●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
高低差のデータを正確の把握し、横浜市の条例や諸法規に適合させつつ
最適な地下駐車場の配置、擁壁を最小限にする工夫を行いました。
建築基準法上、駐車場が上の木造部分と一体的な構成になると
三層構造になり、RC造と木造の構造が混在した混構造扱いとなります。
そこで、構造的に縁を切り、工作物と2階建ての木の家という
シンプルな構成とし、構造計算や様々な規制をクリアしました。
2階には広めのオープンテラスを設けて、眼下の川、田畑、丘陵を眺めながら
アウトドアライフを楽しむ生活を提案しました。
畳の生活を望んでいましたので、1段高い4.5畳の和室を設け
椅子座のダイニングリビングとの連続性を高めて
一体的に使えるようにしました。
また、光と風が行き交う解放感を得ようということになり
リビングに吹き抜けを設けました。