市ヶ谷の家(外断熱工法の2世帯住宅)

●設計事例の所在地: 
新宿区市ヶ谷
●面積(坪): 
165.8㎡(50.2坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

この住宅は、新宿区内のオフィスビルの建ち並ぶ通りから住宅地への入口付近に建つ住宅です。
敷地は近隣商業地域と第二種中高層住居専用地域にまたがる防火地域内にあり、
また幹線道路から近いことから、防火と騒音対策上の理由で、
RC(鉄筋コンクリート)造としたものです。

2方がビルや擁壁上部に建つ隣家に囲まれた敷地にあって、
3階建てであっても各階の諸室に自然光が射し込み、風通しが良く、
更に周囲からのプライバシーを確保できる家とすべく、
家の中央部に設けた光庭に大きく開く家としました。

また、3層にわたるこの光庭は、2階部分では中庭として利用し、
更にこの中庭の脇に光庭やトップライトを設けることによって、
1階部分へも光を導くための場としたものです。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

周囲にオフィスビルが建ち、近隣の人ばかりでなくここで働く人達が通る道路に面した敷地にあって、
「自分たちのプライバシーをどのように守ることができるか」
ということが、建て主さんが一番気にされていたことでした。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

他の物件同様、この住宅にあっても、正式なご依頼の前にいろいろなご要望を伺った上で、考え得るさまざまなパターンのプラン(スケッチ)を提示させて頂きました。
それらの案から少しづつ計画の方向性を絞り込むようにする中で、
「いろいろな提案をして、丁寧に説明をしてくれる」
「自分たちの理想の家になりそうなプランが提示された」
ということが最初に評価を頂いたポイントだったと思っています。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

周囲のオフィスビルや道路からの視線等からプライバシーが守られる家とするため、
外部には閉じて、中庭に開く家としました。
中庭は光を採り入れ、各室の自然な通気をはかると同時に、
上下階の各室の気配を感じることができるようにも意図したものです。

またこちらで手がける他の鉄筋コンクリート造の建物と同様、外断熱工法を採用した住宅です。
これにより、安定した室内温湿度環境を得やすいだけでなく、
良質な衛生環境、結露防止、躯体保護による建物の耐久性向上をはかったものです。

その他の画像: 

1階の玄関。
三和土の左手から(白い扉)、ビルトインガレージにつながる玄関です。

階段を上がった所から、2階のリビングを望む。
正面は隣地に建物が建った後にも明るさを確保する為のハイサイドライトです。
小さな吹き抜けではありますが、上階の洗面脱衣室や浴室とつながる吹き抜けでもあります。

たたみ敷きのダイニングからリビングを望む。
左手は対面式のキッチンカウンターです。
リビングの壁は珪藻土(ライムコート)の掻き落とし仕上げ。
床はアッシュの無垢板フローリングです。

キッチンカウンターから正面のダイニングを望む。
障害をお持ちのお子様を常に見守ることができるようにした場所で、
中庭(光庭)の先の部屋を子供室としたものです。
お子様の自立性を促すことも期待して、中庭というクッションを設けた配置としたものです。

子供室より中庭越しにダイニング、キッチンを望む。

中庭の2階部分です。
周囲を建物で囲まれた敷地にあって、この中庭より各室へ光を採り入れています。
手前は中庭の一部を1階の光庭につながる吹き抜けとした部分です。
写真の左手(中庭の南側)は子供室。
写真の右手は2階がダイニング、3階が親世帯の主寝室です。

2階の中庭(光庭)の見上げ。

介護の生活の中で、入浴は一人でくつろぐことができる大切な時間であるとの事でした。
壁は黒色タイル。
浴槽は木製(高野槇)。
ハイサイドライトからの柔らかな光に包まれた落ち着きのある浴室としました。

3階の親世帯の主寝室(北面)です。
南北に奥行きが5mの部屋ですが、南からの光が届きにくい北面は、
ハイサイドライトから南からの光が降りそそぐ部屋としています。
また、5mの奥行きの部屋の片面はその全面を壁面収納としています。

道路側の外観。
近隣のビルのスケールに合わせるのではなく、あくまで住まいとしてのヒューマンスケール、高さに抑えたファサードとしました。
1階の白い壁の右手が玄関、左手がガレージです。

ミッドセンチュリー家具との住空間/庫裡

●設計事例の所在地: 
埼玉県さいたま市
●面積(坪): 
330㎡(100坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

