吉祥寺のSOHO-築35年・中古マンションのスケルトンリフォーム-

●設計事例の所在地: 
東京都武蔵野市
●面積(坪): 
62.21㎡(18.81坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

SSAOのオフィス兼住居として2008年に築35年の中古マンションを購入し、自らの設計でスケルトンリフォームしました。
打合せスペースでもあるダイニングには自分でデザインしたカウンター収納や吊戸棚、雑誌架を造り付けました。仕上は木製建具と同じ白色オイルペイント拭取仕上としています。床はナラ無垢材、壁・天井は塗材(ヌリカラット)です。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

設計者とはいえ、まずは生活者として自身の生活を営む「場」が必要です。私は築35年の中古マンションを購入・スケルトンリフォームして自宅兼事務所として使っています。設計は自分でやりました。マンション内部を躯体だけ残して解体し、浴室やトイレ、キッチンも含めて一新することを「スケルトンリフォーム」と呼んでいます。スケルトンリフォーム事例は近年、特に都市部で着実に増えてきています。自分だけのオリジナルな空間で生活したいというこだわりや価格面で新築よりも割安感があるとの理由で流れに拍車がかかってきているように感じられます。自ら設計した空間で実際に生活していますが、設計者・生活者として利点や可能性を感じており、積極的にスケルトンリフォームを推進・紹介する立場をとっています。

依頼者の声: 

■感想・住み心地など

・自分達が住むため生活シーンをイメージし易く、手持ちの家具寸法等を反映させたキメ細かい対応ができたと思う
・初めてクライアントの立場となり、コスト調整に際してクライアントの苦悩を再認識した
・リフォーム工事は仕事が早いので検討・決断に瞬時の判断が要求された
・勤務先の担当監理現場が近かったこともあり、空き時間を利用して現場へ。また夫婦でほぼ毎晩進捗を確認しに現場へ行くことも楽しかった
・インナーサッシによる遮音は効果的。予算の都合で寝室・ワークスペースの窓は断念したが、追々設置したい
・無垢材フローリングは肌触りがやはり気持ちが良い
・壁・天井の内装壁用塗材(INAX ヌリカラット)にも満足。ただし1年後から壁の入隅やカウンターとの取合部分にクラックが入った。自分は気にならないがクライアントに勧める際には注意が必要。
・入居した年に理事として管理組合活動にも参加
・建築士でもある入居者として定期調査報告や屋上防水検討委員会活動にも関わっている
・自身と同年代の建物と共に人生を歩んでいきたいと考えている

その他の画像: 

ダイニングと合わせて1室空間にしたリビング。ダイニングとともに以前から使っていたテーブルや椅子など手持ちの家具の居場所をつくるようにデザインしました。

訪問された方の多くは玄関に入ると古く地味な共用廊下とのギャップに驚くようです。右側の下足入の扉には鏡を貼って狭い空間を少しでも広く見せようとしました。正面はシナ合板製の扉(白色オイルペイント拭取仕上)にツインカーボ(旭硝子)を入れています。

設計者

ユーザー 鈴木賢建築設計事務所 鈴木 賢 の写真
オフライン
Last seen: 1日 8時間 前
登録日: 2012-07-24 10:29

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