ユーザー TAM建築設計室 新井敏洋 の写真

建物が出来てもまだまだ手続きなどの作業があります。
工事は分離発注のため、各職人さん達にお願いしている工事が終了するごとに精算をしているのですが、最後に残った職人さんたちのものはまだ手元に届いておりません。
設計見積をたて、各職人さん達に目を通していただき大丈夫だろうというお墨付きがあっても、現場では様々なことがあるので不安はあります。
各職人さんたちには事あるごとに工事金額の念押しは欠かしません。
今朝も登記手続きがあるためと催促と念押しの連絡です。
分離発注のため工事引渡証明書はなく、請求書と払込書で所有権証明をします。

さて、その登記は表題登記と保存登記があります。
8年ほど前に自宅を建てた時も自分で行いましたが、
その時は自分で登記を行うWEB解説はほとんど無く、法務局も相談窓口などなく手続き窓口で聞きながら用紙を整えました。
窓口なのでいい顔はしませんでしたが、2つ合わせて3回ほどで終了したと思います。
それ以降、クライアントさんにその話をすると自分でやって見たいということで、図面書きのお手伝いをしています。お手のものです。

今回の図面はCADにしました。手描きより簡単です。
最近この土地の所有権移転を行ったのですが、相談員の方が丁寧にまとめてくれます。
堤出はその場所の法務局ですが、相談は事務所近くの法務局です。
そして、必要書類を郵送するだけ。
20年ほど前には税理士さんを通じて手続きを行ったのですがどうしてこんなにと言う費用でした。

完了検査申請書は整地工事完了時に堤出しました。
工事が終了すれば私共は職人から住人になるので、なるべく休日に行くようにしたいものです。
主事さんの計らいで、検査で問題なければ済証を当日発行してもらえます。
住居表示は無い地区のため、手続きは無く、住宅用家屋証明申請を手続きし証明証発行は10分程度との事なので1日で全てできる予定です。
余った時間は荷物の運び込み(4号建物は検査の邪魔にならなければ問題ありません。)とネットで購入した設備備品の取付け、晴れていれば浴室木製椅子の塗装も可能かと思います。

表題登記費用は住民票取得以外の費用は発生しません。住民票は所有権移転に使用したものがあり強いて言えば郵送の書留費用。
保存登記は家屋証明書を取るので、登録免許税軽減で3,700円と郵送料と言ったところ。

しかしながら、今回不動産取得税の軽減の受けられない30平米、下地現し住宅なので登記査定のポイントが下がるような対応するしか無いか・・・と思います。

・・・しか無いか?・・・
鹿の足あとを整地の際に製作鹿よけ塀の内側で発見。
・・・鹿有った。・・・

「OUR CABIN OUR DIY」
静岡県十里木高原の小屋作りに奮闘しています。
ご興味が有りましたら是非お読み下さい。
http://blogs.yahoo.co.jp/tamworkroom/folder/1104504.html

下地現しの内部、さてどんな評価額がつくか・・・
梁の鉛筆跡は大工さんの切り忘れ記念、私の確認漏れ記念。

鹿足跡有った、また帰りに出遭った。

おゆみ野の家

●設計事例の所在地: 
千葉県千葉市
●面積(坪): 
44.3坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

屋根緑化や効率的な風の通り道の計画、床下からの暖房による穏やかな温熱環境の実現など、環境に配慮した住まいです。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

・ 家族の気配が感じられ、6人が楽しく平穏に暮らせる温かい住まいにして欲しい
・ リビングダイニングを中心とした明るく開放的な空間にして欲しい
・空の色、雨の音、心地よい風、冬の陽光など時間の移ろいが分かる住まいにして欲しい
・フレキシブルなプランニングとシンプルな飽きの来ないデザインにして欲しい

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

設計当初ほとんどが空き地の新しい分譲住宅地で、周囲にどのような建物が建築されるかわからない状況での計画になりました。そこで、どの様な状況にも対応できるようにプライバシーを考慮しつつ、外部に開き環境を意識したプランニングを提案しました。

