広間は節の多い安価な桧の床と、ロシアの唐松とプラスターでまとめています。
ガラス戸の下の床に見える黒いラインが、暖気が出てくるスリットになっています。照明器具はデンマークのものを個人輸入しました。流し台の上も同じシリーズの小さなペンダントにしました。
駐車場から階段を登って建物の下を通り抜けて前庭にたどりつきます。ドラマチックな印象を演出しました。
玄関から広間に行く通路です。左側のデッキには、屋根も高窓も付いています。
夕暮れ時の外観です。建物を曲げて庭を確保している感じが伝わりますでしょうか。
1 階が鉄筋コンクリート造仕事場で2・3 階が木造の住宅という構成です。
お子さんにアレルギーがあるので化学物質の使用は極力避け、自然素材を最大限活用しました。塗料などもサンプルを取り寄せ、実験して反応を見てから決定しました。寝具などを毎日陽に当てて干したいということでしたので、屋根付きのサンルームを設けてあります。
ほこり対策として、子供室には本棚を設けず、階段ホールに本棚を設けました。 その結果、3 階の階段ホールが2 階のホールと連続してとても生き生きした空間になりました。居間食堂は、ほこりを避けるために、ブライド内蔵サッシを使用しています。騒音の防止にも役立ち、非常に効果的でした。尚、サンルームは室外扱いでペアガラスで断熱していますので、冬の暖房時、夏の冷房時にも室内側の環境には影響しません。これをインナーバルコニーと呼びたいと思います。
サンルームです。天井から電動で物干しがおりてきます。右下や正面のジャロジー窓を開けておけば、24 時間風が通りますが雨は入りません。
階段室は親密感のある空間となり、上と下を一体化するのにとても役立っています。
キッチンから食堂居間を見ています。サッシはブラインド内蔵にしました。ほこりも付かず、遮音効果も優れています。
タグにガレージハウスがついた設計事例の一覧です。この他にも多くの建築家がガレージハウスを手がけています。
イケアのキッチンを使ったオープンキッチンのLDKテーマはかっこいいとかわいいの共存
限られた面積を家族4人で工夫して快適に住みたい。小さくてもいいから子ども2人に個室をつくってあげたい。せっかくリフォームするなら、コストは抑えながらもオシャレにもしたい。寒さ、湿気にも悩んでいる。
施主家族の中では、ある程度PLANのイメージはあったがそれをカタチにしながらプラスαの提案などを気に入って頂きました。
子ども室はベッドと収納、テーブルがレイアウトできるギリギリの大きさをとり、コストを抑える為、イケアの家具を同時に選んで頂きレイアウトしました。キッチン、洗面台もイケヤにしましたが、その設置まわりをタイルや造作でオシャレにしてオリジナル感を出しました。夫婦の収納はLDKの一角にウオークインクローゼットとし集約したり、小上がりをつくり下部を収納としたり、各所の収納を工夫しました。寒さ対策には断熱リフォームをしました。
イケアの商品を使いながらも、そのまわりで使う素材など提案して頂き、オリジナルで好みの空間になったのが良かった。奥様は「お菓子作りが趣味なので、このお気に入りのオープンキッチンでお菓子を作るのが楽しみです」とおっしゃっていました。
イケアの洗面台と造作収納の組み合わせテーマはシンプルラグジュアリー
子ども部屋-1イケアのクローゼットを配し、最小限の個室
子ども部屋-2イケアのクローゼットとテーブルを配し、最小限の個室
建て主はこの10 年英国暮らしの男性。
友人の紹介で英国在住中にメールで打ち合わせを始めました。英国から持ち帰るアンティーク家具の似合う家を建てたいとのことでした。英国風の外観はまがい物しかできないだろうからということで断念。だからといってその辺の建て売り風なものは御免被りたいという意見をお持ちでした。外観はどちらかといえば、1960 年頃の英国の建築の流れを意識しています。色彩は外部内部とも建て主と相談しながら決めていきました。そういう共同作業で思いもかけないものが生まれてくるのは、とても楽しいことです。
室内から見ると高窓の感じが分かると思います。絵画やアンティーク家具がよくマッチしています。
寝室の壁は薄い緑色にしました。
外観はこれを煉瓦で作れば、1960 年頃の英国の建築家好みという感じです。窓は直接面していますので、高いところに設けました。玄関ドアは左側の引っ込んだところにあります。
大きな敷地を二つに割り、メゾネットの棟割り長屋と自宅を建てました。
