ユーザー 建築家紹介センター 仲里 実 の写真

2014年の4月から消費税が増税になります。
 
住宅などの大きな買い物をした場合は消費税額も多くなりますが、大幅に消費税を減らす住宅取得法があります・・・
 
それは個人から中古住宅を購入するということです。
 
不動産業者が中古住宅を販売する場合は業務として行っていることなので消費税がかかりますが、個人で中古住宅を売る場合は消費税は土地・建物ともに非課税になるそうです。
 
ただし、不動産業者に仲介してもらう場合は仲介手数料に消費税がかかります。
 
中古住宅なのでリフォームしたいという場合も多いと思いますが、リフォーム代にも消費税はかかります。
 
仲介手数料+リフォーム代には消費税がかかりますが、土地・建物に消費税がかからないのであればかなり消費税を減らすことが可能になります。
 
ぜひ、中古住宅+リフォームという選択肢も考えてみてくださいね。

ユーザー 建もの探訪ファン の写真
建もの探訪ファン
感想: 

 
 臨月に突入した私は、ただいまお里帰り中。毎日、駅までの決まった道をお散歩したり、せっせと庭仕事をしたり。久しぶりの懐かしい土地は興味深く、久しぶりのお庭のある家での生活は、やっぱりちょっと嬉しいのだ。
 高校生の時、学校までの道のりにお屋根の形がとっても個性的なお家があって、週の半分くらいは、ちょっと遠回りして、わざわざそのお家の前を通ったりした。
 お屋根の形が楽しくて。どんな人が住んでいるのか見たくて。
 
 今回の建ものをみたら、久しぶりにそのお家を見にお散歩に出かけようかな、と思った。
 
                ◇ ◇ ◇
 
 今日の建ものは「壁が双曲放物面を描く家」。
 http://www.tv-asahi.co.jp/tatemono/backnumber/#!/2013/43
 建築費7,600万円!!とびきりの道楽建もの。
 
                ◇ ◇ ◇
 
 そう、道楽の建もの。
 「使いにくさも覚悟の上で、とにかく個性的に。」
 というのが、このご家族の希望だったという。
 
 「こんな『暮らし』がしたい。」
 その思いがあって、その箱のようなものがお家だと、私は思ってきたのだけれど、このお家、この家族の家づくりはちょっと違う。
 自分の個性を表現するものを作って、自分がオーナーとして街に据えてみた。家自体が、一つの自分のコレクションのよう。そして、 自分の とっておきのコレクションを飾り、愛でながら過ごす場所としての道楽の場。
 暮らしの箱というよりは、なんだか道楽のひとつとして建てたお家。
 そんな印象がある。
 
                ◇ ◇ ◇
 
 双曲放物面のお顔を持ったこんな建ものが街に据えられたら、毎日がちょっと、楽しくなる。中がどんなか想像と妄想が広げながら、私は毎日前を通るだろう。
 オーナーには、そんな私をがっかりさせないように、毎日とびきり個性的な装いで素敵に表へ出てきてほしいし、好奇心いっぱいのきらきら目の私に気がついたら、そんなとびきりの道楽を独り占めしないで、ちょっと中をご案内していただきたい。
 もっとも、今回はテレビを通じて私は彼らの道楽を楽しませていただいた。
 
                ◇ ◇ ◇
 
 しかし、この建もの、家族のためのというより、ご主人の趣味全開!!という感じなのだけれど、家族(奥様と12歳の息子)はどのように思ってらっしゃるのだろうか。
私だったら、
 「 自分のとっておきのコレクションを飾り、愛でながら過ごす場所としての道楽の場」
とする時点で、夫の意向を受け止めてあげられる自信が、ない。
 
 この建もの、まずはスポーツカー「ロータス」を愛でる空間がエントランスとなる。
 腰を下ろしてロータスのヒップをじっくり眺めて仲間と語り合ったり、
「ちょっと高所から」
と、階段の踊り場で一服したり。小さな書斎スペースから、ガラス越しに目を向けたり。そんなふうに愛車を堪能できるようになっている。
 そして、壁面いっぱいにディスプレイされたおびただしい数のスニーカー「スーパースター」。そのコレクションを愛でながらエントランスの階段を上がり、お船のようなバーのような雰囲気のリビングダイニングで、やはりコレクションに囲まれて、満足して過ごす。
そんな建もの。
 
 でも、まあ、コレクションもお家に心地よく一体化しているから、意外にすんなり慣れるかもしれない。むしろ、感化されて、収集熱を夫と張り合うようになるかもしれない。
 家族だから、分かること。
 