屋根緑化や効率的な風の通り道の計画、床下からの暖房による穏やかな温熱環境の実現など、環境に配慮した住まいです。
また、床下及び小屋裏に点検口を設置し、全ての床下と小屋裏の点検を可能にしました。メンテナンスを考慮することで、快適な住空間を持続させ、経済的にも環境的にもエコになる思案しました。

時間や季節の移ろいを感じなが暮らす中で、子供たちを含め家族の環境への意識が変化してき、今では子供たちも積極的に冷暖房機のスイッチを切り、家族で冷暖房機に頼らない暮らしをしています。

その他の画像: 
ユーザー 株式会社スタジオ・ノア 森 信人 の写真

ここでは木造住宅の1階のリビングを土間にした事例をご紹介致します

庭は擁壁も床もコンクリートです。
小さな段差と同じ仕上げで室内と連続しています。

リビングと庭はと大きな開口で連続しています。
犬を飼っても大丈夫そうですね。
擁壁の向こうは公園ですが、覗かれる心配もありません。

突き当りは浴室ですが左の引戸の裏にはキッチンが隠されています。
天井も約3mと高く、シンプルな空間には可能性を感じます。

家具が置かれた状態です。
まさにスタイリッシュなインテリアショップの情景ですね。

情報交換や異文化交流ができるような共用スペースのあるホテル・加藤淳一建築設計事務所 加藤淳一さん


 
ホテルの形態には様々なものがあります。
まずはどのような客層に対してどのようなホテルサービスを行うのか、明確な方向性を決める事が重要です。
ホテルについて加藤淳一建築設計事務所 加藤淳一さんに伺いました。

お話を伺った建築家

 

ユーザー 加藤淳一建築設計事務所 加藤淳一 の写真
大津市大萱1-7-3-1208
077-544-1963

ホテルの平面計画で注意しているポイントを教えて下さい

オーナーの考え方や運営方針を基本設計の段階から共有し、運営コンセプトに合わせた平面計画が重要だと考えます。
 
「ピースホステル京都」の場合は、インバウンドの若い旅行者をメインの客層とした上で宿泊客同士が情報交換や異文化交流ができるような共用スペースを充実させるという事がコンセプトでしたので、客室面積と客室内の付帯設備を最小限に抑えて、その分エントランスラウンジや屋外テラス等の共用スペースに面積とデザインを集中させました。
 

ホテルのデザインで注意しているポイントを教えて下さい

 
ホテルの印象を決める最も重要な要素は人によるサービスだと思います。
しかし客室単価を下げてカジュアルに利用してもらう事を目指す場合、どうしても人的サービスを抑える必要があります。
 
その場合ホテルの印象を左右するのはやはり空間のデザインです。
それは必ずしもお金をかけて豪華にするという事ではなく、デザインの力によって他とは違う特別な印象や体験を宿泊客に与える事だと考えています。
 

 

ホテルの客室設計で注意しているポイントを教えて下さい

 
「ピースホステル京都」の場合、敷地に余裕が無い中で共用スペースを十分に確保しながら収益上必要な客室数を確保する為、客室面積は旅館業法の最低面積に近いものとする必要がありました。
その為、客室の衛生設備は洗面台のみとし、トイレやシャワーは各フロア毎に共用としました。
非常に空間要素の少ない客室の計画において、可能な限りシンプルな空間を目指して機能性と快適性を追求しました。
 
また、客室内を有効に利用する為、客室フロアの構造はRC壁式構造として、客室内に柱型が全く出ないようにしました。
一方1階共用スペースはできるだけ開放的なスペースにする為、1階の構造はRCラーメン構造としています。
 

 

ホテルの共用部の設計で注意しているポイントを教えて下さい

 
「滞在型」のホテルとは対照的に、このホテルは宿泊客が「京都」という街に出かけて、各自が様々な体験(食事、イベント、買い物等)をホテルに持ち帰って情報交換をするような場所となる事を目指して計画しました。
 
