民家再生

●設計事例の所在地: 
埼玉県
●面積(坪): 
86
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

築70年の民家の再生です。

古民家の木組みは材料の使い方とともに職人の知恵と工夫の詰まった味わい深いものです。

それを利用し堅牢で快適な住まいになるように設計者の知恵と工夫が試されます。

撮影:鈴木喜一

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

新築、改修両方の計画と概算をたて進めていきました。2世帯のお住まいのため1棟建て、2棟建ても検討し結果、改修母屋と新築離れとなりました。
市街化調整区域のため開発許可から始めました。

その他の画像: 

「生まれ変わった住まい」

増築部の減築、基礎の新設、軸組の耐震改修、外内部の仕上げと開口部の改修、設備の取替えを行いました。

プランは使いやすくするために改修の範囲で変更しました。

また、温熱環境においては、断熱改修と空間に合った空調、床暖房を行いました。

住まいは、古き良さを残し、新しく生まれ変わりました。

「外観」

「小屋組を見せる」

玄関を吹抜として小屋組を見せています。

古材と新材のコントラストを意識しました。

照明器具は空間に合わせ製作しました。

右手入口が内玄関です。

撮影:鈴木喜一

「内玄関」

「耐震改修」

玉石の上の柱、土台は新設基礎スラブに固定し、外周部は基礎を立上げ柱を取替えました。

柱、梁の接合部は金物で補強し、断面の不足している梁下には柱を新設し、柱、梁以外は取替えました。

母屋小屋組は金物補強と、両側下屋小屋組で支えています。

撮影:鈴木喜一

「玄関ホール」

撮影:鈴木喜一

「ギャラリー」

撮影:鈴木喜一

改修前外観

構造残し解体

基礎廻り改修

終の棲家-やすらぎのデザイン

●設計事例の所在地: 
群馬県前橋市
●面積(坪): 
38
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

やさしく、温かな包み込むような内装、

南の陽は天井のルーバー越しにやわらかな光を落とします。

落ち着いた庭を見ながら、ゆっくり流れる時を過ごします。

堅牢で安全な建物、

光、熱、音、水、空気をコントロールした健康な、

やすらぎをデザインした住まいです。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

28年前に宮脇檀建築研究室で担当した住宅を娘さん家族が使用しその奥に建てた、ご両親の住まいです。

旧家屋は5年毎のメンテナンスや浴室や犬小屋、駐輪場の改修などをおこなわせていただき、
経営する医院の休憩室、診療室、薬局・待合、トイレ、屋上防水、外壁改修、空調設備、給水・給湯設備など毎年のようににお世話になっております。
もう一人の娘さんのお住いも新築させていただきました。
家具などインテリアに造形が深く、様々なご提案をいただく、新人のころよりお世話になっている大切な方々です。

その他の画像: 

「やすらぎのデザイン」

高窓より天井ル-バー越しに終日柔らかな光が差し込みます。

景観は外周の建物が見えないように切り取り、隣家の緑の借景と小さな庭でやすらぎの空間をつくっています。

内装はナラの落ち着いた温かな空間となっています。

開口部は引込み障子戸です。

「手づくりすること」

手づくりのものは要望に最大に沿うものであり、唯一無二のものですが、狂いも生じ、メンテナンスも必用です。

クライアントとの長い付き合いの中、やはり選ぶのは手づくりです。

外内部建具、家具製作、食卓灯、読書灯、食卓、キッチン流しも製作です。

「吊鴨居」

和室の空間バランスを崩さずに仕切り、また広がりを妨げぬように吊り鴨居の引き込み襖戸を設けました。

奥の坪庭は寝室、玄関ホールとそれぞれから窓位置を替えて楽しめます。

「奥に潜む外観」

21年前に宮脇檀建築研究室で担当した住宅を娘さん家族が使用しその奥に建てた、ご両親の住まいです。

外内部の素材・デザインはそのまま使いました。

宮脇檀設計の住まいの奥に位置します。

「玄関・ホール」

明かりは天井より坪庭の緑が来客を出迎えます。

都市住宅-自然を取り込む

●設計事例の所在地: 
東京都板橋区
●面積(坪): 
70
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

