コンバージョンで低コスト・建て替えに比べて工期を短く・I 設計室 伊藤嘉浩さん


 
コンバージョンは建物の解体・建て替えをすることなく、既存の構造躯体を利用しつつ、新しい用途の建物へ生まれ変わらせる手法です。
低コストで済み、建て替えに比べて工期が短いそうです。
 
コンバージョンについてI 設計室 伊藤嘉浩さんにお話を伺いました。
 

お話を伺った建築家

 

ユーザー I 設計室 伊藤嘉浩 の写真
三重県四日市市本町7-8
059-351-8301

コンバージョンとは何ですか?

 
「コンバージョン(conversion)」とは、既存の建物を用途変更して再生させることです。
 
コンバージョンとともによく聞く言葉に「リノベージョン(renovation)」がありますが、リノベーションには修復、刷新という意味があり、簡単にいうと、柱や梁などの構造躯体以外を全て取り払い、間取り変更を行うような大がかりなリフォームのことです。
 
コンバージョンでは、既存建物をリノベーションして付加価値をつけ、用途を変えて新しく甦らせます。既存建物の構造躯体など使用可能な部分は生かして再生させるため、環境を配慮した建築のあり方として注目されています。
 

 

コンバージョンのメリットとは何ですか?

 
コンバージョンは建物の解体・建て替えをすることなく、既存の構造躯体を利用しつつ、新しい用途の建物へ生まれ変わらせる手法です。
低コストで済み、建て替えに比べて工期が短いことも魅力の一つです。
 

建物をコンバージョンする際に注意しているポイントを教えて下さい。

 
まず、建物に関する現状の綿密な調査が必要です。
法規、構造、設備など法的な問題が使用用途によっていろいろありますので、専門家のアドバイスを受けたほうがいいと思います。
 
コストバランス(掛けるべきところに掛ける)や耐久年数(どのぐらいの期間の使用か)なども考慮して、その建物がコンバージョンに適しているかよく検討しましょう。
 

建物を購入する前の相談にも乗っていただけますか?

 
はい。いろいろな視点でアドバイスさせていただきます。
 

レストラン カルティベイトは倉庫からレストランへのコンバージョンですが、どのような工夫をしましたか?

 
倉庫という環境を明確にしたかったので外観は素のままで、そこに存在していたことの時間の経過をデザインしました。
建物は畑や木々の中にありますので、アプローチの取り方を工夫し、視線の感じ方を木漏れ日の中へイメージするように演出しました。
 
内部はスケルトンの空間を生かして、それぞれの用途を入れ子状の空間に配置しました。
高さがある表情を工夫して、強弱のある空間を演出しました
また、レストランらしくならないように落ち着ける住まい感覚の室内をつくりました。
 
現状の構造チェックをして補強工事をし、断熱性能も悪いので予算内で出来るだけ工夫をしました。
鉄骨の質感を素のままに、やわらかい質感の空間になるように自然素材(無垢の板、シックイなど)を使い、全体のバランスがやさしくなるように工夫しました。
 

 

法律・手続きなどでは苦労した点はありましたか?

 
やはり、古い建物なので確認申請を提出していないとか、用途地域、地目の問題など役所の打ち合わせは大変でした。
スケジュールは役所の打ち合わせの時間を考慮しておいた方がいいです。
 
こちらの場合は、市街化調整区域で確認申請がない状態で農地転用、地目変更、都市計画、建築確認取り直しなど時間は半年ぐらいかかりました。
 

今、お店はどうですか?

 
おかげさまで、オープンしてから5年を迎えました。
ランチタイムは行列のできるお店になっています。
外観はレストランに見えないので、今でも通り過ぎるお客さんがいるそうです。
 

 

I 設計室 伊藤嘉浩さんのコンバージョン・設計事例

  

画像 建物の名称 紹介文
レストラン カルティベイト

RESTAURANT CULTIVATE 「レストラン カルティベイト」
食を耕す 時を耕す レストラン
古い農業用倉庫をリノベーションしてつくりました。
創作中華のレストランです。

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