                ◇ ◇ ◇
 
 「使いにくさも覚悟の上で、、、、、」とはあったけれども、実際のところ、生活空間としてなかなか機能的そうだったことも印象的だった。ざっくりたっぷりの収納でスッキリ片付けられるキッチンや、しっかりとられたドライエリアは主婦として羨ましい。
 3階の子供室も、地階の多目的室も、まだまだこれから、オーナーの個性によって魅力的に使いこなせる、そんなポテンシャルを秘めていた。

T-house

●設計事例の所在地: 
神奈川県川崎市
●面積(坪): 
142m2(43.0坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

カーサ・ブルータス掲載時の外観写真。
T-house
東京郊外の30年の歴史を持つ住宅地に建つ。南に続く家々の隙間の位置に合わせて2階にテラスを設けている。これは室内に光、風を導く装置であり、道路側の立面にユーモラスな表情を与えるものになっている。外壁は2種類のサイズのパネルをランダムに張り、横目地にはアルミの水切りを壁面から少し飛び出るように取り付け、単調にならないようにしている。

T-house
A house located in a residential area in a suburb of Tokyo. A terrace is built on the 2nd floor, and its position is set in a space between houses which stand to the south of it. The terrace brings sunlight and wind into the rooms, and also gives a unique view from its elevation. Two different types of panels have been randomly put on the exterior wall. Aluminum drainers have been installed at horizontal joints, sticking out of the wall, in order to avoid monotony.

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

この家は南北に位置していまして、南側に庭をとっていてほぼ全面が窓になっています。それに対して北側の道路側はあまりオープンにしていません。この構成はよくあるもので、通常は北側には小さな窓が設けられます。それが街並みを規定してしまい閉塞感のある街並みを生み出してしまいます。ここでは2階にスリットテラスを道路に対して直角に設けることで、道路からの視線はさえぎり、光は存分に取入れ、時折住人の姿がみえることで住人の息づかい・気配を感じられるような住宅を目指しました。こうした小さな工夫がよい街並み・よい街を形成していくのだと思います。

その他の画像: 

周辺状況。わずかにスリットテラスが見える。

スリット状のテラスが南北に設けられている。テラスの両側は全面ガラス。
道路からの視線はさえぎり、光は存分に取入れ、時折住人の姿がみえることで住人の息づかい・気配を感じられるよう工夫しました。

スリットテラスからの眺め。住宅と住宅の間をねらって、遠くまで視線が抜けます。

1階のインテリア。南面開口、2階のスリットテラスから階段室に落ちる光でとても明るい室内です。

House for Two Dogs

●設計事例の所在地: 
東京都
●面積(坪): 
159m2(48.1坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

House for Two Dogs
都心の小高い住宅地に建つ若い夫婦と2匹のダックスフンドの為の住宅。外観、インテリアとも、単純な形にいくつかの変形が加えられてつくられています。玄関から2階のリビングスペースまでの内部動線は、脚の短いダックスフンドが自由に上り下りできるよう緩やかな階段にしつらえられています。この緩い特徴ある階段が家全体にゆったりとした心地よい時間軸を与えてくれています。道路側の大きな窓からは高層ビル群を眺望できます。。

House for two dogs
A house located in a residential area in the center of Tokyo. The house is designed for a young couple and two miniature dachshund dogs. Its form and internal spaces are designed by being changed from a simple figure. A staircase which connects the 1st floor and the 2nd floor is easy for the dogs to navigate because of its gradual slope. The staircase also gives a feeling of characteristic interior space to the house. A wide window facing a street offers a wonderful view of Tokyo skyscrapers.

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

近い将来、お子さんをもたれる予定の若いご夫婦です。その時には2匹のダックスフンドを抱いて階段を上り下りできなくなることを悩んでおられました。もちろんその他にも、たくさんの「いえ」に対するご希望をもっておられました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

近い将来、お子さんをもたれる予定の若いご夫婦です。その時には2匹のダックスフンドを抱いて階段を上り下りできなくなることを悩んでおられました。もちろんその他にも、たくさんの「いえ」に対するご希望をもっておられました。我々は、その階段のあり方を一つの手がかりとして「ゆったりとした階段」から構成される家を提案いたしました。通常、ゆったりとした階段はスペースを取ってしまいコストにも反映するため、なかなか実現できません。でもここでは、この階段を家の特徴となるように構成しインテリアとしても生かせることができました。もちろん、かなりの試行錯誤、バリエーションを検討しました。
素材としては、自然素材を中心に木もバランスよく取入れモダンでありながら軽すぎず、重すぎない若々しく品のある家にするよう心がけました。