視線を気にせず光と風を感じる中空の中庭、

高窓より望む空、

光井戸やバスコートの坪庭など、

どこにいても自然を感じることが出来る住まいです。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

商業地に近いため堅牢で安全な住まい、視線を気にせずに緑のある快適な空間、素材感を大切にしたいというご希望でした。
 
住み替えマンションのリフォーム、事務所のメンテナンスなど長いお付き合いとなっております。

その他の画像: 

「優しい外観」

街並みに圧迫感を与えぬように軒高を押さえ、左官壁のぬくもりと、R屋根と木の優しさで演出しました。

「中空の中庭」

RC壁と木格子と建物で取り囲み、光井戸より突き抜ける緑いっぱいの中空の中庭です。

「緑と光のアプローチ」

光井戸で緑は上部に突き抜けます。

「玄関」

玄関前は光井戸となっています。

右手扉はクロークルームとなっていて、家族の入口です。

「高窓より望む空」

空に視界が抜けるように勾配天井と高窓の空間です。

「リビングより中空の中庭を見る」

「リビングよりダイニング、キッチンを見る 」

「ダイニング」

左手キッチン奥にユーティリティがあり、物干しはその前面テラスです。
リビング・ダイニングからの視線には入りません。

「ダイニングの光井戸」

西面の光井戸です。

採光・通風・景観が確保されます。

正面左手扉内は仏壇収納、扉は側面に収納されます。

「光井戸-自然を取り込む」

角度のあるルーバーで、目隠し機能を高くしています。

コンクリートと木でつくるモダンな和

●設計事例の所在地: 
東京都新宿区
●面積(坪): 
47
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

新宿高層ビルを望む細長い敷地、

雑然とした街並みに対しRCのシンプルな外観、

中庭は一転、自然と木質の落ち着いた雰囲気につつまれます。

各部屋は中庭に面し大きな窓から開放感とやわらかな光と風を取り込みます。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

RC打放しがご希望でした。奥行きのある敷地に対して中庭を設けることがポイントとなりました。
季節ごとの陽の入り方をクライアントと検討しご納得いただきました。

その他の画像: 

「モダンな和空間」

コンクリートとガラスに木格子を取り入れ、静かで落ち着いた和の雰囲気としています。

ガラス庇は視界、採光の妨げにならないこの場の適材です。

「緑で出迎えるアプローチ」

中庭の緑が来客を出迎えます。

「玄関・ホール」

中庭と一体となった玄関ホールです

「中庭に抜ける空間」

中庭を設けることで各室の明るさと通風と景観を確保しました。

中庭の窓は床から天井までのため、空間が広がり、上下階の視界がつながります。

「造付けソファ」

ソファ台は収納となっています。引出しにするとより取出しやすいものとなります。テーブルは可動式です。

「寝室」

米松合板天井と荒間障子で落ち着いた雰囲気としています。

ガラス戸と障子の間にロールスクリーンを設けて遮光します。

「洗面・浴室」

素材、視界、デザインをつなげることで空間の広がりをつくります。

百景楼-海の別荘

●設計事例の所在地: 
静岡県伊東市
●面積(坪): 
86
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

伊東市街、相模湾を望む高台にあります。

アプローチを裏から回り込ませ、広く眺望の開けたリビングへ動線が展開します。

開口部よりの眺望と光と風、ジャグジー・露天風呂でのくつろぎ、

サンルームでのゆっくり流れる時間が心身をリフレッシュさせてくれます。

造園、家具、窓廻り、家電、寝具等ほとんどをコーデイネートしました。

撮影:鈴木喜一

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

東海地震が想定されます。築造年数のかなり経過した前後の擁壁を考慮し住みての安全を確保するために1階部分をRCとし、安全性と経済性のバランスを取りました。

その他の画像: 

