丹沢の麓、七沢に建つ2 世帯住宅です。
親世帯と子世帯の間に天井の高い広い土間があります。そこは共通の居間で、近所の人が立ち寄る場でもあります。それぞれの世帯に玄関はありますが、土間に直接入る入り口もありますし土間から庭に出ることができます。土間では薪ストーブがおかれ火を眺めてすごすこともできますし、日曜大工から自転車修理までできます。
L型に囲まれた庭は、二つの世帯の共有空間となっています。
土間の全景がです。出っ張っているのは親世帯のキッチンです。親世帯の座敷には土間から上がるようになっています。
親世帯の座敷と土間とはこういう感じでつながっています。
土間から外部への出口が見えます。赤い梯子を登ると子世帯のロフトです。
これは別荘でなく住宅です。
東京を引き払った夫婦が八ヶ岳の麓で新しい生活を始めました。週末は予約制のレストランに変わります。口コミで段々と軌道に乗ってきたとのことで嬉しく思っています。かなりの山奥で、窓の外の林の中を鹿の親子が歩いていたりします。夜はもう殆ど経験しない漆黒の闇です。寒さも相当なもので、北海道並の断熱を行い、アメリカから断熱サッシを個人輸入して取り付けました。結果として、教室用の石油ストーブ1 台で、1 階全部を暖める事ができています。
週末は客席となる居間兼食堂です。左脇に見えるのが学校の教室用のストーブです。
アプローチよりの外観です。エントランスデッキには、ベンチが設けました。巾60 センチですので、ちょっとした昼寝はできます。外壁の色は周囲の唐松の色に合わせました
階段室のちょっとしたピクチャーウインドーです。
体の不自由な高齢者もお住まいの2 世帯住宅です。
端的に言えば体の不自由なお母様を介護する住宅です。敷地は横浜によくある急勾配の道路に面した、崖の上でした。建て主は大学の同級生の都市計画の専門家で彼と一緒に勉強しながら設計をまとめました。まだバリアフリーのユニットバスを一社しか作っていなかった時代です。大きなデッキを作りそこから車椅子がスロープで降りられるようにし、芝の上にも行けるようになっています。このデッキは住む方の生活も変えたとのことです。朝起きて紅茶をデッキのベンチで楽しむようになったと聞いています。デッキにはベンチを作り付けるべきだと、これ以降思っています。
食堂からキッチンを見ています。ガスコンロの部分は見えないようにしています。
外観はガルバリウム鋼板を採用しています。雨樋もガルバリウム製です。
とても役に立つデッキから伸びるスロープです。
熟年ご夫妻が、自分たちの終の棲家としての住宅を希望されていました。
ご自分達が体が不自由になった時の事を想定して設計をしてほしいという要望でしたので、基本的には1 階で生活が完結するように考えています。車椅子使用になった場合には、和室からデッキに出て、段差解消機で道路の高さまでおりる予定です。法的制限で火災に強く、背の高い建物が求められましたが地盤はよくありませんでした。建物を軽くするために、鉄骨にALC 板(軽量気泡コンクリート板)という工法を採用せざるを得ませんでした。鉄骨ALC の建物はなかなかすっきりとしたデザインを見たことがありませんが、凛としたたたずまいをもつALC 住宅の佳作だと自画自賛しております。
玄関にはスロープを設け、大きな庇を付けました。右の壁にポストの口があります。
家の前にほんの少しの庭を設けています。将来万が一車椅子を利用するときの通路になります。
1 階の居間です。食卓の右奥が、半分隠れたキッチンで壁一枚でご主人の書斎コーナーです。
この住宅での生活の中心的な場所であるダイニングです。
ダイニングの正面(南側)には屋根のかかる大きなポーチがあり、その先に南庭が広がるという構成です。
上記のポーチにより庭から引きのあるダイニングですが、食卓テーブルを置く位置の上部に、やや大きめのトップライトを設けこの家の中でも特に明るい場としました。
建て主さんの主なご希望は、「それぞれのスペースがゆったりした家」「将来は1階だけでも生活ができる家」「軒が深く、シャープで白い家」といったものでした。
以前にこの建て主さんのご親戚の住まいを設計させて頂きました。その住まいやその際の設計・監理に対する姿勢をご評価頂いたものと思っています。
この住宅は、仕事を引退されたご夫妻が、愛犬と共に郊外の住宅地に移住してゆったりと暮らすための住まいです。
比較的広い敷地であったことから、愛犬を放す庭を可能な限り大きく残しながらも、1階に生活の場の大半を設けた住宅です。
内装や建具に使用した木は、1階はタモ材、2階は桐とスプルス等の無垢材、壁は漆喰塗、床はフローリングとタイル、石を使用した自然素材の家です。
既製の建材や石油化学製品の使用を極力少なくすることで「ホンモノの素材による味わいと暖かみのある家」となることを期待した住まいです。
東側道路面の外観。この敷地は南側の表通りと東側の生活道路に面した角地です。南側は愛犬をはなす庭とし、この東側道路側を人と車のアプローチとしました。東側は平屋で軒の深いファサードとして優しく人を招くことを意図したものです。
