松波の家#2が無事に上棟しました。スキップフロアー、屋上テラスなどあり、やはり手間取りましたが、陽が落ちる前に登り梁が全て架かって建て方完了です。おめでとうごさいます!
昨日、とある家創りの現場へ行ってきました。
天然石の壁に、植栽、そして、ブラケット照明。
とても上品な仕上がりですね。
こちらの家。
建物はすでに引き渡しが済んでいて、
お客様は暮らしてらっしゃいます。
ただ。
敷地がとっても大きいことや、天然石をふんだんに採用した
こともあって、引き渡しの後、外構工事を続けています。
こちらを担当してくれていた、左官屋さんが
こんなことを言ってました。
「この現場で、天然石を一生分張ったかもな」
これだけの面積を、コツコツと丁寧に張っていただく機会は
よほどないんだと思います。
タイルと違って、相当苦労されているのもみているので、
その言葉の重みを感じました。
ほんとお疲れ様といいたいです。
栽も、ほぼ完了して、いい雰囲気を作り出しています。
庭園灯も、全体の雰囲気に合わせて、
白木目のポールにしています。
このポールですが、普通にシルバーにしてしまうと
想像以上に浮いたように見えてしまうんですよ。
外構にも、建物のコンセプトや、デザインの方向性を
しっかり共有して、統一感を持たせたいですね。
建物の両側の人から見えない場所には、
防草シートと白玉砂利を敷き詰めます。
このシートがあるだけで、ずいぶんと草の生え方が違いますよ。
しかし。
白玉砂利は、すんごいきれいでした。
というか、ここまで大粒で、たくさんの白玉砂利を
敷き詰めたのは、初めてかもしれません。
とっても清潔感のある上品な仕上がりでした。
来週には、外構の工事が完了しそうです。
とっても、とっても素敵な家に仕上がりました。
そんな家創りに関わらせていただけたことに感謝ですね。
束は床構造の一部を成す大引などを受けるための垂直部材です。その束を載せる石を「束石」と呼びます。木材である束を直接、地面に接するように置くと水分を吸収しやすく、蟻害にも遭い易くなります。そのために地面を固め、その上に束石を固定し束を載せます。
昔は自然石を束石として採用することもありましたが、後年工業製品である束石が販売され、安定した形状と価格の明朗さによって後者が普及したように思います。
しかし、束石と大引との間の距離が一定でないこともあり、束は現場で一カ所ずつ長さを測り、現場で長さを調整していました。この作業は建物が大きくなればなるほど結構、手間暇が掛かります。
その労力を軽減するための材料として、鋼製束やプラスチック製の束が販売されるようになりました。これらの材はネジで材自体の長さを調整できるようになっていて、とても便利であるため現場でもかなり普及し、束石に取って代わったと言っても過言ではありません。
しかし、現在でも束石を採用する個所はあります。縁側の柱を受けるのに自然石の束石を採用したり、東屋や、古民家の柱を受けるために採用したりと完全に無くなった訳ではありません。
飲食店のリノベーション代替わりにともない、客層の変化にあわせてリラックスできる空間へコンバーションしました
お見えになるお客さまが2人でお見えになることが多くなったため、2人でまったりするために植栽と2人の関係をデザインしたり、大人が落ち着いて居られる場所とその店構えをデザインしていますその他、建築のみでなく家具なども施工しています
廻縁(まわりぶち)というのは、壁と天井との接点部分に設けられる見切り用部材です。壁と天井の仕上げ材の違いはこの部材があることでうまく処理することができます。入隅(いりすみ)や出隅(ですみ)は建築では美しく仕上げるために注意を要する部分ですが、廻縁は入隅で壁に設けられることが多いです。最近は壁、天井をクロス仕上げというのが多いでしょうが、このクロスの色や柄が違うという場合も多いと思います。その場合にこの廻縁があると仕上がりがきれいに行きます。木製の他にアルミやプラスチックのものもあります。フクビというメーカーがアルミやプラスチックのものを多く出していて、廻縁そのものが目立たないようにできる製品を作っています。写真のものはパナソニックのベリティスという商品で、H寸法は30mmです。壁と天井は同じクロスなのですが、仕上がりがきれいになるように廻縁を付けました。色は目立たないように白いものを選んでいます。下の写真は和室の場合です。米松の廻縁です。H寸法は33mmです。和室の場合は柱と壁との納まりなどにも関連するのでディテールの検討をしっかりとしないときれいに仕上がりません。