宗教施設である寺院には本殿・客殿に加えて、庫裡と呼ばれねる住職とその家族が住まう住宅部分があります。この庫裡には広間の茶室、水屋、待合と呼ばれる茶道の為の諸部屋も計画されています。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

地域の自治会関係の仕事を通じてのお付き合いがあり、ご依頼を戴きました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

法規的には設計そのものにも、そして建築許可を得る為にも難しい手続きが存在します。茶室の計画に於いては、設備的に法律が安全性に追いついていない現状もあります。その点で建築家の姿勢が問われる建築だと思いました。家具は勿論、仏壇を含めて宗派・住職のご意見を参考に私がデザインしています。また庭園設計でも、植栽や石の置き方まで計画させて頂きました。

その他の画像: 

<RC地下駐車場の上に産直木材三層の家/Maさんの家>千葉県

●設計事例の所在地: 
千葉県
●面積(坪): 
100㎡(30坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

建て主さんは山登りが好きで、“山に行かなくても山小屋のテーストが味わえる”という望みがありました。
しかしあくまでも全部が木ではない方がよいという事でした。そこで柱、梁、床、天井、は国産の無垢の木現わし(柱は杉、梁は松、床は杉)主体で、壁にはケイソウ漆喰と杉板をバランスよく使い分けてる自然素材の家です。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

東側前面道路が主たる地盤より1.4m下がった敷地で、既存地下駐車場がありましたが隣家と共有のため解体できず、残さざるをえない状況で、いかにそれを克服して豊かなスペースを獲得するかがテーマの建て替えです。
地下のRC(駐車場+納戸+書斎)の上に木造2階が乗っています。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

隣家との距離が近く、建て込んだ状況でいかに風や光の流れを取り込むかを勘案し、開口部やバルコニーの位置を工夫し、引き戸を多用することで開放的な一体感をつくり、よりその効果をあげています。

その他の画像: 

<超ローコスト住宅/Shiiさんの家>平塚市

●設計事例の所在地: 
神奈川県平塚市
●面積(坪): 
100㎡(30坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

外構、照明器具等も含めて、1450万の総工費です。
限界に挑む計画を成功させる為、安く手に入る材料などを見つけながら仕上げてゆくことになりました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

そうした経緯で、お施主さんの希望の材料や設備機器は、採用できないものもありましたが、設備機器とサッシュ以外は自然のもので仕上げられました。超ローコスト住宅のお仕事は、多くの部分で設計者と施工者の能力に任せて頂いてこそ、成立する性格の仕事になります。
この住宅はロフト7.5帖、バルコニーテラス9帖、2階に42.23㎡(内に居間・食堂11帖と子供室7.5帖を含む)1階床42.23㎡(寝室7帖を含む)合計室内が84.46平米です。ロフト・バルコニーを入れた施工床面積では118.25平米あります。
間取りは子育てとその成長を考えた家族同士のつながりとプライベート空間の独立性を考えたものにしています。

その他の画像: 

<日なたを追いかける家/muraさんの家>見沼区

●設計事例の所在地: 
埼玉県さいたま市
●面積(坪): 
144.5㎡(43坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

周囲の住宅によって、陽射しが入らないという以前の家を建て替えました。
陽射しと風通しを念入りに組んだおかげで、設備にあまり頼らずに夏涼しく、冬暖かい家に生まれ変わりました。景色も富士が見える方向や里山の風景の方角も考慮しています。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

お住まいの奥さんが、時間毎にどの様に過ごされているかをお聞きして、朝から夕方まで移り変わってゆく日なたの場所を追いかけながら、間取りを合わせて計画されています。

その他の画像: 

<宴の住まい/CANさんの家>戸田市

●設計事例の所在地: 
埼玉県戸田市
●面積(坪): 
176.87㎡(53坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

内部で見えてくる枠などは松を中心に使用していて、木が焼けて赤系統の色彩が強く出ています。庭に植えられた楓や隣家に植えられた柿の実。秋が似合う家です。
月刊ニューハウス、別冊ニューハウス、週間朝日に掲載

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

ご親戚、住い手の仕事仲間が年間多く集まりパーティーが開かれるお宅です。2階のリビング・ダイニングで約40㎡、24畳分の広さと一体で使用できるテラスが9畳分でパーティーの対応をします。

その他の画像: 