二つの建物の間に屋根付きのパーゴラをかけ、スロープのアプローチとしています。将来車椅子になった場合には役に立つはずです。2 階には奥様と共用できる大きな書斎を設けました。斜め天井の吹き抜けに面しているので、家族の気配がどことなく伝わってくる要望通りの空間ができました。気密、断熱性能はかなり高くし床暖房も採用ましたので冬暖かく、夏涼しく暮らしているとのことです。
居間のソファーコーナーです。
デッキです。少しだけ見える庇の勾配は真夏に2 階の書斎への照り返しが無いようにきつくしてあります。
階段の踊り場から見た書斎です。右には廊下の壁をかねた天井までの本棚が見えます。
丹沢の麓、七沢に建つ2 世帯住宅です。
親世帯と子世帯の間に天井の高い広い土間があります。そこは共通の居間で、近所の人が立ち寄る場でもあります。それぞれの世帯に玄関はありますが、土間に直接入る入り口もありますし土間から庭に出ることができます。土間では薪ストーブがおかれ火を眺めてすごすこともできますし、日曜大工から自転車修理までできます。
L型に囲まれた庭は、二つの世帯の共有空間となっています。
土間の全景がです。出っ張っているのは親世帯のキッチンです。親世帯の座敷には土間から上がるようになっています。
親世帯の座敷と土間とはこういう感じでつながっています。
土間から外部への出口が見えます。赤い梯子を登ると子世帯のロフトです。
これは別荘でなく住宅です。
東京を引き払った夫婦が八ヶ岳の麓で新しい生活を始めました。週末は予約制のレストランに変わります。口コミで段々と軌道に乗ってきたとのことで嬉しく思っています。かなりの山奥で、窓の外の林の中を鹿の親子が歩いていたりします。夜はもう殆ど経験しない漆黒の闇です。寒さも相当なもので、北海道並の断熱を行い、アメリカから断熱サッシを個人輸入して取り付けました。結果として、教室用の石油ストーブ1 台で、1 階全部を暖める事ができています。
週末は客席となる居間兼食堂です。左脇に見えるのが学校の教室用のストーブです。
アプローチよりの外観です。エントランスデッキには、ベンチが設けました。巾60 センチですので、ちょっとした昼寝はできます。外壁の色は周囲の唐松の色に合わせました
階段室のちょっとしたピクチャーウインドーです。
体の不自由な高齢者もお住まいの2 世帯住宅です。
端的に言えば体の不自由なお母様を介護する住宅です。敷地は横浜によくある急勾配の道路に面した、崖の上でした。建て主は大学の同級生の都市計画の専門家で彼と一緒に勉強しながら設計をまとめました。まだバリアフリーのユニットバスを一社しか作っていなかった時代です。大きなデッキを作りそこから車椅子がスロープで降りられるようにし、芝の上にも行けるようになっています。このデッキは住む方の生活も変えたとのことです。朝起きて紅茶をデッキのベンチで楽しむようになったと聞いています。デッキにはベンチを作り付けるべきだと、これ以降思っています。
食堂からキッチンを見ています。ガスコンロの部分は見えないようにしています。
外観はガルバリウム鋼板を採用しています。雨樋もガルバリウム製です。
とても役に立つデッキから伸びるスロープです。
熟年ご夫妻が、自分たちの終の棲家としての住宅を希望されていました。
ご自分達が体が不自由になった時の事を想定して設計をしてほしいという要望でしたので、基本的には1 階で生活が完結するように考えています。車椅子使用になった場合には、和室からデッキに出て、段差解消機で道路の高さまでおりる予定です。法的制限で火災に強く、背の高い建物が求められましたが地盤はよくありませんでした。建物を軽くするために、鉄骨にALC 板(軽量気泡コンクリート板)という工法を採用せざるを得ませんでした。鉄骨ALC の建物はなかなかすっきりとしたデザインを見たことがありませんが、凛としたたたずまいをもつALC 住宅の佳作だと自画自賛しております。
玄関にはスロープを設け、大きな庇を付けました。右の壁にポストの口があります。
家の前にほんの少しの庭を設けています。将来万が一車椅子を利用するときの通路になります。
1 階の居間です。食卓の右奥が、半分隠れたキッチンで壁一枚でご主人の書斎コーナーです。
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こちらの希望を記す事で多くの返事を頂けました。それを基にじっくりと比較検討を行えました。電話番号等の個人情報を晒す必要がないので、...
当方の質問に対し、丁寧にかつ判り易く多くの助言を回答として横山武志様より頂きました。その結果、当方の考えていた案はコストと効果が見合わないことが判りました。今後、建築関係の悩み事があれば、...
実際に面談の上、4社よりプラン提案頂きました。大まかな概算提示あるもの3件、ないもの1件ですが、...