幅木というのは、床と壁との接する部分で壁の最下部に設けられる所謂見切り用の部材です。床と壁は同じ素材で造ることは少ないですから、そこに緩衝地帯としての小さい部材を造ることはとても多いです。この部材を設置することで、お掃除のときには壁を傷めることも少なくなり、お掃除しやすくなります。和室などではこの部材は作らないことが多いですので、壁が左官仕上げなどのような場合はお掃除のときには手を添えて壁を保護しながらお掃除するということが昔は行われていました。近年はそのようなことも少なくなりましたので、和風旅館などでは設計にひと工夫が必要になります。床が無垢材のフローリングなどでは、それが収縮をしますので、その収縮が見えないようにするためにも幅木が必要になります。幅木の下の部分でフローリングが収縮するのであれば、それは見えないわけですから、そのためにも必要なものです。写真は床が無垢の樺材で幅木は米松、いずれもオイルフィニッシュです。幅木のせい(H寸法)は45mmです。このH寸法は設計者によりいろいろですし、既製品でもいろいろなサイズがあります。だいたい50mm前後が多いと思います。胸の出(見込み寸法、壁からの出巾)は7mmですが、これもいろいろあります。もう一つの写真は、床と同じ素材(豆砂利の洗い出し)で造った幅木です。
2003年10月築のPC造一部木造二階建、レスコハウスの注文住宅です。型式認定の筈ですが、確認申請書では建築基準法第6条の3第1項の特例適用が「無」となっているなど、一見して型式認定と分かる記載は見当たりません。今般、小屋裏収納を拡大するために屋根の嵩上げ工事を予定しており、建築確認を手伝っていただける専門家を探しています。お心当たりありましたらご紹介ください。宜しくお願いいたします。 建築家の所在地について:同じ都道府県・近県の建築家を希望する
とある家創りの現場のワンショット。
家創りの現場って、機械が作るのとは違って、
一つ一つが、ハンドメイド。
でも。
素人ではなくて、その道のプロが関わっているので、
正確で、しかも繊細です。
写真は、基礎の立ち上がりの鉄筋と
コンクリートをカタチづくるための型枠です。
ラインがしっかり通ってますよね。
この段階でラインが通っていなければ、
出来上がる基礎も、きれいではありません。
構造的にしっかり出来上がることは大前提ですが、
こういった美しさにも、しっかり意識をしていきたいです。
そういった美意識の積み重ねによって、
素晴らしい家が出来上がっていくんだと思っています。
私は、現場で、職人の方々とは、よくコミュニケーションをとります。
工事のことも。
雑談も。
何を大事にしているのか。
それを感じていただけるように。
こちらは、お客様のご自宅でのワンショット。
おいしそうでしょう?
昨日、とある家創りの打ち合わせがありました。
工事が着工してから、三回目。
家全体の色を概ね決めていただきました。
あとは、現場へそれを伝達すれば、
順次つくってくれます。
バラバラ決めると、バランスが取れないので、
色決めは一気に決めるのがポイントですよ。
そうそう。
話は戻って。
打ち合わせ終了後に、ケーキをいただきました。
実は。
奥様が先日、誕生日だったそうで、お母さまがケーキを
お持ちになったそうです。
そのお祝いに、私も参加させていただいた感じです。
何だか。
そんな風に、ご一緒させていただくことって、
とっても嬉しいですね。
こちらは、とある家創りの計画案たち。
ちょっとした隙間時間を使って、集中して考えます。
実は。。
いろいろ書いてあるのですが、
すべて、同じ条件による間取りなんです。
考えていくと、いくつもいくつも閃いていきます。。
しかも。
もちろんですが、どれも使えますよ(笑)
行き止まりになったりしていません(笑)
いろいろ思いついて、たくさんのヴァリエーションができるは
とってもいいことなのですが、
ここから、絞り込んでいくのは、結構難解なんです。
お客様の要望に立ち返って、
お客様の立場になったつもりで、
基本、消去法で進めていきます。
最後に残ったものが、お客様の目に触れることになります。
しっかりと考えた内容だからこそ、
自信もってお話できるんですよね。