依頼者の声: 

いえの中心ともいえる「緩やかな階段」をとても気に入っていただきました。

その他の画像: 

緩い勾配の階段:脚の短いダックスフンドが上り下りできる。
素材はフィンランドバーチ。家のなかで、機能としてもインテリアとしても特徴あるものとなっている。

柔らかな光で満たされる寝室。窓の位置、天井の形など寝室としての心地よさを考えました。

かどのいえ

●設計事例の所在地: 
北陸地方
●面積(坪): 
175m2(53.0坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

かどのいえ
地方都市の住宅地建つ住宅です。渡し廊下で結ばれたL字型と立方体の棟が中庭を形成しています。一辺が開き、一部が路地のような通路で道路に続いていて、ほどよく閉じつつ開放的な中庭となっています。L字型の棟には2階に専用テラスを持つ浴室、1階に車庫とリビングが配され中庭と同レヴェルでつながっています。立方体の棟は個室となっていますが、角地に建つことから、少し象徴的なランドマーク的な様相を併せもつようにしました。

House in the corner
A house located in a residential area in a suburban city, Japan. A courtyard, which is surrounded by an L-shaped structure and cube buildings, opens to the south. The courtyard leads to a street on the west of the site through a narrow alley between two structures. Its semi-openness gives a loose connection between the south street and a living room. The L-shaped building contains a bathroom with a private terrace on the 2nd floor. Two garages and the living room, which are laid out on the 1st floor, connect to the courtyard at the same revel. The cube building contains bedrooms. It stands on the street corner, therefore, becoming a landmark in the residential area.

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

将来的な家族構成の変化に対応していくこと、多様な住まい方ができるようおおきなアイデアから小さな工夫を随所に設けました。

その他の画像: 

外観:三方が囲われ閉じつつ開放感のある中庭。中庭のレベルを1階と同じとし、道路からは少し上がっている。そうすることで室内からの視線と道路(外部)からの視線が、高さに置いても交わらないように工夫しています。

リビング・ダイニング。中庭を通して光が入ってきます。

リビング・ダイニング。右手が中庭。キッチンの上は洗面室で2階のテラス越しに空が見えます。

階段室からの眺め。

開放的な中庭。リビングと同じ高さで一続きの空間として様々に使えます。

ATELIER-ASH

●設計事例の所在地: 
滋賀県蒲生郡
●面積(坪): 
***
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

水田地帯にある民家の改装です。
母屋に隣接する離れをご自宅に改装しています。
離れと母屋の間に人が集まり、バーベキューをしたり子供達が遊んだりする場所をつくりました。
そこには柔らかな光と風が入ってきます。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

母屋に住む両親と良好な関係を保ちたい。
親族や友人が集まれる場所が欲しい。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

「光の扱い方がとても美しく、楽しく生活が出来そう」との事です。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

元々ある建物の良さを引き出し、落ち着いた空間が出来る様に意匠や材料の使い方に注意した。
両親との適度な距離感を保てる様に工夫した。

依頼者の声: 

「中庭から見る部屋が感動的に綺麗」と言って頂けました。

その他の画像: 

キッチンリフォーム

●設計事例の所在地: 
仙台市宮城野区
●面積(坪): 
13.0坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

キッチン、リビングのリフォームである。
室内は光の入らない暗い状態であったが、2階の一部屋を取りはらって吹き抜けとしその下に手づくりのアイランドキッチンを設けた。
フードは左官のトロ舟を逆さに吊るし、排気ダクトは吹き抜けに立ち上げ屋根の上で抜いている。
建て主の希望どうり、人の集まる家にすることができた。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

予算的な制約を逆手にとり、手づくり感のあるリフォームを実現している。そして、床は無垢材を採用、アイランドキッチンには食洗機を組み込むなど快適性にも配慮している。

その他の画像: 

shohji -二つの中庭を持つ、旗竿敷地の家-

●設計事例の所在地: 
京都府宇治市
●面積(坪): 
42
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

DKゾーンとなります。
ダイニングは造り付けのベンチ形式とし、それと同じ素材を同じ高さで左方のデッキ空間へと繋げていっています。
気候の良い季節には開口部を開け放つとダイニング空間とデッキ空間は一体化し、内外空間の境界を曖昧にしつつ、広がりを生み出してくれます。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