「サンルームの夜景」

RCに固定された木軸にアルミサッシを取り付けたカーテンウォールです。

撮影:鈴木喜一

「○△□ 」

○は寝室のラウンジコーナー、△はサンルーム、□の部分は露天風呂です。

△は中央に大室山、左手に手石島、右に小室山が見えることより3方の方向性のある形を考えました。

吹き抜け大開口としたのは、海よりの斜面に位置し、横だけでなく縦の景色も取り入れるためです。

撮影:鈴木喜一

1階のRC造は背部擁壁の防災安全対策です。
また、3台のビルトインガレージと2階在来浴室を可能としました。

夕景

撮影:鈴木喜一

「眺望を取り込む」

1階がRC造のため耐力壁が軽減され大きな開口が可能となりました。

内部からアルミサッシが見えない納まりです。

撮影:鈴木喜一

「リビング・ダイニング・キッチン」

40畳大の広さ、南上がりの天井、ゆったりした空間です。

撮影:鈴木喜一

「ダイニング・キッチン」

サンルームを見下ろす

撮影:鈴木喜一

「サンルーム」

内部からはアルミサッシが見えない納まりです。

撮影:鈴木喜一

「サンルーム」

赤・青・黄色

撮影:鈴木喜一

「表現する床の間」

床の間は夜の浜辺を表現しました。漆黒の浜辺、金紙は月、銀糸は夜空です。月に照らされる書院棚の雲、障子は浜に打ち寄せる波です。

撮影:鈴木喜一

里山の民家-古材再生

●設計事例の所在地: 
神奈川県横浜市
●面積(坪): 
60
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

欅普請の生家の柱、梁、床板などを再生利用した住宅です。

蔵、池のある庭、思い出のある樹木との調和を意識しています。

瓦屋根は家並みをつくり、庭や樹木は新たになった建物に奥行きの深さを与えます。

新しくなった建物も存在感たっぷりに今までそこにあったように、

そんなイメージをもちながら設計しました。

景観と光・風など環境、古材と新たな素材、住み手とつくり手の調和と融合がテーマです。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

旧家屋はクライアントの父が建てたもので、外装や間取りなどご希望とはかなり違い、床下井戸の始末も不十分なものでした。
しかしながら、持山から切り出した欅材は思いがあり材料再生、新築工事となりました。

経営される幼稚園の室内やトイレの改修、こども園の改築などのお付き合いをさせていただいております。

その他の画像: 

「景観住宅」

蔵と庭のある住まいの母屋の改築です。

地域一帯の里山が散策コースとして修景され、景観に溶け込む民家として、旧家屋の古材を出来るだけ利用した住まいづくりとしました。

散策路のアイストップとなる景観は大きく見えぬように建物を凸凹させ、坪庭の緑を見せます。

再生利用大黒柱のある玄関ホールより室内側を見る

「ストーブのある土間」

土間の小上がりに囲炉裏があったように、気軽に使え、畑作業の休憩にもなるストーブコーナーを設けました。

ストーブ炉台の石、座敷の靴脱石は根府川石です。真鶴の砕石場でクライアント・施工者とともに見て購入しました。

敷石や外構の石も根府川石です。

「トイレのある玄関」

正面右手は洗面、トイレ入口です。トイレは外部からも使用出来ます。

正面左手入口はクロークです。階段下に出ます。

階段上部のオープンスペースは遊戯室です。

「古材利用」

土間の棟を支える2本の通し柱と上り框は古材を利用しています。

土間の製作ペンダント照明のホルダーも古材の欅を使用しました。

「古材利用の座敷」

床柱や欅の古材を利用、力強い古材に負けぬ材料で、引き締まった空間を演出しました。書院窓も再生利用です。

「簀戸のリビング」

リビング、ダイニングの開口部はガラス戸、簀戸、障子戸の引込み戸です。チークの製作家具と床、白木の開口造作が調度良い落ち着きとなりました。

「ダイニングより障子戸のリビングを見る」

リビングとは間仕切りで仕切られます。
右手がキッチンです。

「バスコートのある浴室」

青森ヒバの浴室です。
床材には麦飯石を使用し、自然が持つ腐朽、抗菌などの作用に着目しました。

住まう楽しみ

●設計事例の所在地: 
神奈川県横浜市
●面積(坪): 
74
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