その為には共用スペース全てが情報交換をする為の「交流の場」となる事を意識してデザインしており、宿泊客同士のみならず宿泊客と地域住民との交流も視野に入れたオープンな共用スペースとなっています。
具体的には、1階に設けられた共用のキッチン・ダイニングスペースは、宿泊客が自国の料理を作ったり、街で仕入れた珍しい食べ物を他の宿泊客とシェアしながら「食事」という情報ツールを介してコミュニケーションを誘発する場所となっていますし、同じく1階バーラウンジは、昼はカフェ、夜はバーとして宿泊客以外の人も気軽に利用できるスペースとなっているので、地元の利用者にも「街のリビングスペース」として活用してもらう事が狙いです。
 

 

ホテル設計を貴社に依頼するメリットを教えて下さい。

 
ホテルの設計は運営者との綿密なコミュニケーションが欠かせません。
運営者との対話を最重要とした上で、我々が得意とするのは規模の大小に関わらず、単に「泊まる」という行為だけでは無く、その場所でしかできないプラスアルファの「体験」を宿泊客が得られるような空間をデザインする事です。
 

ピースホステル京都はホステルという名称になっていますが、一般的なホテルとは違うのでしょうか?

 
「ホステル」は「ゲストハウス」とも言いますが厳密な定義は無く、旅館業法上の分類では「ホテル営業」ではなく「簡易宿所営業」となります。
 
海外ではホステルという業態が確立しており、ホステル専用のブッキングサイトなども存在します。
低価格で「ドミトリー」といった大部屋があるのも形式上の特徴ですが、何よりも宿泊客同士の交流やコミュニケーションを重視している事がホテルとの最大の違いだと言えます。
 

 

ホテルの改修などもやっていただけるのでしょうか?

 
もちろんやります。
ただし現状の建物の状態や使用用途によっては、大幅な補修や補強が必要になったり、申請等の手続きに時間がかかる場合がありますので、十分な事前調査が必要です。
 

土地購入前の相談にものっていただけますか?

 
土地購入前からオーナー様と設計者が運営コンセプトを元に建物のボリュームと事業収支のシミュレーションをしておく事で、土地購入後の計画がよりスムーズに進みます。
 

ホテルを建てたい方になにかアドバイスがありましたら お願いします。

 
ホテルの形態には様々なものがあります。まずはどのような客層に対してどのようなホテルサービスを行うのか、明確な方向性を決める事が重要だと思います。
それが明確化して初めてその為にはどのような空間が必要か、そこでどのようなアクティビティが可能かが決まってくると思います。
 

加藤淳一建築設計事務所 加藤淳一さんのホテル・設計事例

  

画像 建物の名称 紹介文
ピースホステル京都

インバウンドの若い旅行者を主な客層として計画された客室数50室のホテル。「交流型」ホテルをコンセプトに、各客室は最低限の広さと設備に抑える事で、宿泊スペースと同規模の共用スペースを確保し、旅行者同士の情報交換や交流が促される事を期待した。

ユーザー 株式会社スタジオ・ノア 森 信人 の写真

土間はフローリングと違ってスタイリッシュなイメージをもっています。
家具ショップなどを連想させるからでしょうか。
木造住宅の1階の寝室を土間にした事例をご紹介致します。

玄関とは5㎝の段差で土間が連続しています。
この段差が砂や雨の侵入を押さえてくれます。
床は防塵撥水剤が施してあります。

洗面、浴室もワンルームの中に見渡せます。
お風呂を使うときだけカーテンで仕切られます。
普段の開放感が生活をシンプルに変えてくれます。

左の壁は全て収納で大きな引戸で隠れています。
奥は寝室で上部の窓が明るさと安心感を与えてくれます。
土間は地面と接しているため冬でも思ったよりずっと暖かく感じました。

ユーザー 株式会社スタジオ・ノア 森 信人 の写真

家事室とはすべてのお宅にある訳ではありません。
そもそも家事に部屋が必要かということになりますね。
事例では在宅の仕事がある主婦のための部屋といった位置づけが多いようです。