所謂「旗竿敷地」と言われる四周を建物に囲まれた土地で、更に実質的に建物を建てられるエリアとしては10m×12m程の決して広くない状況の中で、「周辺の視線を気にせず開放的な空間を確保して欲しい」というご要望からスタートした住宅です。
また、「和」を好まれる若夫婦で、「和テイスト」を組み込んだデザインを要望されていました。
建物名となっている「shohji」は、障子を多用したいというお施主様のご要望を、そのまま建物名にしたものです。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

コンペ形式の案件で、数社のプランの中から当社に決めて頂きました。
他社との違いは「空間の開放性だった」旨、お聞きしています。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

限られた敷地の中で、2つの外部空間を立体的に組み込み、内部空間との連続性により実空間よりも広がりを感じる建物となっています。
また四周を囲まれた条件の中プライバシーを確保されたLDK空間は、光と風を呼び込みつつも外部の視線からは遮断されており、伸びやかで開放的な生活を生み出しています。

依頼者の声: 

「このような悪条件の土地に、こんなに明るく開放的な空間が出来るとは思いもよりませんでした。想像を超える提案に、やはり建築家に依頼して良かったと思っています」とのお言葉を頂戴致しました^^!

その他の画像: 

ダイニングの造り付けベンチから2階の中庭デッキを見たアングルです。
ダイニングベンチと同じ高さのデッキはサッシュを開け放すと一体化し
内部空間と外部空間との境界が曖昧になり、視覚的な広がりを生み出します。
写真左手はダイニング空間から2段程下がったエリアとなっており
ベンチの延長がスタディースペースのデスク機能となっています。
デッキ空間の先に見えるのは、自分の家の壁面ですので、周辺からの視線を気にすることなく
このような状態で生活が可能となります。

リビング空間も中庭越しに光は燦燦と降り注ぎますが
視線の先にあるのは自分の家の壁だけです。
プライバシー確保の為のレースのカーテン等は不要です!

奥に見える躙り口のような小さな扉は、離れ空間の入口です。
リビングから一度外に出てアプローチします。
42坪の家の中に組み込まれた2階レベルの「立体離れ」空間です。

「離れ」空間へのアプローチです。
下を見下ろすと、1階部分の中庭が見えます。

リビングや離れへのアプローチから見える中庭です。

「離れ」空間の内部です。
僅か1.5帖の空間ですので、カメラで全容を収める事が出来ませんが・・・。

この家の名前にもなっている障子部分です。
普段は引き込まれているのですが、ダイニングとリビングを仕切る必要がある時等に
引き出してきて障子壁を形成します。
障子の裏から光が当たるような照明配置としていますので
家の中に光壁が出現したような雰囲気を創り出す事が可能となります。

路地空間から見たファサードです。
駐車スペースを奥まで引き込んでおりますので
その上部空間を有効に活用する為に、2階部分は2mの片持ちで支えています。
一見すると鉄骨造の建物に見えるのですが、架構の工夫で木造で成立させています。

S-431、登り梁への変更による費用アップについての目安は?(静岡県)

ユーザー ミルク の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
静岡県
現住所‐郡市区町村: 
駿東郡長泉町
ご相談の内容: 

現在、図面確定に向けて検討中の施主です。
 
木造住宅 2階登り梁への変更による費用アップについての目安。
間口5間(東西)、奥行3間(南北)の総2階です。
 
太陽光パネルを一面に張る為、南に傾斜した片流れのガルバリウム屋根にしました。
片流れによりできた空間を活用する為、2階のダイニングキッチン部分(東西3.5間×北側2間)を勾配天井にする事にしました。しかし、小屋組みのごちゃごちゃした感じが露出するのが嫌で、特に小屋束が思っていたより多く、登り梁に変更したいと考えています。
 
どのくらいコストアップになるのものでしょうか?材は米松か集成材になります。
もし100万円違うなら諦めようと思っています。
 
 
担当のローコストのハウスメーカーでは経験が無く目安も分からないと言っており、正式に図面を引いてプレカットメーカーに依頼に出すのですが、問題はこのハウスメーカーが駆け込みキャンペーンで完全にキャパを超えてしまっており、見積りをだすのに1ヵ月程かかる会社なのです。既に2回見積りを出していて、時間的に次の見積りで最後にしたいと思っており、登り梁以外の仕様はほぼ固まっているのです。





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投稿者: 
匿名ユーザー (未認証ユーザー)

●建築士資格の詐称

耐震偽装事件を契機に国交省が調べたところ、資格詐称など“ニセ一級建築士”の横行が
明るみに出ています。

大手ハウスメーカーに、ニセ建築士が勤務していたことも報道されました。
入社時に確認しなかったか、改ざんした免許証にだまされたのでしょう。
大企業だからといって安心は禁物です。

