコメントをいただきました。家族で熟考し2名の方とお会いしてみる事にいたしました。...
こちらの希望を記す事で多くの返事を頂けました。それを基にじっくりと比較検討を行えました。電話番号等の個人情報を晒す必要がないので、...