ここは奥様がインテリアコーディネーターの方です。
自然光で色が見られる明るい作りで、サンプルを広げられるように3.5mの長さのカウンターがついています。後ろはカタログ棚とエアコンが組み込まれています。
天井には洗濯物が掛けられるフックがついており、トップライトの自然光かエアコンの除湿で物干し室も兼ねています。

こちらはフリーのライターの奥様ですが、なんと机の長さは6mもあります。
一人で使うというより家族みんなの共有スペースという感じです。
手前にはテレビがあり椅子の向きを変えて見るリビング兼用スペースです。
後ろにDKがあります。

こちらもリビングの一角にありますが、完璧な書斎コーナーですね。
この方もフリーのライターですが皆さん自宅で出来る仕事をお持ちの方々には必須の空間のようです。

ユーザー 建もの探訪ファン の写真
建もの探訪ファン
感想: 

こうも雨が続くと、エネルギー有り余る子のお相手に、
かーさんはぐったりです。
 
             ◇ ◇ ◇
 
今回の建ものは「愛車と愛犬と空中リビング」。
http://www.tv-asahi.co.jp/tatemono/backnumber/#!/2015/32
夫婦とワンワン、新旧2台のフィアット500のための家。
 
タスエス、タスエス、、、。
設計を担当した事務所と建築家の名前に覚えがあった。
そうそう、東京中央区に建てられた、窓が個性的に配されたお家を設計したところ。

同じアイディアのパーツは見当たらなかったけれど、
垢抜けた都会的な雰囲気は、なるほど、一緒だね。
http://www.tv-asahi.co.jp/tatemono/backnumber/#!/2015/25
こうして続けて番組を見ていると、以前に作品を見た建築家の作品に巡り会う。
知り合いにばったり会ったような気持ちになって、ちょっと嬉しい。
 
             ◇ ◇ ◇
 
こういうふうに、愛車愛犬と暮らせたらいいなと思う。 
ご夫婦と2台のフィアット、ご夫婦と愛犬の関係は、なんだかとっても微笑ましい。
特に愛車との関係は、こんなふうだったらいいなと思った。
 
2台のフィアット。
旧型の方は、ご主人の趣味用。
上下開閉できる扉のある小さなガレージにすっぽり収まっている。
そのガレージ、扉を閉めてしまえば、本当に小さな「趣味部屋」みたい。
壁には普通の部屋と同じように好きな絵やオブジェが飾ってあったりする。
私に車の趣味はないけれど、愛車をメンテナンスしたり磨いたりする楽しみは、
私が知る、楽器を練習するのと全く同じなんだなと、その楽しさがよく理解できた。
 
新型の方は、これまた「車庫」とは言いたくないような
いい場所に収まっている。
このお家は、切妻屋根の家を2つに切り離して橋をかけ、
その橋の上がリビングとお風呂、
そしてその橋の下が、新型フィアットの居場所になっている。
この橋の下の駐車スペースの奥には、渡り廊下のような予備室があって、
車庫に面したガラス扉を全開にすれば、愛車はぐっと近く感じられる。
壁は、建物の中と同じ真っ白な丸い小さなタイルが貼られている。
橋の下の駐車スペースは、明るいテラスのような、開けた庭のような、
第二の玄関のような存在なのだ。
街に開いていて、入れば囲まれた安心感があって、光がたっぷり入って風が抜ける。
きっと、車庫、そういう意識で計画されたわけじゃないのだと思う。
こんないい場所に車が居座っているわけだけれど、
ここに車があるからもっと楽しいし、もっとお洒落だと思える。
 
              ◇ ◇ ◇
 
今回は、駐車スペースを素敵だなと思えたことが、とっても嬉しかった。
 
これまで番組で見た建物の中には、車庫が建物に組み込まれているものはいくつもあった。
車庫と玄関が隣り合ったり一体になったり、
リビングやダイニング・キッチンと隣り合わせになったりしているものもあった。
愛車を眺めるためのスペースが作られたものもあった。
でもやっぱり、玄関の顔がいまひとつ素敵じゃなかったり、
リビングやイニング・キッチンに愛車を引き込んだというよりは
薄暗い車庫の中でくつろぐ、ごはんを食べる、という雰囲気だったりした。
 
