RCと木造を組み合わせて傾斜地に対応する
傾斜地に住宅を建てる場合、一般的に擁壁を造ります。
そこに盛土をして平坦にならします。
その上にごく一般的な家を建てるという場合が多いようです。
この場合、造成工事はとても高くついてしまいます。
できるだけ傾斜地をそのままにして家を建てるほうが工事費は安くなります。
傾斜地にそのまま家を建てようとする場合、平坦な地盤に比べて建物と地面が接する部分が大きくなります。木造部分が地面と接すると、防水面や耐久性で問題があります。
必然的に傾斜地では土に触れる部分がRC造・それ以外の部分を木造というふうに組み合わせて対応することが多いです。
このように違う構造を組み合わせた構造を混構造と呼んでいます。
混構造に標準で対応しているハウスメーカーは私の知る限りありません。
このページではRC造と木造を組み合わせて傾斜地に対応した事例を紹介します。
(株)アーキテクト憧の「I-house 水平線の家」
敷地は長崎佐世保市内の佐世保湾沿いに走る道路に面しており、前面道路と高低差がある海に向かって開かれた傾斜地です。
佐藤さんは敷地の形状を生かして建築するために傾斜地に合わせて建築の計画を進めました。
敷地の形状を造成工事などで変えずに調和させる為に1階部分は壁式鉄筋コンクリート造とし、前面道路より低い傾斜地に配置して、その上に2階と3階を在来木軸組面剛性工法で住宅が海と空に突出す様なフロアー構成としました。
道路側の2階、3階部分は極力開口部を造らずにデザインし、青い海と青い空を背景に造形的に見えて、自然の背景の中でシンプルで、かつ大胆なデザインを目指しました。
また、オートバイと自然の風景を見ながら生活したいというI様の為に1階のRC造部分にオートバイでそのまま室内に進入できるホビールームを設け、天候に左右されることもなく趣味に没頭できる部屋を計画しました。
住宅に訪れた人たちの視界は海側に解放された窓から広がる青い海と青い空に誘導され、豊かな自然を感じ、開放感のある空間で緩やかなひとときを満喫できる住宅になっています。
どの事例もRC造と木造を上手に組み合わせることで傾斜地に対応しています。
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