<新興住宅地の家/yamさんの家>桜区

●設計事例の所在地: 
埼玉県さいたま市
●面積(坪): 
116㎡(35坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

新興住宅地の中にあまり際立ったデザインとならず、そしてアンティークがお好きな奥様のご趣味に合わせた外観と内装です。現代的な空間も時代と共にアンティークが似合うように変化して欲しい・・・そんな願いを持ちながら計画を進めました。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

若いご夫婦とお子さんが二人で住まわれる住宅です。一度お会いして後、別の建築家に依頼されて殆ど計画案が終わっていたようですが、その御話しを断って、ご依頼頂いた計画です。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

ご主人の居場所、音楽を楽しむコーナー、新聞を落ち着いて読める場所を設けました。

その他の画像: 

<思慮の家/mさんの家>見沼区

●設計事例の所在地: 
埼玉県さいたま市
●面積(坪): 
100㎡(30坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

陰影のある家です。暗く高い吹き抜けを見上げる空間の中で少しの孤独感の中で思いを巡らす時間を与えてくれます。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

吹き抜けを突き抜ける大きな行灯の照明が家全体をほのかに照らすしかけです。下の書斎から見上げると、上昇感のあるその行灯のまわりを階段が囲んでいます。家族の間に壁も扉もなく、身を寄せ合う感じを表現した家です。総工費は1550万です。

その他の画像: 

<生成りの家No.5/Siさんの家>東松山

●設計事例の所在地: 
埼玉県東松山市
●面積(坪): 
120㎡
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

木々の緑に囲まれた小ぢんまりとした住宅です。関越道東松山ICより西に車で5分、周囲に広大な田畑がある屋敷林の中にこの住宅はあります。先代までは専業農家、現在は造園業を営むご両親の敷地の一角(要農転)に、この若い長男家族の住宅は計画されました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

主要テーマは三つ。一つは、近くのマンションより戻り住む長男家族は、北に隣接する両親主屋の生活を十分に配慮し計画する。二つ目は、主屋周りの既に整った庭園に加えて、深い屋敷林の緑や西側竹林境に沿って流れるせせらぎ(農業用水)等、溢れる自然を出来るだけ害さない。三つ目は、室内にも木の香溢れるオール電化+太陽光発電のエコ住宅を希望!…でした。敷地はほぼフラット。

導入路を含むとはいえ十分広い敷地。程良く距離のある北側主屋をそれでも意識する以外に、全く自由なプランが可能でした。計画着手前見学された『生成りの家シリーズ4作』中の2作は、この若い家族が、将来多様に変化するであろう生活に自在に対応可能なフレキシブルな住まい形式として、気に入られ採用されました。

杉構造材や間柱、構造合板が剥き出しの内部プランは殆どオープンで、浴室とトイレ以外、目線を遮る間仕切上の欄間を通して連続し、空気さえも繋がっています。

その他の画像: 

<擁壁の上に建つ家/Icさんの家>横浜市

●設計事例の所在地: 
神奈川県横浜市
●面積(坪): 
100㎡(30坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

コンペによって選ばれたものです。高台の上に建つ大変見晴らしの良い住宅です。敷地の形状は、横浜に多い崖地を擁壁で造成した敷地で、しかも底面積の半分近くが擁壁で、その上に旗ざお状というものでした。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

敷地の解放されている側は擁壁が下りていく北と西側で、南側は隣地の擁壁が2.5Mぐらい立ち上がっています。北と西側は眺望が開け、開放的なスペースを作り上げることが可能でしたが、なにぶんにも擁壁のために実際に建てられる敷地面積が小さく、2階部分にいかに大きな床を作るかがひとつのテーマでした。ワンルーム的な空間とするために2階の内部柱をできるだけ少なくデザインしています。そして南側は、旗ざお状の敷地形状が開放部を作っていますが、その方向からいかに太陽光を取り込むかがもうひとつのテーマでした。
2階部分には擁壁まで大きくキャンティレバーで跳ねだしたデッキを設えて内部空間との一体化をはかり、南側には階段スペースを取って、その吹き抜けで1階までも光に満ちたライトウェルを作り出して、2階リビングにもたっぷりと太陽光が差し込むようにしてあります。
内装は通気性壁紙、シナ合板、むく板フローリングを多用した、シンプルでナチュラルな空間です。いわゆるオール電化住宅です。

その他の画像: 

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