耐震偽装事件後の法改正で、「建築設計・監理業務委託契約」を締結する際には、責任者(管理建築士)
が建築士免許証を提示して重要事項説明書などを使って契約内容を説明することになっています。

●建設業登録をせずに工事を請負う“モグリ”建設業者

【建設業法第3条、同施行令第1条の2】
 工事1件の請負代金の額が建築一式工事にあっては1千5百万円に満たない工事又は延べ面積が
150㎡に満たない木造住宅工事、建築一式工事以外の建設工事にあたっては5百万円に満たない工事を
除き「建設業の許可」を受けなければならない。(正確には条文をお読み下さい。)

 よみかえると、延べ面積が150㎡(約45坪)を超える木造住宅工事で請負代金5百万円を超える場合、
非登録業者は工事を請負うことができません。
登録していなければ、建築士や建築施工管理技士もおそらくいないでしょう。
つまり、日曜大工程度の工事以外は、登録業者に頼むべきでしょう。

*無登録の悪質リフォーム業者が高齢の女性を騙して、5百万円未満の契約を数ヶ月ごとに
複数回繰り返していた事件もありました。

●契約する前に確認しておきたいこと

◎建築士事務所(一級・二級・木造建築士事務所)登録
 閲覧場所:(一社)日本建築士事務所協会連合会 http://www.njr.or.jp/
      及び都道府県の建築士事務所協会(上記でわかります)
 閲覧項目:建築士事務所の名称、所在地、一級、二級、木造の別、開設者、管理建築士

【建築士法第23条】
 他人の求めに応じ報酬を得て、設計、工事監理、建築工事契約に関する事務、建築工事の指導監督、
建築物に関する調査若しくは鑑定又は建築物の建築に関する法令若しくは条例の規定に基づく手続き
の代理を業として行おうとするときは、一級建築士事務所、二級建築士事務所又は木造建築士事務所
を定めて、その建築士事務所について、都道府県知事の登録を受けなければならない(一部略)。

 建設会社(ゼネコン、ハウスメーカー)も設計を外注する場合を除き、社内建築士事務所を登録して
います(例:A建設一級建築士事務所、Bハウス一級建築士事務所)。

 なお、管理建築士は、建築士事務所の建築関係法令に責任を持つ立場ですから、登録された事業所に
専任(常駐)することが求められています。ところがいない可能性(名義借り)もあります。
耐震偽装事件で発覚した名義貸し(借り)を期に「日経アーキテクチュア」誌などのWEBサイト
Kenplatzが読者(多くが建築・土木技術者)アンケートを行った結果、多くの名義貸し(借り)の実態が
明らかになっています。

【建築士法第24条3項】
 管理建築士は、その建築士事務所の業務に係る技術的事項を総括し、その者と建築士事務所の開設者
が異なる場合においては、建築士事務所の開設者に対し、技術的観点からその業務が円滑かつ適正に
行われるよう必要な意見を述べるものとする。
(筆者注:「開設者」とは経営者のことで、中小規模の建築士事務所の多くは、管理建築士と同じ者が
兼任しています。社長が資格を持っていない場合は、分担することになります。)

*ご参考 耐震偽装事件の深層( http://archi-journal.com/ )  第一章
 1−05.「国交省 出し渋った21件のリスト公表」
     【コラム/「名義貸し実態調査」のあきれた内容】

◎建築士(一級・二級・木造建築士)登録(個人)
 閲覧場所:(公社)日本建築士会連合会 http://www.kenchikushikai.or.jp
      及び都道府県の建築士会(上記でわかります)
 閲覧項目:登録番号、登録年月日、氏名、生年月日、性別、建築士試験合格年月、合格証番号、
      処分履歴、法定講習履歴(以下略) (住所や連絡先がわかるものではありません)

【建築士法第3条、第3条の2、第3条の3】には
 一級(二級、木造)建築士でなければできない設計又は工事監理について規定されています。
用途や規模ごとに定められています。法律上一級建築士は、全て設計してもよいことになっています。

◎建設業者登録
 国土交通省 建設業者・宅建業者等企業情報検索システム
 http://etsuran.mlit.go.jp/TAKKEN/kensetuInit.do

*註:
 登録名簿に載っていることと、閲覧団体の会員であることとは無関係です。
 実は団体に加入していない建築士の方が多いのです。
 弁護士は各地の弁護士会に所属せずに業務は行えないことになっているのですが、
 建築士が建築士会に入会することは義務付けられてはいません。(江口 征男)

 次回は、《建築士、建築家、設計者 どう違うのか》を書く予定です。

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