近所を歩いても、大概の家の駐車スペースは、
そのコンクリートと屋根が、建物の姿やお庭を台無しにしているようで
ちょっと寂しくなることが多い。
 
自分達の家づくりのことを考えるにつけても、
見栄えのいい駐車スペースって、どんなのかなあ、
車を楽しく身近に感じられるといいのになあとよく考える。
 
今回紹介されたご夫婦の愛車は、特別絵になる楽しい車。
だから特に「車のある家」の絵が魅力的に見えるのだろうけれど、
こういうふうに車のある暮らしを楽しめるのだ、楽しみたいなと、
とっても明るく思った。

ユーザー 桑原建築設計室 桑原 廣 の写真

日本の民家は、玄関は無く、入口から入った所が、作業場であり、
炊事場と一体的に使われていました。隣の座敷にはいろり等があり、
空間は連続していました。部屋どうしがオープンなので、家族の一体感は
ありました。その後、各部屋が独立して、機能分化していきました。
床はシックイを固めた土を使用していました。
現代では、土間は、玄関に変化して、作業場は、別な場所になりました。
家の玄関は、機能的になり、下足の場所としてしか もちいられなく
なりました。農家はいまでも、大きな玄関がある場合がありますが、
ほとんど、デザインだけで、来客のためには、使用されていません。
写真のように、土間の伝統的な空間をもう一度見直してみても良いのでは
ないでしょうか?玄関に収納や自転車、車椅子等の多機能を
持たせました。大きなスペースでフレキシブルになり、
他の部屋のつながりが良くなります。

玄関土間
ユーザー 三浦尚人建築設計工房 三浦尚人 の写真

家事室とは、字のごとく家の事をするスペースのこと。

建て主さまによって様々な使い方がありますが、私が以前設計した「中庭と坪庭のある家」では奥様からのご要望で所有している本を収納出来る棚と長いカウンターテーブルを設けました。

普段、ここで本を読んだり、パソコンを使ったり、洗濯物を畳んだり、アイロンをかけたりと多目的に利用出来きて奥様がひとりになれる書斎的な要素も含んでいます。

さらには、長いカウンターでお子様も一緒に本を読んだり、お勉強をしたりします。

窓からは、坪庭に植えられたソヨゴの木を眺められます。
この住宅の家事室は、キッチンの裏側に配置して食品庫(パントリー)の隣に配置されているので、動線的にも使いやすいプランとなっています。

家事室は、そこで具体的にどういうことをするスペースなのかをよく考えつつ、動線計画も十分念頭においてプランニングすることが良いでしょう。

ユーザー 三浦尚人建築設計工房 三浦尚人 の写真

土間空間とは、以前は床仕上げをせず、地面の土をそのまま露出して三和土にする空間を意味し、京町家をはじめ地方の古民家などでよく見かけられます。

ただ最近では、三和土ではなくコンクリート金ごて仕上げ、石貼りやタイル貼り、玉砂利の洗い出しなどといった仕上げの土間空間がよく見られますし、私の事務所でもそれらをよく採用しています。

写真にある土間もタイル貼りの玄関土間となっていて、玄関によくある上り框(靴を脱ぐ段差)をあえて設けませんでした。

この住宅は地方都市にあり、近所付き合いの多い建て主様で来客が頻繁にいらっしゃるのですが、この広い玄関土間は靴のままで良いので、このスペースにテーブルと椅子を配置してちょっとしたサロンのような感じをイメージして設計しました。

写真の左側には、玄関土間と同じタイルが貼られた広い中庭があるので、来客とのお喋りも中庭を見ながら楽しめるように演出をしました。

そのほかにも玄関土間がある住宅では、建て主の趣味である自転車を室内である土間空間に置くことにより、大切な自転車を風雨や盗難から守ると同時に、室内でのメンテナンスが可能になったりと便利な空間です。

また赤ちゃんのいらっしゃるお宅ではベビーカーを、ご高齢の方がいらっしゃるお宅では手押し車や車椅子のスペースとしても有効活用出来る空間となります。

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