敷地の北側に位置する玄関です。大きな軒下の玄関を入るとトップライトからの光が降りそそぐ明るい場が人を迎えるようにしたものです。
玄関と南庭との間に位置するダイニングです。写真左手の窓の外が南庭、正面左手の奥がリビング、正面がデスクコーナー、右手の引き戸の先が玄関です。食卓テーブルの上部に大きめのトップライトを設けることにより、木製天井の落ち着いた空間でありながらも、このテーブル廻りは前述の玄関よりも更に明るい場としました。
ダイニングよりキッチンを望む。ダイニングと一体的な場とした明るく開放的なキッチンです。左手はキッチンとつながる食品・雑品庫、キッチンの手前は造付けの配膳カウンター。この配膳カウンターはキッチン側、ダイニング側双方から利用できるようにしました。
ダイニング脇のリビングです。ダイニングとは独立した、家族が静かにゆったりとした時間を過ごす場です。正面は南庭、左手は薪ストーブ。
2階の階段室より主寝室を望む。階段、廊下共巾1mのゆったりしたスペースです。
2階南側の主寝室です。屋根の形態をそのまま利用した勾配天井の寝室です。南側のバルコニーの先は、正面の小公園の緑を借景としています。床・天井とも肌に優しく調湿性能も高い桐の無垢材、壁は漆喰で仕上げました。
2階北側の書斎です。寝室同様、床・天井とも桐の無垢材、壁は漆喰で仕上げた部屋です。
ダイニングと南庭の間に設けた大きな屋根のかかるポーチです。正面のシャワーは愛犬用のものです。
南側道路面の外観(夕景)です。
本棚のある大きな空間を用意し、それを中心にほぼ一つの空間としてまとめてあります。
アウトドア、そして読書が趣味のご夫婦です。暖かくて涼しい家が第一条件でした。その他は、読書家のご主人の為に蔵書がまとめて見られる空間とすること、お互いの気配がわかること、窓のあるソファーコーナーが欲しいこと、奇をてらわないシンプルな外観にすること、将来は親との同居を可能にすること。
コーナーにしつらえられたソファーコーナーです。スカンジナビアレッドの窓からは緑が見えます。最高の読書空間ができました。
外観はシンプルにまとめました。直射日光を入れないために庇が長く出ています。尚、車椅子利用に備えて、駐車場に段差解消機が設置できるスペースが有ります。
吹き抜け空間から見た食堂です。冬は心地よい日だまり空間となります
本棚のある吹き抜け空間です。階段を上がるとの電子ピアノが置かれ、寝室と納戸があります。
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北側外観
老朽化したアパートの建替え。地下鉄駅前の好立地なので、テナントビルに建替え。
ガラスのエントランスホールと右手に伸びるキャノピー
老朽化した学生食堂と学生談話室および学友会(学生自治会)からなる学生厚生施設。キャンパス内のふたつのシンボル的な庭園をつなぐ場をつくろうとした計画。カーテンウォールに囲まれたエントランス。長大なキャノピーや庭に沿った平面形状など環境に順応しやすい手法を混合的に用いて、ふたつの庭園をゆるやかに接続している。
2階のLDK:高い勾配天井と構造の梁、ハイサイドサッシ構造の梁はダイニングテーブルとあわせて濃い色に。施主はハイサイドサッシから見える空もお気に入りだそうです。
サーフィン帰りに外部から浴室へ行ける様にしたい、子どもが引きこもらないようにしたい、キッチンのとなりに大きなダイニングテーブルが欲しい、中庭や高い天井も素敵
施主からは、「他の建築家にも会ってみましたが、考えを押し付けるわけではなく、素人なりの要望や考え方をまずはそのまま聞いてくれて、一緒に造って行けそうだったから」建築家のカラーを押し出すのではなく、一緒に考え造っていくスタンスですので、選んで頂けたようです。また、夫婦というのも良かったようです。
中庭を囲むU字型プランにして、1階には玄関とは別の裏動線をつくり浴室へ行けるようにしました。2階にLDK、子ども部屋も中庭を隔てたキッチンの対面に配し、スタディコーナーはリビングの一角にし、どこにいても気配が感じられるような明るく開放的な住まいになりました。大きなダイニングテーブルはキッチンと一体にしてパイン材で造作し、奥様の好きな濃い系の色にしました。
「南側はそんなに空けていないのに、とても明るい家になりうれしいです。中庭からのやさしい光が気持ちよいです。」
ご主人は「家の中を風が抜けるので、風を感じると海に行きたくてウズウズします」と、このプランには螺旋階段がポイントで「あきらめないで良かった」とも。奥様は「キッチンと一体の大きなダイニングテーブルがお気に入りで、玄関が中庭を抜けてあるプランに感心しました」とおっしゃって下さいました。
ダイニングから吹抜を介して見えるスタディコーナー
ご主人ご希望のホテルライクな洗面、浴室
螺旋階段上部カーテンで囲うとやわらかい間接照明のよう
中庭から玄関へ
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