住まう楽しみ、100年住み継ぐ家をテーマに

健康・自然素材、安全・耐久、省エネ・環境配慮、快適を目指しました。

敷地は緑豊かな街並みの一画。江ノ島、富士山、丹沢が望めるすばらしいロケーション。

借景をいかしたシンプルで高品位な家です。造園もあいまって、

この地にとけ込んだものとなりました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

コンペから始まった計画です。RC3階建てで確認受理、見積調整のときに、ご家族の移動があり、将来を考え現在のものとなりました。クライアントさまとはこの後お持ちの建物の改修や会社の営業所の新築などお付き合いをさせていただいています。

その他の画像: 

「地形を利用」

開発分譲地の高低差のある2段のひな壇敷地です。

眺望と敷地の有効利用を考え、建物はひな壇上に配置、敷地東側の崖の開発法面を活かした造園を行い、建物と庭を連続性させました。

回遊性のある庭となっています。茶事を行なうため、庭を露地空間としています。 

既存敷地段差を利用した駐車場です。内部で建物につながります。正面左側が門扉です。表札、門灯はクライアントの手づくりです。

「景色を取り込む」

前面に広がる景色との一体感をだすために、フルオープン(木製引込戸)の大開口としました。

広いバルコニー越しに、庭の近景、借景が広がります。

「BBQパーティの出来るリビングデッキ」

大勢でのパーティが出来るリビングデッキです。

フルオープンの開口で床の段差はほとんどないため、内部と一体として利用出来ます。

「暖炉のあるリビング」

暖炉がリビングとダイニングの仕切りとなっています。

珪藻土の壁、床はチークの落ち着いた空間です。暖炉廻りの壁塗りはDIYです。

「和室(茶室)」

茶事ができる和室です。縁側部に水屋を設けました。
庭が露地空間となり、茶会を行います。

畳:備後表本畳、天井:秋田杉竿縁、壁:黄土、障子・襖:手漉き

バスコートのある浴室です。
バスコートのアレンジはお花屋さんに勤める娘さんにお願いしました。

トイレの手洗器は陶芸がご趣味のご主人にお願いしました。
カガミやペーパーホルダー等のアレンジは奥さまが行っています。

ユーザー 三浦尚人建築設計工房 三浦尚人 の写真

これから土地を探して自分達の住まいを建てようと

考えておられる方にとって、土地を購入される前に

正確な敷地面積と敷地境界は重要なことのひとつです。

特に敷地境界杭の有無は購入される前に必ず確認

しておかなければなりません。

境界杭とは、敷地境界を示すために地面へ打ち込まれた

杭のことで、主に石、コンクリート、金属でできている十字

や矢印で境界点を表しています。

したがって、もしこの境界杭がないと隣家とのトラブルの元

になりますので、注意が必要です。

ちょうど夏休みに訪れた京都の街を歩いていた時にこんな場所

に遭遇しました。

金属標の境界杭がこんな短い距離に4ヶ所もありました。

奥まったところに建物が点在する通路上にこれらの境界杭は

あったので、おそらくそれぞれ所有者が異なると思うのですが。

それだけ、敷地境界は大事なのです。

小さな家~緑のなかの木のアトリエ付住宅

●設計事例の所在地: 
東京都練馬区
●面積(坪): 
30
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

私どもの住まい兼仕事場です。

設計の考え方の詰まった住まいです。.