プロとしては、当たり前なんでしょうけど、
こういったプロセス。大事にしています。
すべては、素晴らしい家創りのために。
京都御所の東、うなぎの寝床状の敷地にたつ木造2階建てのシェアハウスです。
オーナーが街の中で3人の女子学生と住むため、「プライバシーを確保しながらも、交流したい」とのことでした。
以前住んでいた住宅の改装を手がけたご縁で、今回の新築住宅の設計を依頼されました。
オーナー、3人の女子学生だけでなく、オーナーのお友達や、併設するギャラリー・茶室への来客など色々な目的、タイミングで訪れる人々のために、路地であり庭であり明かり取りともなる空地を建物南側に細長くもうけました。
退職後、娘一家の家の近くで独り住まいを楽しむための家として、木造で暖かみがあると同時に、使いやすくて、たくさんの人が集える機能的なすまいになりました。
建物南側にもうけた路地庭にむけてすべての窓があいているので、室内に光が潤沢に入ります。
お友達の絵を展示したり、娘さんの料理教室になったり、多用途なパブリックリビングです。
隣家の白い壁に反射して光がさしこみます。
オーナーのプライベートリビング。最小限のミニキッチンが備えられています。
一番奥にある茶室では、定期的にお茶会が開かれます。
2階のシェアハウスへの階段。
3人の女子学生はこのダイニングキッチンを共有します。
2階の寝室。御所の緑が、天井の木の骨組と呼応しています。
廊下のつきあたりに室内の物干し場。
ギャラリーの飾り窓は道から見えやすいよう少し張り出した出窓になっており、夕刻、賑やかな様子が道からうかがえます。
南面に崖地を背負い北側の富士山を臨む。
計画地は、車一台がやっと通れるほどの細い坂道を登った先の斜面にある高低差のある土地だった。その昔、みかん畑であった所を開拓し造成したのであろう。進入に多少の不便を感じるが、それをものともしない富士山を臨む眺望が最大の魅力の土地であった。住まい手は県内別所で開業医をされており、当面は生活拠点はそのままに、今回の計画は、家族や仲間と週末を過ごすための住宅である。二度目の自邸建築ということもあってか、家づくりに気負いはなく、この家の果たすべき役割(要望)と、住まい手がこの土地に立った時の直観から発せられる閃きをおおまかに聞き取りつつ、それらを五感を満たすべく具現化していくことが設計のカギとなった。先ず、この景色との関わり合いの動線。高低差のある土地の一番下に門戸を設け、囲むように施した植栽の間をくぐり抜けるように階段を上って来る『閉』のアプローチから、富士山を望む『開』の大空間へ入っていくことで、五感も、もっと言えば第六感までもが開放されていくようなイメージがもてる演出をした。次にゾーニング。解き放たれた空間で、それぞれが心からくつろげるよう、パブリックとプライベートの心地よい距離感を大事にした。寝室などの完全なプライベート空間は明確に分離させ、パブリックスペースにも、北東のメインの大開口の他に、南西への開口も設け、四季の趣を楽しめる庭を配すなど、様々な表情をもたせることで、つながった一つの大空間の中であっても、各々の居場所やコーナーが生まれるよう配慮した。私の提案した間取りそのものは住まい手の要望と必ずしも一致してはいなかったが、すんなりと受け入れ、ご自身のものして頂けたのは、この土地の持つパワーに同じようにインスパイアされたに違いないと感じている。
日常の生活の中に非日常を体感することが出来る素晴らしい住宅を設計・建築して頂きました。当初、私達が思い描いていたイメージを含みながら、それを遥かに超えた住環境を造って頂き感謝しております。週末住宅とのコンセプトで計画しましたが、余りの住み心地よさに今では生活の拠点がこちらに移りつつあります。唯一不満な点は、この家にいると好きな旅行に出かける必要を感じなくなったことでしょうか。
家作りに役立つ情報をお送りします。ぜひご登録ください。
ご紹介して頂きありがとうございます。何もわからなかったので、色々調べて頂いてそのまま建てていたら大変でした。申請する事が沢山あるので、出来上がりは大分先になりますが、...
お世話になりました。米戸さんと話を進めております。ありがとうございました。
早速の御連絡ありがとうございます。すみませんが、昨日にご連絡があったところと一度お話しをさせていただくことになりました。申し訳ありませんが、...