1つは、緑のある住まい。

2つに、楽しむ住まい。

3つに、手づくりと遊びごころの住まい。

4つに、こころとからだに優しい住まい。

私どもの考え方を感じてください

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

自邸はTAMの事務所兼用で、私どもの住まいづくりの一例です。出向いていただければ新しい発見があると思います。

その他の画像: 

「緑のある住まい」

約10m真四角の敷地に L字の建物を配置。

凹み部はアプローチ、ガレージ、駐輪場と植栽のオープンスペース。

敷地中央の木は室内どこからも見て感じることが出来ます。
枝葉は目隠しにもなります。

住まいの入口は凹みの最も奥になります。

アプローチの奥行きは段差を解消し、ちょっとした展開がある豊かな空間となります。

「オープンスペースを有効につかう」

敷地が小さいと駐車場がオープスペースの多くを占めてしまいます。

駐車場、駐輪場、庭、アプローチをまとめ、立体に捉えることで緑あふれる空間となります

「緑のある暮らし」

小さな住まいでも緑のある暮らしを楽しみたいと思います。

自然材料の外壁のしらす壁、木製バルコニー、木製窓は経年し日々変化する緑と調和します。

バルコニーの材料はイペ材です。高耐久木材で、高圧洗浄も可能です。

「木の中の暮らし」

室内はナラとシナ合板。間仕切りは住まいの可変性と統一性を考えほとんど同材の製作家具としています。

耐久性が必用な箇所は堅木のナラ、それ以外は経済的なシナ合板です。木の温かさはやすらぎ、寛ぎを与えてくれます。

右手の製作キッチン吊戸棚、製作換気扇フードは実用と共に天井を仕切らないものとしました。

「簡易ホームシアター」

「ものを出さない製作キッチン 」

炊飯器ワゴン、ゴミ箱引出等組み込みの製作調理台です。換気扇フードも製作で吊戸棚との一体性をもたせました。

収納は余分なものは持たないように手の届く高さとしました。

メンテナンスと清掃性と清潔感で本体外部、扉は白塗装、内部はポリ合板です。

洗濯機位置は、キッチンと物干し場の動線上に配置し、物干しはバルコニー左奥で視界には入りません。

「緑を楽しむ浴室」

バスコートは物干し場となっています。

また、鉢物でハーブ類を育てています。

浴室の窓は浴槽に浸かった時の目線にあり、朝湯でも洗濯物が見えない位置にあります。

「広がりを生む階段スペース」

階段とリビングを仕切る本棚はソファの背部となります。
家族の本を置いたり、プロジェクター置場としています。

リビングと一体のため、縦横のリビング空間の広がりが生まれます。

「光を取り込む階段」

縦長の窓は光を奥まで導きます。
木階段は蹴込なし段板のみで階下にたくさんの光を送り、階下では視界が抜けた空間の広がりをつくります。

「子供に個室はいらない」

兄弟のため手前にそれぞれの机、上部本棚製作家具、仕切に洋服入と本棚の製作家具を設けました。

リビングと子供室、子供室同士はロールスクリーンで仕切っただけです。

ロフトは子供たちの自由に出来るスペースです。

ゆるやかに部屋がつながるかたちにしました。

ユーザー 三浦尚人建築設計工房 三浦尚人 の写真

このあいだ、一年前に引渡しをした住宅を訪れました。

先月おこなった一年点検で見つかった補修箇所と新たに

建て主さまから依頼のあった追加工事の監理をするため

でした。

現場を担当した建設会社の監督と棟梁と私の3人がこの日、

一年ぶりに顔を合わせることが出来ました。

一年とはあっという間で、建設中が懐かしく感じました。

建て主さまも交えての会話も楽しかったです。

大きな工事ではないので半日で終わりましたが、こうして

工事期間中に最も長く現場で作業をされた棟梁も一年ぶりに

訪れて建て主さまが生活されている姿や、家具などの

インテリア、そして植栽などが見られて良かったのでは

ないでしょうか。

建て主と建設担当者と設計監理者とが住まいを引き渡した

あとも関係が続いていくことは、素敵なことだと思います。

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